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あじあのおんがく

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2021年4月の記事一覧

世界のビッグバンドを巡る旅 part.2 今回は韓国、台湾、香港、シンガポールとアジア圏行ってみたいと思います。ビッグバンドは日本だけのものじゃありません。

はい、ビッグバンドファンです。今日は以前書いた「世界のビッグバンドを巡る旅」の第2弾ということで、今回は韓国、台湾、香港、シンガポールとアジア圏のビッグバンドを巡ってみました。ビッグバンドは日本だけのものじゃありません、ということで行ってみたいと思います。 ちなみに第一弾の記事はこちら Asian Youth Jazz Orchestraについて 実は2015年に日本、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシアからオーディションなどにより選ばれた、総勢28名

【特別編】ブッダマシーン(般若観音)を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。 今回は特別編として、ブッダマシーン(般若観音)を聴いてみた編をお届けします。 62曲に渡る念仏、民謡、仏教ソング、鐘の音など、多種多様な救済ミュージック。 摩訶不思議な世界観と空耳が織りなす、幸福と安らぎ。 是非読んでみて、聴いてみて下さい! 1.心经 神々しくも大地のパワーを感じる。中華街で聴いたことある気がする。曲の展開が一瞬シリアスになるところ良い。「シャンシャンシンシン〜♪」の語感とても爽やか。後半の甲高い笛、高原を想起させるよう

台湾的音楽 ポップミュージックに社会的テーマが入ることを考えてみた

台湾の楽曲をアレコレと調べたり聴いたりしていると、ちょっとびっくりすることがあります。それが、台湾の楽曲は社会的なテーマで歌う作品が結構あるんだなということ。 最初に知ったのはABAO(阿爆)と 李英宏 aka Dj Didilong がコラボしているこの曲。 「無奈 tjakudain」 2019年リリース『kinakaian 母親的舌頭』収録。 台湾は、多民族国家であることを感じる曲です。 R&Bにラップが乗って、すごくグルーヴ感もあってカッコいい音だなと思っていま

Withコロナ時代のアジアビジネス入門㊵「モンゴルのヒップホップが熱すぎる」@『Mongolian Bling(モンゴリアン・ブリング)』

ヒップホップはモンゴルが発祥?  頭で描いていたモンゴルのイメージが粉々になるぐらい驚きました。  <ヒップホップはモンゴルが発祥です。伝統民謡にある語り口調が、米国に伝わりラップになった>  モンゴルのヒップホップドキュメンタリー(youtube→)『Mongolian Bling(モンゴリアン・ブリング)』(2012年)に登場する民族衣装の中年の男性がこう語りました。ドキュメンタリーは首都・ウランバートルの若者たちに焦点を当て、ラッパーを目指して初めてのアルバム制作に挑む

ベトナムのアヴァン・ポップトリオ、Quyechがソンラ省の大自然の中撮影されたMV『CHO』を公開

こんにちは、midizine編集部です。2021年4月18日(日)、ハノイ(ベトナム)を拠点に活動するアヴァンポップ・トリオのQuyech(クエック)が4thシングル『CHO』のMVをリリースしました。 「Cho」とはベトナム語で「待つ」を意味します。歌詞の翻訳がまだなく、アーティストもあまり説明をしないので、ここからは編集部の解釈となります。 作詞作曲を担当しているギタリストのDuc(ドゥック)が川べりで寝そべったままギターをかき鳴らしたり、出演モデルのQuynh Ng