見出し画像

年商1億円未満の会社に経理はいらない

皆さんこんにちは!

今日はスタートアップや個人事業主の方々が
意外と悩んでいるテーマについて、切り込んで行きたいと思います!

内容は「創業してから、どのタイミングで経理メンバーを雇うかどうか」についてです。

経理は会社には必須の機能です。しかし創業フェーズの会社に資金的な余裕はありません。このジレンマをどう乗り越えるべきなのか…?

先に僕の結論を述べます!僕は年商1億円未満の会社であれば、専任の経理担当者はいらないと考えています!

※奇跡的に超優秀な経理経験がある経理担当者が雇用できれば話は別ですが、そんなケースはレアなので、こう考えました

SoLaboでは、起業したての方や、年商1億円~100億円規模に至るまで、
数千社におよぶ財務・マーケ支援をしてきました。

特に融資支援の実績は6,000件を超えています。

その過程で確信することができました!年商1億円未満の企業にとって、
経理人材を採用することはリスク・デメリットがとても大きい
です!


なぜ年商1億円未満の企業に経理専任担当がいらないのか?

一言で言えば、そんな余裕はないからです!

年商1億円未満の会社であれば、まずは生き残りが第一優先になることが多いです。どの会社も売上・利益を作ることに必死になっています。

その段階で経理を採用することは、おすすめできません!

創業初期~年商1億円未満の会社でよくある失敗事例

などなど、創業初期~年商1億円未満の会社は大切な経理業務に注力できず、状況が悪くなっているケースがものすごく多いです。

経理業務は、会社にとってものすごく大事な業務です。ただ創業初期は売上をあげることが優先になりやすく、上記の失敗をしてしまう会社がものすごく多いんです。

※創業後、数年経過したタイミングで経理業務の重要性を認識する方は多いのですが、創業初期はなかなか重要性に気づけず後回しになってしまうのです。僕もその1人でした。。。

また経理に泣かされて資金調達失敗も・・・。

起業すると、多くの経営者は融資を利用します。
融資を受ける際に、決算書や、直近の試算表を求められます。求められた資料がなかなか提出できなかったり、提出した書類について質問されても、回答できないことが多いと金融機関も不安になり、積極的には融資をしてくれなくなります。

経理がうまく運用できていなかった結果、融資失敗となり、思うような経営ができないケースもあります。

他にも属人化の結果、横領リスクがあります。

本来の管理部の最適な運用は、
経理担当 1名以上
財務担当 1名以上
経理担当と財務担当を管理するCFOが1名
上記で運用します。この運用をすることで、横領リスクが軽減します。

ただ、1億円未満の会社であれば、上記のメンバー構成で対応することは現実的ではありません。雇用できたとしても、最大で1名でしょう。

1名に依存してしまうため、その方は横領しようと思えば簡単に横領できてしまいます。

毎年1~2名の経営者から横領された・・・
という連絡を頂くのですが、これは1名に属人化させてしまった結果です。

もちろん一人に任せても、横領しない方がほとんどです。ただ何が起こるかわからないので、1名に依存する運営は最適とは言えません。

では創業初期~年商1億円未満の会社はどうするべきなのか?

「経理は雇ってはいけない」と言っても
経理の機能は欠かすことができません。

そのため1番のおすすめは信頼できる会社に外注することです。
最低限のコストで、長期的に安定した状態を作っていくことが重要です。

ここで言う「長期的な安定」には2つの意味が込められています。

1つ目は、目の前の経理業務を安定して回していくこと。これは言わずもがなだと思います。

重要なのが2つ目で、未来のために経理業務のワークフローを固めることです。

ワークフローを固める際に意識してほしいのが、そのワークフローは生産性が高い状態か否かです。生産性が高いワークフローを構築することがものすごく大事です。

経理担当者と社内でワークフローを均一化しようとすると骨が折れます。
しかし信頼できる外注先と一緒であれば、十分可能です。

外注先は経理業務のプロフェッショナルで、豊富な知見を持っているからです。

少し大変な思いをしたとしても、ここは絶対にやるべきポイントです!
創業初期段階で均一化しておかないと、成長期に痛い目を見てしまいます。

仮に事業が軌道に乗って「こっから一気に拡大していこう!」と思っても
煩雑で整理されていない経理機能が、成長の足を引っ張ります。

ある程度組織化された後に、煩雑な経理業務を均一化するのは、とても骨が折れるんです。

実際に、僕は今までいろいろな会社を見てきましたが
伸びている会社は、初期段階である程度経理業務を均一化していました。

一方で苦戦している会社は、経理業務が均一化されていないことが多かったです。

ここまで偉そうなことを言ってしまいましたが、僕自身も経理で失敗した経営者の1人です。売上優先で経理を後回しにしていた結果、資料がなかなか出てこずに経営判断が遅れたこともありますし、多額の売掛金の未回収が出てしまったこともあります。

僕自身の失敗経験や、相談してくださる方々を見ても、年商1億円未満の会社は経理を後回しにして後悔しているケースがものすごく多いです。

だからこそ
創業初期~年商1億円未満は、経理の外注をうまく活用する!!

自社メンバーには、必要最低限の経理業務のみが残る状態に!!
絶対にこれがおすすめです!

以上!
「年商1億円未満の会社に経理はいらない!」というブログでした!

皆さんの役に立っている内容であれば嬉しいです!

株式会社SoLabo代表取締役。日本政策金融公庫の融資支援実績1600件以上。税理士有資格者 3つのメディア運営▶︎創業融資ガイド、inQup、資金調達ノート/3つのメディアで月間60万PV