「フツウ」って嫌な言葉

普通、ってなんでしょうね？

人それぞれ、見た目も性格も感性も違うのが当たり前なのに、学校や社会では「普通はこうだよね」みたいなの、今でも普通に言われますよね（笑）。

私は、凸凹気質の小６の娘に、いつも「普通になるな」って言ってます。おもしろくないから。

もともと、彼女はいわゆる「普通」ではないけれど！

私自身も、もし自分への評価が「普通ですね」って言われたら、いっちばん嫌だなぁ。だって、どこにも引っ掛からないってことですからね、普通って。全然おもしろくなーい！

これだけ多様性だなんだと言われる社会になっても、日本は集団主義で目立ちすぎも目立たなすぎもしないのが無難に生きるコツなのかもしれませんが、そんなの自分自身の人生を生きているとは言えない。

だいたい、Ａさんが感じる「普通」とＢさんが感じる「普通」って、同じなんでしょうか？たぶん違いますよね。だって、ロボットじゃないんだから！

「これが、自分にとっての普通だ」ってのを自分が自分で感じて理解して、それが他と違おうが当たり前として受け止めて、かといって周りにそれを押し付けることをするでもなく、普通に生きる。（普通って言葉、便利だわ…笑）

ま、人によっては悪魔的なことまで「自分の普通」って感じる人がいるかもしれないけれど、それで他人を傷つけてはいけません。それは、社会のルールだからね。でも私は、自分自身のなかで、思ってるだけならいいと思ってます。そういう人は、かなり生きづらいと思うけど。

とにかく「フツウにはなるな」と子どもに言う母親は、いわゆる普通の母親ではないんだろうなと思いつつ、今日も母親業やっております。