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いち早く「3密」に気が付いた日本政府は優秀だと思う。

日本政府は世界に先駆けて新型コロナウイルスに関して「3密」を避けることに気が付きました。これはWHOでも「3Cs」として世界共通のものとなりました。

このことは日本のクラスター追跡班によるところが大きいです。ではなぜ日本のクラスター班は新型コロナウイルスにおいて「3密」で感染しやすいということにたどり着けたのでしょうか。

日本はPCR検査を全的に信用しなかった

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現在、日本では第二派と思われる新型コロナウイルス感染者の急増に見舞われていますが、これも日本ならば克服できると楽観視しています。それは、日本の新型コロナウイルス感染に関わっている人たちが優秀で信ずるに十分たり得るからです。それは第一派のときに証明されたのではないでしょうか。

日本はそもそも、むやみやたらにPCR検査に頼りませんでした。それが新型コロナウイルスの無益な感染拡大を防いだといえます。というのも、PCR検査をしているところに人が押し寄せてそれこそ「3密」の状態を敢えて作り出してしまい、いらぬ感染拡大を招かなかったことはイタリアなどの例を鑑みれば、火を見るよりも明らかです。

また、7割程度の信頼性しかないPCR検査に全的に信頼を寄せることは危険です。それを日本の専門家も政府もPCR検査の”罠”に陥ることなく、日本は独自の道を新型コロナウイルスに対して対応していくことになりました。

それは何かというと、クラスター潰しです。

結核と格闘した日本が構築した独自のシステムが新型コロナに対しても大変有効だった

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かつては不治の病として恐れられていた結核。その結核と格闘した日本は保健所という独自のシステムを作り上げました。保健所と専門家が連携して結核患者との接触者を追跡するというシステムが日本では1950年代には出来上がっていました。

この追跡するというシステムが新型コロナウイルスに対しても威力を存分に発揮しました。クラスター追跡班が丹念に感染者との濃厚接触者を追ってクラスターを一つ一つ潰していったのです。クラスターを潰すばかりでなく、なぜクラスターが起きたのかをしっかりと分析解析して、ついに新型コロナウイルスに感染しやすいという条件に「3密」ということがあることを見つけ出したのです。

この「3密」が早い段階で見つけられたことで、日本はメディアに登場する素人でしかない人たちのPCR検査を盲目的に信じる人たちの「PCR検査を増やせ」という大合唱の中でも、迷うことなく、クラスター潰しに徹したことで、外国からは”ジャパン・ミステリー”として呼ばれることになった感染者が米国のニューヨークなどのように爆発的な感染は今もって起きていないのです。

「3密」は「3Cs」として世界標準に

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日本ではなぜ、感染爆発が起きないのか世界の人々は不思議で仕方ありませんでした。いまも、日本では、感染者が増えているとはいえ、米国のようには爆発的には増えることなく、なだらかな上昇カーブで新型コロナウイルス感染者は増えています。決して感染爆発は起きないのです。

これは今もクラスター追跡班と保健所がきちんと機能しているということであり、結局はPCR検査の数の多さが新型コロナウイルスの感染者を減らせるということには繋がらず、適材適所のピンポイントでPCR検査を行い、そして、「3密」を避けることが最も新型コロナウイルス感染を抑える筋道として正しいということを日本は示し続けています。

根が生真面目に日本人はしっかりと「3密」を避けるということをしていますが、20代、30代の人たちはここにきて気が緩んだと見え、この「3密」を避けるということを怠ったために現在の新型コロナウイルス感染者の急増を招いています。しかし、この危機も日本人ならば難なく克服するはずと信じています。

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