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おすすめ図書⑤
突然ですがクイズです。
Q1.15歳未満の子どもは、現在約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう。
A.40億人
B.30億人
C.20億人
Q2.自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょうか。
A.2倍以上
B.あまり変わっていない
C.半分以下になった
今日はこちらの本の紹介をしたいと思います。皆さんそれぞれ答えを出してもらえたでしょうか。
まず一つ目から。この答えをAもしくはBを選んだ人も少なくないんじゃないでしょうか。私もしっかりBと答えました。
しかし、答えはCです。
A,もしくはBを答えてしまった要因はたくさんあると思いますが、一つ大きな理由としてグラフが関係しているではないでしょうか。
この章の締めくくりにこんな言葉があります。
ファクトフルネスとは・・・「グラフは、まっすぐになるだろう」という思い込みに気づくこと。
この通りだと思います。私は今までの傾向から考えてこのまま増え続けるであろうと思い込んでいましたが、そうはいきませんでした。
私がなぜこんな話を就活生にするのか。その理由は同じようなグラフを就活ではたくさん目にするからです。
よく成長企業の説明会では必ず見ると思います。売上額や純利益、従業員の数などが右肩上がりに数字が高くなっているグラフを。そしてよく見るんです。これから先も上がり続けますよというニュアンスのグラフを。もちろん企業にとってはそうであってほしいし、就活生に向けてイメージアップになるのでアピールしない手はありません。しかし気を付けなくてはいけないのが私たち就活生です。そんなあいまいなグラフを鵜呑みにして信じているとこの問題のようにいきなり横ばいになるなんてことになりかねません。
にもかかわらず、私たちはグラフをまっすぐになるだろうという先入観を持っています。気を付けなくてはならないですね。
次に二問目。答えはCです。それどころか25%以下にまでなっているそうです。すごくいい事ですね。しかし私はAを選びました。その理由は明確です。メディアを通じて災害により亡くなる人のニュースをたくさん見るようになったからです。その結果私の中には最近は自然災害が増えたなという先入観が築きあげられていたのです。しかし実際には災害が増えたのではなく、災害が起きているという事に気づく機会が増えていただけでした。
この章の締めくくりはこんな言葉です。
ファクトフルネスとは・・・「恐ろしいものには、自然と目がいってしまう」
私的には恐ろしいものでなくてもインパクトの強いものにも目がいってしまうものだと思っています。
これはそのまま就活にも置き換えることが簡単だと思いますので説明を省かせてもらいます。とにかく数というものは自分が触れる機会で判断するものではないという事が大切だと思います。
ただ、本当に大事なのは「じゃあどうすればいいのか」ってところです。「情報やデータを表面だけで判断するのは危険である事は、分かったけど具体的にどういう観点で見るようにすればいいの?」ここが気になると思います。そんな人はぜひこの本を読んでください。
これらの問題のようにいろんな観点からモノ事をみる事の大切さに気付くことが出来ます。そして何より今のこの世界で良くなっている事や逆に悪くなっている事も知れて非常に視野が広がると思います。(私は想像していたより世界は良くなっていてほっこりしました)
だから今回は説明しません。読んでください。
機が熟したら書きたいと思います。(笑)
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