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おすすめ図書③

本日紹介したい本はこちらです。
「君たちはどう生きるか 漫画」 吉野源三郎
言わずと知れた名作ですね。私が購入した時は95万部でしたが今日調べてみたらなんと212万部。すごいですね。
本屋で本を探しても200万部を超えるものはそんなに多くないと思ってます。そんな王道の作品を紹介したいと思います。

この本から就活生に伝えたい事は
・人間分子の関係について
・なにが生み出せるか
・自分で自分を決定する力
の3点にしたいと思います。

まず一つ目。この本の序盤に出てくるキーワードで主人公コペル君が発見した人間分子の関係というものがあります。簡単に説明すると「一人一人の人間はみんな、広いこの世界の一分子なのだ。」という事です。
ただ就活においてこの関係が悪い方向に働いてしまう事が多くあります。何万人と言える就活生が同じような色のスーツを着て、同じような志望動機を連ねて、みんなと同じような行動をとる。まさに就活生全体のうちの一分子となってしまっているのではないでしょうか。
この本ではいじめの場面を用いてその大きな塊から時には抜け出す事が必要だとも書かれています。私は就活も同じだと思います。周りと同じことをしていれば確かに大きなダメージを負う心配はないのかもしれません。でもそれでいいのでしょうか。自分の人生を周りの流れに任せてしまって。
詳しくは自分に問いかけてみてください。

次に「生み出す働きこそ人間を人間らしくしてくれるのだ」という言葉です。AIが世の中にとてつもない勢いで普及している事で、私たちは人間らしさを追求するようになりました。就活的な言葉で言えば「人間にしかできない仕事」を探すようになったことです。これを考えるうえで、自分は何を生み出す事が出来るのかというのは非常に大切です。
是非今見ている業界や会社があるならば、そこで自分は何を生み出す事が出来るのか考えてみたらいいかもしれません。

最後に自分で自分を決定する力を人間は持っているという事です。
就活って結構周りを気にしてしまいます。有名な企業に受かって周りから褒められたい、あえて他の人と違う道を選んで目立ちたい、親が喜びそうな企業に入りたいなどと。
実際に私がOB訪問させていただいた方の中にも「親がいい大学行けというから東大に行き、親がうるさいから有名な企業にとりあえず入った。でも結局入ってからやりたいことがなくて困ったんだよね。自分で決めてこなかったから。だからこれから転職する」という方がいました。
意外と自分の意思で100%決定できてる人は少ないんじゃないかと思います。しかしこの力こそが人間がもつ特別な力であることをこの本は教えてくれました。周りの目を気にせず決断できるかが就活にとって最も大切な事なのかもしれないと私は思っています。

以上の3点で終わりにしますが、他にもこの本には大切な事がたくさんあり考えさせてくれます。そして漫画版をお勧めにしたのはとても読みやすいからです。活字が苦手な方でもすぐ読めると思います。私もあと5回は読みたいと思います。
もし「嫌われる勇気」を読んでくれた方がいたら、いろいろと繋がる事が出てきて非常に面白いと思います。ぜひ読んでみてください!

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