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内定出しをしてからが勝負!

こんにちは。タガックスです。
「採用担当者が考えていることも知ってほしい」シリーズ5回目です。
 
採用担当者の仕事は内定を出したらひと段落…と思われがちですが、実はもうひとつ大事な仕事があります。
それは、採用内定通知を出した応募者から入社を承諾していただくことです。

応募者の様子を見ていると、選考中は内定を取ることに集中しているものの、内定を得たことで心に余裕ができると、冷静に振返って「本当にこの会社に就職していいのか?」と見直す方が多いように見受けられます。複数の会社から内定を得た場合はなおさら迷うことでしょう。
 
そのため、内定を出した後は、選考中以上に丁寧にコミュニケーションを取るよう心掛けていました。
内定者がどんなことで迷っていそうか、時には面接時に聞いた話や経歴などを参考にして「もしかして○○で迷っていますか?」などとこちらから聞くこともありました。特に残業時間や手当に関することなど、応募者が聞きづらい(そして内容によってはこちらが答えにくい)ことに対しても安心して聞いてもらえる関係を作るように気を付けていました。
応募者の方から「ちょっと聞きづらいんですが…」と言いながら相談されると、信頼してもらえている気がして有難い気持ちになりました。
 
ちなみにこれまで、内定出しから承諾までの間に質問されたのはこんなことです。
新卒採用だと…
・配属先はどうやって決まるのか? 将来異動することはあるか?
・会社や社員の雰囲気を知りたい。
・将来は○○の分野で活躍したいが、どんなキャリアプランが築けるか。
中途採用だと…
・配属予定の部署の年齢構成、男女比
・残業代は固定か? 代休取得制度はあるか?
・出張で家を空けることはどのくらいの頻度であるのか?
 
新卒の方は、他社の内定を受けた同級生と情報交換する中で「自分のところはどうなんだろう?」と疑問を持つことが多いようです。
中途採用の方は経験者である分、職場環境についてのより具体的な質問や、待遇や制度についての質問が多い傾向があります。また家庭や介護の制約を受ける方が多いため、それらとの両立に関して聞かれることもありました。
 
最後に、もう1点気を付けていたことがあります。
こちらとしては、入社してほしい!の思いで誠心誠意対応しますが、それでも内定を辞退する方は一定数います。
とても残念な気持ちにはなるのですが、ご本人が熟慮して決めたことです。
最後まできちんと笑顔で送り出すまでが仕事と思って対応するようにしています。 


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