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スイッチを切り替えるのに運動を利用する
1. 起きるのが面倒くさい朝に使えるテクニック
寒いと朝何もする気が起きなくて布団の中でギリギリまでくるまり続けてしまうことってありますよね。
でも早く起きなければならない、そんな時にとっておきの方法があります。
それは…
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「とりあえず歩いてみる」ことです。
それが出来ないから動けないんじゃないか!と思った方、ちょっと待って下さい。
あなたが動けない理由は、学校なり会社なり、あるいは何かやらなければならないことのためであったり、
何かしらの目的があってのことだと思います。
私が言いたいのは、それらの目的は一旦置いておいて、「とりあえず歩いてみる」ということです。
外が寒いのであれば、家の中でも構いません。短い距離でも構いません。とりあえず歩いてみてほしいのです。
そうすることで、さっきまで布団の中でくるまりたかった気持ちがだいぶ薄くなっているのではないかと思います。
なぜならば歩くことによってスイッチが切り替わったからです。
2. 「スイッチを切り替える」という発想
もし歩いた後もまだ布団にくるまりたかったらやむを得ません。その時はまた戻ってもらっても結構です。
ただ、もともと何か起きなければならない理由があるのであれば、ここまで来たら活動した方が得ではないでしょうか。
ポイントは「目の前のハードルを下げる」というところにあります。
いきなり学校や会社の支度と思うと寒い環境の中ではハードルが高いのです。
それを下げるために「歩く」であれば、それに比べてハードルはかなり下がります。
そして歩くことによって全身の循環がよくなり、身体も自律神経が刺激され活性化モードになり、
いろいろな活動を行いやすい状況になります。学校や会社の準備をするかどうかはその後考えればよいのです。
これは「運動によってスイッチを切り替える」というものですが、
この発想は在宅勤務などでデスクワークの効率を高めようという時にも役に立ちます。
例えばパソコン作業を長時間していて疲れたという時には、「とりあえず歩いてみる」のです。
心地よくなれば、そのまま散歩に出かけても構わないし、
外に出たくなければ、炊事・洗濯・掃除などの家事をやってもいいでしょう。
そのように身体を動かしているうちに脳の方が休まってきますので、
ひと段落ついたところでデスクワークに戻れば、また効率よく働くことができるようになります。
このように運動をスイッチの切り替えに利用するというやり方は生活の中でとても役に立ちます。
3. 困難に立ち向かい成長していくために
それは逆に言えば、人間の身体は連続的に同じことをやり続けることにあまり向いていない、ということを意味しています。
単純に考えると時間をかければかけるほどいい仕事ができる、あるいはたくさんの仕事ができると考えがちですが、そうではないということです。
勿論、同じ仕事を長時間やり続けることができる人、それをやり続けなければならない環境にいる人はいると思いますが、
それは「環境適応」であって、人間がどのような環境に対しても慣れていくことができる、ということを示しているに過ぎません。
ただ一方で人間は「楽」を求め続ける性質を持っています。
冒頭の話に戻れば、布団の中にくるまり続けるという「楽」に対しては、何もなければ従順に従ってしまうところがあります。
その「楽」も長続きはしませんが、そのままいくとさらに別の「楽」な行動を求めて、「楽」を延々と続けてしまうことになってしまいます。
「楽」の先になかなか成長はありません。
少しでも成長して、人生を上手に生きていくためにも、
この「スイッチを切り替える」という発想を是非有効活用してもらえればと思います。
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