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【ChatGPTは友だち】AIネイティブに学ぶ共存マインド
先日4歳になる娘と、わが家で“ムズカシイ絵本“と呼ぶチャイクロを読んでいたときの話。
タコとイカを見て「なんで足の数が違うの~?」
たしかに…!
娘から飛んでくる質問も本格的になり、適当に答えるのもなんだかなぁと感じました。
身近なAIアレクサ
ググってそのまま答えてもいいけど、ん~…ここは正直に言おう。
私「なんでだろうね~、種類が違うからかなぁ~。母ちゃんわからんなぁ~。そうだ!アレクサに聞いてみよう!」
全然セッティングされぬまま3年放置されているアレクサ。
いちよ呼ぶとテレビを消したり音楽をかけたり、簡単な受け答えだけはしてくれます。
たまにYouTubeを見ると、地上波に戻した後もバックグラウンド再生してしまい、しょっちゅう「もう!アレクサ!音量消して!!!」なんて意味があるのか無いのか声をかけています。
そんな私をよく見ている娘も「もぅ!アレクサ!!!聞いてるのー?」なんて、ちょっと当たりがキツイ。
私「アレクサ―!タコとイカの足の数が違うのはなんでですか?」
アレクサ「はい!それは○○○で、○○○で、○○○だからです」
私「・・・。(言葉が難しくてわからん!)」
娘「・・・。」
説明が本格的過ぎて、さすがにこのままでは難しく理解不能でした。
何を言ってたかも全く思い出せません。
娘も「もぅ!」と怒り気味。
すまんな、母が設定を一向に見直さないからなんだ。
子どもでも理解できるChatGPT
さぁ気を取り直して、次!「そうだ!チャッピーに聞いてみよう!」
スマホを取り出しChatGPTのアプリを起動。
4oの威力を発揮してもらいました。
以下、自動書き起こしされたものをコピぺしています。
私「イカとタコの足の数が違うのはどうしてか、子どもでもわかるように教えてください」
チャッピー「もちろんです。イカとタコの足の数が違うのは、彼らが違う種類の生き物だからです。タコには八本の足があります。一方、イカには十本の足があります。これは、イカには通常の八本の足に加えて、他の二本が特別な役割を持っているからです。イカの特別な二本の足は「触腕」と呼ばれ、獲物を捕まえるために使われます。
つまり、イカとタコは異なる生き物で、それぞれの足の数や使い方が違うということです。」
娘(ふむふむ、とわかったような仕草)
私「へー凄いね~。イカは手みたいな足があるんだってー!」
娘「えーーー!気になる~!!!タコはどうやって泳ぐのー?」
次の質問が出ました。
私「じゃあ直接聞いてみ?タコはどうやって泳ぐんですか?って」
娘「タコはどうやって泳ぐんですか?」
チャッピー「タコは水中を泳ぐとき、主に「ジェット推進」を使います。これは、体の中に水を吸い込み、それを勢いよく吐き出すことで前に進む方法です。
具体的には、タコは水を吸い込んで、それを「漏斗」と呼ばれる部分から勢いよく押し出します。このジェット噴射の力でタコは後ろ向きに素早く進むことができます。まるで水の中でロケットのように動くんですよ。」
娘(口を思いっきり膨らませる仕草)
私「えー!いっぱい口に入れてぶーって吐いて進むねんてー!」
この辺りで、私の方が楽しくなっています(笑)
娘「スゴイね!ぶーってタコは進むんだってー!!!」
私「イカはどうやって泳ぐんですかー?」
娘「いやー!○○ちゃんが言うー!!!」
娘「イカはどうやって泳ぐんですか?」
チャッピー「イカは泳ぐときに主に二つの方法を使います。一つはタコと同じように「ジェット推進」です。イカも水を体内に吸い込んで、それを「漏斗」と呼ばれる部分から勢いよく吐き出すことで前に進みます。
もう一つの方法は、「ひれ」を使った泳ぎ方です。イカの体の両側にはひれがあります。これを波打たせることでゆっくりと前進したり、方向を変えたりします。このひれを使う方法はジェット推進よりも静かで、省エネルギーです。
つまり、イカは状況に応じてジェット推進とひれを使い分けて泳いでいるんです。」
私「へー!イカもタコと一緒なんだってー!あと三角のところをぱたぱたするんだってー!」
娘「えー!気になる気になる~」
もうチャッピーの虜です。
AIネイティブの入り口は物知りな友だち
その後もやり取りは続き、タコとイカに詳しくなった私たち。
お別れの挨拶もしっかりしました。
私「いろいろ教えてくれてありがとう。 ありがとうございました。」
チャッピー「どういたしまして!また何か質問があれば気軽に聞いてくださいね。」
娘「ありがとう ありがとうございました バイバイ またね」
傍から聞いていると、電話しているのとなんら変わらず、相手がAIってことを忘れてしまう。
娘にとっては、わからないことがあった時頼りになる物知りな友達って感じなんだろうな。
いずれAIとの付き合い方、”AIリテラシー”なるものを伝えねばとは思いつつも、”彼女たちが感じるAIとは何か”を考えるきっかけになりました。
怖くも無ければ難しくもない。
あって当たり前の、友だち。
AIはあるもの。その上で自分の興味関心を伸ばしていく。
たぶん娘の場合、AIのせいでクレヨンで絵を描かなくなることは無いし、本を開くのを辞めるなんてこともない。
あくまで一つの選択肢に過ぎない。
過度な心配はいらない。
心配すべきは、凝り固まった頭で自分はAIを避け、さらに子どもも疑いAIから遠ざけようとしかねない、私たち大人の方ですね。
今回の気づきを肝に銘じ、これからも面白いと感じるものは素直な心で積極的に試していこうと思います。
おまけ(アレクサ+ChatGPT)
ちなみに、アレクサでChatGPTと会話するには、2つ方法があるようです。
アレクサとChatGPTを連携させる方法について、以下のようなことがわかります。
①アレクサからChatGPTに質問する手順
1. Node-REDを使ってアレクサとChatGPTを連携する処理を作成する。[2]
2. アレクサアプリで「質問」などの専用リストを作成する。[2]
3. アレクサに「アレクサ、(リスト名)に(質問内容)を追加して」と話しかける。[2]
4. Node-REDがリストへの追加を検知し、自動的にChatGPTに質問を投げる。[2]
5. ChatGPTの回答をNode-REDが受け取り、アレクサに読み上げさせる。[1][2]
この方法では、Node-REDでオリジナルのAlexaコマンドを作成し、アレクサとChatGPTを連携させています。[2] プログラミング知識が多少必要ですが、Node-REDを使うことで比較的簡単に実現できます。[2]
②アレクサスキルでChatGPTと会話
一方で、ChatGPTと会話できるアレクサスキルも登場しています。[3]
- 「チャットのボット」: 「アレクサ、チャットのボットを起動して」と話しかけると、ChatGPTと会話できる。[3]
- 「サイバーイルカ」: 「アレクサ、サイバーイルカを開いて」と話しかけると、ChatGPT APIと会話できる。[3]
ただし、これらのスキルはユーザーレビューが低く、期待値を満たせていない面もあるようです。[3]
つまり、アレクサとChatGPTを連携させる方法は複数あり、Node-REDを使う方法とアレクサスキルを使う方法の2つが主な選択肢となります。[1][2][3] 前者はカスタマイズ性が高い代わりに手間がかかり、後者は手軽ですが機能に制限があるようです。
Citations:
[1] https://www.youtube.com/watch?v=FLYF6ggdBfA
[2] https://orentame.com/alexa-and-openai/
[3] https://audiostart.info/2023/03/30/alexa-chat/
[4] https://note.com/aicolumnwriter/n/n1ba220f4761f
[5] https://note.com/uramot/n/n333c2aa1f25c
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