島田昌明

家の状態を調査するホームインスペクターです。状態を見える化しながら情報共有します。古い…

島田昌明

家の状態を調査するホームインスペクターです。状態を見える化しながら情報共有します。古い建物を蘇らせて、安心して、永く、楽しく、豊かな生活の拠点となるようにお手伝いをしています。グリーンアップフォーム株式会社 https://greenupinspection.com

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ホームインスペクターのつぶやき12

「3、天井裏・小屋裏」 床下と同じく、既存住宅、中古住宅の状態で不具合がなかなか気がつきにくい場所に天井裏・小屋裏があります。 天井裏・小屋裏を点検するには危険が伴い、なかなか隅々まで確認できない為に専用のカメラを使用して点検します。 A、雨漏り 普段の雨では雨漏りしなくても、風向きや雨の程度によって雨漏りする場合があります。 多くの木造住宅では小屋裏(軒や棟)に通気の為の隙間や通気口を設けています。台風などの強風を伴う雨は真横や下から雨が吹き上げてきます。 その時に通気口

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      ホームインスペクターのつぶやき11

      • ホームインスペクターのつぶやき10

        「2、床下」 E、水漏れ、水濡れ 床下には水回りの給水管、給湯管、排水管などが配管されていますが、漏水していると長い間気が付かない場合があります。給水管や給湯管からの漏水の場合は水道検針の際に発覚する事がありますが、排水管から漏水していると特に気が付かつきにくく、発見された時には木材の腐食、シロアリ被害、カビの発生等、大きな被害が出ている事もあります。 排水管はジョイント部分も多く、接続部分の老朽化や新築時の施工不良などの原因があります。 その他にも家の回りの敷地の排水不良に

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          ホームインスペクターのつぶやき9

        ホームインスペクターのつぶやき12

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          ホームインスペクターのつぶやき8

          「2、床下」(番外編) ホームインスペクションで床下を点検する事は非常に重要です。 しかし床下は狭く、ほこりや障害物も多く、危険もあります。 床下点検には床下点検ロボット「クロボ CROBO」が活躍しています。

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          ホームインスペクターのつぶやき7

          「2、床下」 既存住宅にしても、新築住宅にしても床下を点検すると、表面的や内装だけでは気がつかない不具合を見つける事が数多くあります。ホームインスペクションでは床下を点検する事は非常に重要です。 A、基礎のひび割れ 基礎の外周部では化粧モルタルがある為に発見されないものも、床下に潜って内周部を見るとひび割れしている基礎があります。ひび割れの程度は軽度なものから重大なものまであり、対応方法はそれぞれによって違います。 詳しくはこちらをご覧ください。https://note.c

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          ホームインスペクターのつぶやき6

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          ホームインスペクターのつぶやき5

          「1、基礎」  B、その他 ①蟻道 木造の建物のリスクにシロアリ被害があります。シロアリ被害はなかなか気付きにくいものですが、基礎の外周部に蟻道(ぎどう)と言われるシロアリの通り道が見つかり、それにより発見される場合もあります。 シロアリの蟻道はすぐに分かりますが、黒蟻の蟻道やジグモの巣と見間違える事があります。 シロアリの蟻道は硬く、手で触っても崩れる事はありません。 一方黒蟻の蟻道は手でさわるとポロポロと崩れます。 又、蟻道と似たものにジグモの巣があります。これは触る

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          ホームインスペクターのつぶやき4

          「1、基礎」  A、ひび割れ-その2 ③重度のひび割れ 基礎に中程度(幅0.5mm以上又は深さ20mm以上)のひび割れが複数ある場合や、外周側から内周側に貫通している場合は重度のひび割れとして更にしっかりとした対策が必要です。 中程度のひび割れの補修方法と同様に、ひび割れ部分をV字カット又はU字カットで幅と深さを広めにカットした上で、エポキシ樹脂を充填します。更にその上からアラミド繊維(炭素繊維)を貼り付けていきます。 アラミド繊維は軽量で、施工しやすく、耐震性も増すので、基

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          ホームインスペクターのつぶやき3

          「1、基礎」  A、ひび割れ-その1 住宅の調査をしていると基礎の外周部や内周部にひび割れが見つかる事があります。 基礎と言われるだけあって、住宅にとっては一番重要な部分ですが、どのように対応したら良いのかが分からず放置してしまったり、内周部は床下に潜らないと分からない為に気が付いていない事が多いと思います。 ひび割れといっても軽度なものから重大なものまでさまざまあります。それぞれの程度にあわせた対応方法について発信します。 ①軽度なひび割れ (木造・鉄骨住宅の)基礎の外周

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          ホームインスペクターのつぶやき2

          「0、耐震」 B、耐震等級と耐震診断・耐震補強 今回の能登沖地震を経験して、多くの方がわが家の耐震性は大丈夫なのかと不安に感じていると思います。 よく耐震性として用いられているものに「耐震等級」と「耐震診断」があります。 「耐震等級3」とか「耐震診断評点1.0」という表示が分かりにくいと思います。 「耐震等級」は新築を建てる際に品格法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づいて1から3が定められています。 「耐震等級1」は建築基準法で定められた最低限のレベルで、震度6~

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          ホームインスペクターのつぶやき1

          「0、耐震」 A、地盤調査と地盤改良 令和6年元旦の地震で、新築の住宅が高台の敷地から転がり落ちている映像や、鉄筋コンクリート造の7階建の建物が積み木のように横に倒れたショッキングな姿が写し出されていました。 被災された方には心よりお見舞い申し上げます。 地震と地盤の関係は切ってもきれない関係である事がわかります。 2000年以降の最近の新築住宅では、ほとんどが住宅着工前に地盤調査を実施します。2000年より前の住宅では地盤調査を実施していないケースが多いように思います。

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