日の出

にし枕でサル

あの人の夢を見た
もうずっと会っていない、もうなん年も
会わないまま・・・・
わたしのことを覚えているかすらもわからない
わたしのことなど記憶にとどめているかすらもわからないのに

あの人の夢を見た
それもここ数日で2度
なぜ?

特にあの人を話題にしたこともない
もちろん思い出すこともなかったのに
なぜ?

なにか、伝えようとしているのだろうか
なにか、怖いことが起きようとしているのだろうか
わたしを心配している…? まさか、ね
気になる
気になってしょうがない

思えばなぜ会わなくなってしまったのか
あんなにも毎日一緒にいたのに
嫌われていたのだろうか
やっぱり、最初から一緒にいることがおかしかったのだろうか

お互い、第一印象が悪かった
意地悪な人だと思っていた
頭が悪いと思われていた

たくさん嘘をついた
負けたくなかった
勝てるはずもないのに
それでも対等でありたかった

わたし、あなたに言わなかったことがある
それはきっと、聞かなくてもいいこと
だけど、ずっと気になっていて
わたしだけは覚えていてあげるね…なんて、上から目線でいた
それも忘れてしまうくらい長い間、会ってない
そして会えなくなった

ねぇどうして? どうして今さら夢に現れたの?
なんでなにも言ってはくれないの?
あの頃のように、ただ普通に、ずっとそこにいたみたいに
なにか言いたいことがあるなら、ちゃんと言って
わたしはどうしたらいいの?
わたしはどうすればよかったの?

ねぇ、あなた、怒っているの?
あなたが怒るほど、わたしはあなたに影響があったとは思えない
わたしは・・・・

わたしは、ずっとさみしかった
連絡したこともあったけど
そのうちわたしはあなたの気に入らない人と一緒にいるようになったから
あなたに連絡を取ることをやめたの
でもわたし、あなたに会いたかったよ

わたしはずっと気になっていた
たとえあなたにとってわたしが、どうでもいい存在だったとしても
それでもわたしはあなたに会いたかった
会おうとはしなかったけれど

噂だけは聞いていたよ
しあわせそうだった
でも、そのしあわせを、わたしは自分で聞きたかったよ
わたしはあなたのしあわせを、自分の目で見たかったよ

あなたは閉鎖的だった
その場、その時の付き合いを大事にした
きっと過去はふりかえらない
きっと過去は過去、そしてわたしも過去、わたしなんか必要ない
わかっていたから連絡を取ろうとはしなかった
あんなに毎日一緒にいたのに

また、くる?
もう、こないよね
なんとなくわかる

あなたはわたしに後悔させたいのか
あなたはわたしを救いたいのか
あなたはただの気まぐれか
あなたはわたしの気まぐれか


まだまだ未熟者ですが、夢に向かって邁進します