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TikTokがバズったきっかけで1年でビジネスを起こし大成功した女性(text ver.)

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こんにちは。

今回は、ひとりの女性がTikTokで450万人のフォロワーを獲得し、なんとたった一年で20人の従業員を抱えるビジネスに成長するなど、インフルエンサーのありかたを劇的に変えた「ショートムービー」とはというテーマでお届けします。

現在、Tiktokをはじめとしたショートムービープラットフォーム全盛期で、すでにご存知の方が多いと思います。

ほかにもサービスとしては、Tiktokの流行を後押しして、インスタのリール、Youtubeのショートなど、いまショートムービーは1日に目にしない日はない、といってもいいくらいです。

ただ、こうなると、Youtubeやらインスタグラムやらみたいもの溢れかえってしまって見る側も大変ですよね。いまどうしてショートムービーがいま流行しているのか。その理由についてbusinessoffashionより

・ショートムービーが流行した理由は、デバイス環境の改善と、クリエイター報酬の仕組み

・影響力の高いショートムービークリエイター(インフルエンサー)とつながる方法

を述べられていたので、こちらを抜粋してすこしわかりやすく解説します。事例も2つ合わせてお届けします。

ショートムービーコンテンツが流行する理由

まずひとつは、モバイルやPC環境が劇的に改善されたということがあげられます。そうすると、たとえば動画をアップロードするときに、速度制限を受けなくなりましたので、動画を作る側も、見る側も、快適に楽しむことができるようになったんですね。環境は年々改善されていますので、それと比例してTikTokを中心にインフルエンサー業界の勢いが加速しました。

そしてTikTokでは、これに伴って対応も変化しどんどん操作性が改善していきます。この段階で、利用する側はどんどん面白いショートムービーにはまっていき、見事にTikTokダウンロード数は世界1位。

パイの取り合い合戦は完全にTikTokの優勢になっていきました。

こうなると、古くからFacebookやインスタグラムなどを中心としたいわゆる「ソーシャル広告」を投資してきたブランドは、あれ??広告を投資しても以前より効果が薄れていない?ということに気づき、多くのブランドは、ショートムービーに取り組むクリエイターたちへ報酬を支払えるようにしたい、という意識に切り替わって行きます。

TIkTokのこうした現状をみて、今のままじゃあだめだということで、そのほかのソーシャルネットワーク企業も、ブランドとクリエイターとやり取りするためのツールや、クリエイターコミュニティのリソースに投資し始めました。

FacebookとInstagramは、2021年半ばに10億ドル規模のクリエーターファンドを立ち上げ、アフィリエイトプログラムのベータテストを開始しています。クリエイターファンドとは、製作したショートムービーの貢献度に対して何かしらの報酬を支払えるような仕組みです。

TikTokはクリエーターマーケットプレイスを早期に立ち上げ、YouTubeは、1億ドルのショートファンドを立ち上げています。

▼参考記事

<事例1: リビングではじめたスライム商品がTikTokで450万人のフォロワーを獲得。20人の従業員を抱えるビジネスに成長>

Peachybbiesの創設者AndreaO.は、ピンクスライムのバッチを製造する経営者です。

2014年にYouTubeチャンネルを開始し、主にファッションとライフスタイルのVlogを作成しました。2017年、スライム動画の増加に気づき、自分で動画を作成することにしました。当時、チャンネル登録者は数千人でしたが、動画「制作スライム」は一晩で数十万回再生。

動画を見た人から、スライムを買ってもいいかと聞かれ続けたので、 2017年2月にPeachybbiesブランドを立ち上げました。ゼリーとクラウドクリームの2つのスライムテクスチャを作成し、それらに装飾的な魅力と香りを追加しました。価格は1個14ドルから​​17ドル。

2019年に、スライムを作るための新しいミキサーの入手、Webサイトのやり直し、パッケージのアップグレード、在庫の補充に約30,000ドルを投資
2020年2月にLLCを設立し、当初TikTokで投稿を始めたときは約2万人のフォロワーだったのが、年末までに100万人のフォロワーに急成長。

2020年9月、スライムをより大規模に生産するために、1,300平方フィートの倉庫の賃貸契約を締結。2021年には、11万台以上のスライムを販売しました。

TikTokはスライムに新しい命を吹き込んだようです。現在、当社の売上の大部分はプラットフォームからのもの。キム・カーダシアンや娘のノースなどの有名人が思いがけず私たちの製品を共有すると、売り上げは急上昇するなど人気を後押し。2020年の終わりには、1人の従業員がいましたが、現在、20人の従業員がおり、さらに雇用を検討中とのことです。

ソーシャルメディアは成功の最大の要因でしたが、新しい顧客(現在TikTokには450万人のフォロワーがいます)への露出が増えるにつれて、需要に追いつくためにビジネスの製造部門を拡大することも困難になる可能性も抱えるよう。

スライムは自分でデザインしていますが、スタッフやフォロワーが提案をしてくれることもあり、
チョコレートチップクッキー生地、ダンカルーディップ、マイバターハーフなどの食べ物など料理に着想を得たTikTokビデオのスライムの「材料」は、粘土またはスライムで作られています。

<事例2: 人々の料理の仕方を変えるTikTokとInstagramタグ>

タグ付けがレシピ開発にどのように影響するかについての4人のシェフと料理本の著者が語る記事。

ある女性がピクニックに持参するために、キャシーバロウのファンネルケーキハンドパイを試しました。アップルパイを油であげる必要があるレシピだったが、脂っこく、パイの殻は外側が焼け、内側はほとんど生という失敗に終わってしまいました。

失敗のパイについて、その後Instagram Storiesに写真を投稿。投稿ではBarrowについてタグ付けしてコメントしました。ピクニックに出かける間、バローは間違いを見て、何が悪かったのかを診断。油はどれくらいの熱さでしたか?サーマペンはありますか?おすすめのインスタント温度計を購入リンクも添付してくれたため、その後すぐに、油からパイを保護するための新しいキッチンツールを手に入れることができました。

シェフに通知が届き、タグ投稿を追跡できるようになったため、レシピの作成者と消費者の間の距離はこれまでになく近づいています。そして、レシピの新しい組み合わせを見ることができます。

このような、次世代のレシピディスカッションは、誰もが自分の意見を言い合う機会を与え、レシピシェフや作家の生活も変えます。

また、このパイの著者であるバローシェフは、DMを介してアカウントを精査し、アシスタントに出会い数年にわたり一緒に仕事を行なっていて、Instagramは現代の履歴書になりつつあるとのことです。

影響力の高いショートムービークリエイター(インフルエンサー)とつながるには?

先程述べましたように、もはやショートムービーを無視することができなくなったいま、そしてテレビ広告、や紙媒体での広告をかける予算のない新しい企業は、TikTokを中心に影響力をもつインフルエンサーとの人間関係を深めるということが最大の武器となってきています。

小さなブランドにとってまずは、自分のブランドについて共感をしてくれる、そしてできればそのことについて話をしてくれそうなインフルエンサーを見つけることが重要。日頃からTokTokやリールなどでチェックします。

もうすでに商品を使ってくれていたり、この人はうちのことを気に入ってくれそうだ!ということで見つけたら、あくまでも”個人”としてあなたに興味があるという言い方で直接連絡をしましょう

例えばこんな感じです。

「わたしはあなたが作成している動画がとても好きです。私たちのブランドを本当に気に入っていることがわかりました。よかったらこの新製品について、フィードバックをもらえると嬉しいです。」といった感じで、まずは自分があなたの動画が気に入っている、だから一緒に取り組みませんかという意思表示が大事になってきます。

「あなた投稿が楽しみで、欠かさずみるようになりました。よかったら、わたしたちのブランドが気に入ってもらえたらいいのですが」といった感じです。

30〜50パーセントの割合で返信が得られ、その後、製品サンプルを送るとよいということです。

インフルエンサーとして活動している方々の動機は、彼らのファンに対して、新しくて魅力的なブランドだったり、おもしろいことを発見してもらえることであり、それを紹介することが目標の一部になっている場合があります。

そして、購入をするという行動に結びつけるには、どんな人がそれを紹介しているのかという「信頼」が一番重要なことで、彼らも自分とファンとの信頼関係をほんとうに大事にしているのだということを忘れずに取り組むと、長い人間関係をうまく築いていくことができます。


以上、インフルエンサーマーケティングの変化と新しいショートムービー事例でした。

みなさんのビジネスのヒントになれば幸いです。
Youtubeチャンネルではショップ始めたい方向けのコンテンツを発信しています。ご興味ある方はぜひチャンネル登録いただけると嬉しいです。

Taeko Mitamura

アパレルメディア、ショッピングサイトを経営しECプランナーとして活動中。EC歴20年。名古屋出身。東京理科大学在学中よりEC業界へ。2005年にMakeShopのスタートアップメンバーとして参画、マーケティング・営業・広報責任者。2014年7月に独立し、アパレル企画&制作会社「UNCLACK株式会社」を設立。 海外工場からODMで3万商品を揃え、在庫システムを開発。自社ファッションEC「COORDINATESHOP」スタート。2016年青山にアパレルショールームオープン。スタートから3年で売上額1億円を突破。デジタルコマースアカデミー開講。

<Youtube / TAE LAB、Shopify講座、ご連絡先はこちら>
https://linktr.ee/taekomitamura
Email : info@taekomitamura.com

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