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お父さん曰く

お父さんによく言われる。

「おめえはその一生懸命なのをやめろ!!くたばるぞ!!」
 
私はよくお父さんに言う。

「頑張ってるよね??私頑張ってるよね??」

「ああ 頑張ってるさ!頑張りすぎだとも!!少しは休めや!!」

お父さんから返ってくる。
 
毎日毎日、今日はどこの何を どう頑張るか、体調と相談しながら決める。 

全く頑張れない日は眠る。

私は頑張っているとご飯が食べられない。

極端に緊張したままで、お腹が空かない。

だからいつも食べるのは、就寝前の薬を飲んでからである。

睡眠薬、サイレース 2錠、ユーロジン2錠。

これを飲まなければ緊張が麻痺しなくて、物を食べることができない。

枕元には 常にお菓子を置いておいて、頭が疲れたあの得も言われぬ 空腹に対処している。

それでも我慢が出来ない時は、イワシの缶詰をぶっかけたご飯を枕元で食べる。
そしてそのまま眠る。

食パンは、常に家のあちこちに置いてある。

カロリーが足りないと思った時、即座に補給できるようにだ。

お父さんから よく言われる。
 
「あなたの責任感は、便所の100 W だよ!もっと気を抜け!!少しはズルをしろ!!サボれ!!」

自分でも分かっているのだ。

ろくでもない時に頑張ったって、「ろくでもない仕事」しか出来ない。
 
どうしても、自分に 再起を賭けてしまう。

「次に書く文章はもっと頑張れ!」

「今日こそこのページを仕上げろ!」

そうやって結局、出来ない。 

往生際が悪すぎるのだ。

しつこく しつこく 机に向かってしまう。

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