『お父さん/2』
単刀直入に、お父さんに相談した。
文章も読んでもらった。
お父さんの回答は明確であった。
「何を迷うことがある。漫画をやりたいんだろ?描け描け!あなたのやることは、その日の献立を決めることだけだ。
そして 俺も、自分の勉強がしたくて机に向かいたいんだ。俺は入院してあれこれ忘れたろ?今やっと思い出しつつある。そしてこれから ボケが入る。
今勉強 やっとかないと、今頭使っとかないと、やばいんだよ。だから俺は勉強がしたい」
お父さんは明快な口調でそう言った。
「お父さんありがとう。私はやっぱりお父さんに 漫画 褒められたいよ。」
お父さんは今、あるきっかけから始まった、睡眠障害と戦っている。
昼間起きていても、どうしても夜中起きてしまう。
寝つきも悪い。
寝ても起きて寝ても起きてと繰り返す。
昼間 どうしても ぼーっとしてしまう。
一睡も出来ないときもある。
私はお父さんの心や、夜一人起きているお父さんに寄り添いたくて、お休みを頂いたのだった。
しかし結局私は昼間起きているだけですぐに疲れ果て、お父さんより先に眠ってしまう。
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