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25歳上の夫・『お父さん』(ボビー)との日々

25歳 上の夫(令和5年、77歳。重篤な基礎疾患があります)と私との最後の「青春」の日々を綴ります。
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#年の差婚

君、77歳。~生きてくれて、ありがとう~

呼吸が止まった姿のまま 救急車まで歩いた君 身体の色を紫にして 拙く耐えたサイレンの中 呼吸…

卯月妙子
1年前
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『77歳を迎える父ちゃんへ』

もうじき お父さんは 77歳 を迎える。 今日 YouTube用に、『 77歳 を迎える 父ちゃんへ』 と…

卯月妙子
1年前
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『脱水症状 2』

19時30分。 spo2が89、脈拍51~57。 20時30分。 spo2が91~92,脈拍52~57。 この時点での朝から…

卯月妙子
1年前
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『脱水症状』

お父さんが酷い脱水症状を起こした。 発熱し、唇がひび割れ傾眠が酷く、spo2が上がっても91、…

卯月妙子
1年前
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『"お父さん"の命のうた』

私は 夫が 腎不全で 最期だと 言われて 療養型病院に転院したとき 胃瘻に 丸つけました 奇跡を…

卯月妙子
1年前
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夜ごと巨体の女房と戦い。

「 今の 食生活を続けている限り、 もう 一生 透析に 戻ることはないでしょう!」 そりゃ、 …

卯月妙子
1年前
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『君の見る彼岸を』~残された時間の中で~

恋文を 下手くそな 短歌にして お父さんに 送った。 「 こういう風に書けば、 気持ちを言えるんだけど、 口で言うと、 恥ずかしくて 照れてしまってダメだ」 お父さんにそう言った。 お父さんから、 「 短歌はまだまだ下手くそだなぁ。 まあ 始めたばかりだから、 ゆっくり熟練するといいよ」 と返って来た。 そして お父さんはすぐに 布団に頭をうずめ、 熟睡してしまった。 お父さんの 頭の臭いを嗅ぎたくて、 お父さんの布団に潜った。 ぎこちなく手を回して、 お父さ

『あなたへ。』~77歳になる夫へ、51歳のわたしよりのラブレター~

あなたへ。 16年間、 思いの丈を喋り尽くし 綴り尽くし、 今の私は、 あなたの名前を 甘えた…

1,000
卯月妙子
1年前
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『認知症』の夫から今、『統合失調症』の私が学ぶということ。

昨夜、 お父さんが認知症になってから 初めて、 お互いの、 幻覚 幻聴 妄想 の 対処の仕方をど…

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卯月妙子
1年前
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能力を失う先輩の私からお父さんへ。~認知機能障害の私より認知症の夫へ~

お父さんに、 こうお話しした。 「 お父さんよりも 私の方が先輩なんだよ! 自分にがっかりし…

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卯月妙子
1年前
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忘れん坊・怒りん坊~仮に認知症だとしても。笑顔の暮らしを~

お父さんは、忘れん坊になりました。 お父さんは、怒りん坊になりました。 お父さんは、今、…

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卯月妙子
1年前
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『癇癪記念日』~父ちゃん、復活おめでとう!!~

2023年 2月23日!! お父さんが 退院して 四年経つ今日。 退院してから 1度も 癇癪を起こしたこ…

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卯月妙子
1年前

28時間のバレンタインデー~77歳になる夫と『裸の言葉』で~

2023年 2月14日。 午前中、 統合失調症の 症状が出て パニックを起こし、 布団に入っていた私…

1,000
卯月妙子
1年前
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グッズ・脳膿瘍・過大シャント~『死ぬかも知れない』そして今~

およそ2年ほど前。 まだ頻繁に救急車に乗ったりとか、容態がおかしくなって夜中訪問看護師さんに来てもらったりとか、お父さんはそういう状態だった。 私は「鬱くしき人々のうた 実録・閉鎖病棟」で四苦八苦していた。 同時に、「生活をする」という事もこなしていかなければならなかった。 pixivFANBOXと、漫画の執筆と、容態の安定しない お父さんと、生活を成り立たせていくことで、自分に全く余裕がなかった。 お金だって、本当にカツカツ だった。 そんな中。 ヴィレッジヴァ

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