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お身内に腎臓の悪いおじいさんがいる知人と話した。 『あのね、全然大丈夫!透析ができな…
お父さんと眠る。 同じ布団で眠る。 明け方の寒気に抱き合う。 お父さんが先に起きる。 ド…
お父さんのヘモグロビン値は9.6である。 腎性貧血が始まりかけている。 もう少し値が下がった…
お父さん。 あなたが生まれてから、今日で78年が経ちました。 私があなたと一緒になったのは、…
睡眠と睡眠の息継ぎのように 君が言う あなたの今夜の晩飯どうする? 俺が作ってやるから! そ…
皮膚の甘ったるい匂い 頭皮の子宮を刺激する麝香のような匂い 君は、たくさんの 良い匂いがす…
君の朝は非常に早い そして君は、断続的に眠る いつも嫌な夢ばかり見る君は 日曜日だけはニコニコとして 薄い笑みを浮かべて なんとも穏やかに眠ってくれる 君の頬に柔らかく、何度も口づけし 君の髪を撫で 君の髪の毛の中に、私は鼻を埋める 皮膚と皮膚とを 隙間なくくっつけて 君の頭の中に 君の触覚の中に 君の嗅覚の中に 私は自分の汗ばむ、皮膚の感覚を伝え続ける すると君は どういうわけだか悪夢を見ない 気持ちよく 心地よく 穏やかな眠りに落ちてくれる 夜みたい 浅く、嫌な焦燥もなく
汗ばんでなお 汗をかかぬ君の横にいる 私の体温は 健康的に上昇する 君は このぬるい空気の中 …
「俺も元気だし、いっちょ、2人目の子供でも作るか!」 お父さんが昨日、満面の笑みで豪快に…
お父さんの急変は、深夜いきなりくる。 その時お父さんの気配だけで起きて、緊急時の対応がで…
2月14日。 昼の3時頃から お父さんが眠り始めた。 隣へ行って 横になった。 「手ぇ、揉んでく…
2月13日。 お父さんの体調は、未だなかなか 安定しない。 解熱剤を飲んでいても 微熱が出る。 …
2月7日。 お父さんが 死にかけた。 酸素飽和度が 84 から 90。 酸素ボンベを借りに行きたい…
1月30日の コロナの隔離期間が終わって その日から、 お父さんは食事をとっていない。 コロナの後遺症の頭痛と 寒気、 微熱と抑うつ状態に 悩まされている。 お粥も食べられない状態である。 夜遅く起きてきて、 短い時間だけ目を開け、 ストーブ の前で 眠り、 一緒に横になった私の方が 眠ってしまうため、 明け方 お父さんが、 「 俺のためにごめんな、 ごめんな。 あなた疲れたろ」 そう言って私を布団に連れてきて、 しみじみと 足を揉んでくれる。 その後 2時間ほど