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忘れん坊・怒りん坊~仮に認知症だとしても。笑顔の暮らしを~

お父さんは、忘れん坊になりました。

お父さんは、怒りん坊になりました。

お父さんは、今、とっても不安だと思います。

落ち込むこと、あると思います。

お父さんは、自分の怒りん坊は、わたしにしか、ぶっつけられません。

これまで色んなお父さんを見てきました。

せん妄状態、血管性認知症。

お父さんと、今のお父さんの状態について話し合いました。

お父さんはやっぱり怒りん坊にはなったけど、「おれのせいで、『港町ブルース』を止めるな!描いてくれ!!」と、言いました。

わたしはお父さんに叱られて、改めてお父さんにお願いしました。

「『港町ブルース』の、ネームのチェックも、原稿のチェックも、お父さんが頼りなんだ。頼む!!」

わたしは、お父さんに、コンプレックスを持ったり、落ち込んだり、苦しい気持ちにだけは、なってほしくないです。

お父さんには、こう言いました。

『お父さんが、ニコニコ笑って、好きなこと、やりたいことを、毎日楽しくやれて、もしもいっぱい忘れてしまっても、わたしを置いて外へ出ていったりしないでね、わたしの名前忘れても、顔は忘れないでね!!』

わたしは、どんなお父さんでも、お父さんの根っこが大好きです。

お父さんが忘れん坊になっても、怒りん坊になっても、お父さんの変わらない心根は、尊敬しています。

大好きです!!

最後の青春を、お父さんと、悔いなく過ごすこと。

お父さんが不安なく、やりたいこと、好きなこと、思い切り楽しんで毎日過ごしてくれること。
わたしの願いです。

お父さんと一緒!!

死ぬまで一緒!!

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