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言葉にならぬ言葉、声にならぬ 声。 頭の中にひしめく不快感。 「お父さ-ん!!お父さ-ん…
昨日の夜、起きてきたお父さんに、 「ごめんなさい」 と、 「ありがとう」 を言った。 「…
いやが応にも、苦しみに貫かれる。 そして同時に、熱く 沸き立つものがある。 「お父さん」と…
「昨夜、一晩中、何度もあなたを探したよ」 起きたとき、お父さんに言われた。 「目を開ける…
(2022年7月20日 ) 昨日、お父さんは一大決心をした。 「よし!決めた!!Windows11、買う!俺…
昨夜、もう 疲れきっているというのに、不眠の波が来てしまった。 苦しくて苦しくて、居間の…
お父さんが病院を退院するしばらく前。 非常に激しいせん妄状態に陥り、認知症のテストもことごとく引っかかり、「認知症」という診断を受けたお父さんに、またしても 私は人生を救われたことがあった。 (実際には誤診で、長い入院生活でよく陥る一時的な せん妄状態であった) 現実と全く区別のつかない「妄想」を体験し、その生々しさや、言うに言われぬ恐怖や、「あり得ないこと」の只中にまさに自分が置かれているという、あの独特な強烈なパニックを経て、「妄想」を認識したお父さんにこう言われた。
自分自身の尊厳 や、寄って立つ自信や、積み上げてきた自己という揺るぎないもの。 そういっ…
「俺は自分の青臭い正義のせいで、毎回失敗するんだ。 大金持ちになる チャンスも、大企業の社…
昨日はお父さんは、昼間は気持ち良さそうにずっと眠っていた。 「おーい、父ちゃん。大丈夫か…
改めて、お父さんは 老いた。 そして私は、日々に追われて、成すべきことを成せないまま、令和…
入れ歯をとると、正面から見えるのは、上の左端の一本の歯しかなくて、私の顔は、六十歳ぐらい…
お父さんが、体力の限界を越えた。 今日は寝込んでいる。 「夢幻の臨界点」を書いた後、すっ…
心から、愛しく思う人に、もっとも優しい時間を受け渡すとき、こんなにも、言葉が出てこなくなるとは、思ってもみなかった。 日常のどんな喧騒 も、すべて 穏やかにして、ふたりで、もっとも優しい時間を過ごすとき、こんなにも、心の芯に、静かな決意をひそめるなんて、思ってもみなかった。 もっと、こういった時間は、激しいものかと思っていた。 もっと、こういった時間は、きっぱりとした言葉が出るものだと思っていた。 やわらかな、ただやわらかな、なんでもないやりとりばかりが、ささやかな声