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知財弁護士としてのプロフィール

私が大切にしている思い

私は日本でも、弁理士、弁護士として業務をしていたのですが、中国に渡ったことで、むしろ日本との接点が広がり、かつ深まりました。

日本で働いていた時は、自分が属していた企業もそうでしたし、弁護士になってからも、大企業の案件を対応することがほとんどでしたが、中国にわたって、知財権侵害や営業秘密管理体制支援において、大企業のみならず、地方の中小企業の方とお仕事させて頂くことが圧倒的に増えたのです。

そうした中で、私が本当に毎回のように感嘆し、敬意を払わずにはいられなかったのが、企業の大小を問わず、それぞれの企業の技術の素晴らしさ、それをもって世界を舞台に挑戦していく、という気概です。
様々な企業の方と、様々な形で接する中で、その技術の素晴らしさ、というのは、単なる物理的な技術力の問題ではなく「目に見えないものをも大事にする」という、日本人が古くから大切にしている精神性に由来しているように、私には思えました。

だからこそ、私自身も、日本の技術を支えるお仕事に携わる方たちへのリスペクトを忘れずに、1つ1つのお仕事に対応させて頂くことを心掛けています。ありがたいことに、技術に関連しない企業からもご依頼を頂くことが増えましたが、変わらず、そのお仕事に関わる方の活躍を願って、そのお仕事の成功を願って取り組むことを大事にしております。

このページは主に、対応実績などをアピールする目的で書いたのですが、この部分は、忙しい中でも自分の軸がずれないように、いつでも思い出せるように、最初にここに書いてみました。

過去の主な対応実績

1.中国知財関連のマニュアル、啓発資料の執筆

■中国における営業秘密秘密管理マニュアル(経産省HP掲載)執筆

https://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/besshireiwa.pdf

■JETRO「中国における知的財産権保護に関する啓発用チラシ」・営業秘密保護編、・技術契約編 ・中国著作権編 執筆

2.中国における知財権侵害・契約紛争の対応

■中国における特許権侵害品、形態模倣品等の知財権侵害案件のトータルアドバイス、侵害鑑定、無効鑑定、警告、訴訟、行政法執行及び無効審判の戦略立案、ファシリテーション
■日中企業間のライセンス契約紛争に係る国際仲裁案件

3.契約、予防法務


■年間数十件程度の企業間契約作成、レビュー等(ライセンス契約、秘密保持契約、製造委託契約等の日中企業間契約を中心とする渉外契約、日本企業間の基本取引契約、業務委託契約等)、ビジネスフェーズに応じた契約アドバイス
■営業秘密管理体制の構築支援とアセスメント(過去5年間で数十件程度の対応実績)

4.日本知財法務

■日本における特許権侵害訴訟、商標権侵害訴訟、不正競争防止法訴訟、特許権無効審判等において、代理人として対応

■特許出願明細書の作成
・特許6429706号(音声対話装置、音声対話方法及びプログラム)
・特許6552854号(飲料サーバ)
・特許6359985号(デプス推定モデル生成装置及びデプス推定装置)
・特許6552854号(広告システム及び広告方法)
他、多数

5.主な論文・講演

■論文
2023年
・国立研究開発法人 科学技術振興機構 「5G移動通信技術をめぐる知的財産法制の動き」
・中国年鑑「要覧 知的財産権」、「動向 知的財産権」
・株式会社商事法務 NBL1238(2023.3.15)号「『足下』から見直す、中国における営業秘密保護  ――従業員管理のための契約・規程のポイントを中心に」
2022年
・日本ライセンス協会 LES JAPAN NEWS vol.63, No.4「中国専利権侵害訴訟における損害賠償額の算定」
・国立研究開発法人 科学技術振興機構「双循環戦略の中の知財政策」
・中国年鑑「要覧 知的財産権」、「動向 知的財産権」
・日本弁理士会 月刊パテント4月号「中国におけるプロダクトバイプロセスクレーム/製造方法クレーム‐侵害立証責任
負担軽減のための実務的手法の検討を中心に‐」
2021年
・神奈川新聞、中国新聞他、多数掲載論評「『足元』から自社の経済安保体制の見直しを」
・日本知的財産協会「知財管理」Vol.71「中国における他者特許対応の実務」
他、多数

■講演
2023年
・公正取引委員会 競争政策研究センター「中国における標準必須特許をめぐる法制の動き」
・日本知的財産協会主催「中国専利権侵害の理論と実務 - 自社権利侵害対策と他社権利への防御 」
2022年
・日本知的財産協会主催「中国専利権侵害の理論と実務 - 自社権利侵害対策と他社権利への防御 」
・東北大学「こんなに違う!ここに注意!中国特許法制度の基礎ーエンフォースメントを中心にー」
・ジェトロ東京主催「中国、タイ、ベトナムにおける営業秘密漏えい対策セミナー」(中国パート)
2021年
・日本知的財産協会主催「模倣品対策・知的財産権侵害対策最新実務」
・ジェトロ東京主催「中国、タイ、シンガポールにおける営業秘密漏えい対策セミナー」

経歴

2000年 東京大学工学部 卒業
2002年 東京大学大学院工学系研究科修士課程 修了、同年弁理士試験合格
2003年 ソニー株式会社入社 知的財産部にて、コンピュータ、ソフトウェア関連の知財関連業務全般に従事
2010年 慶応義塾大学法科大学院 修了、同年、司法試験合格
2011年 弁護士登録(東京弁護士会)
2011年 大野総合法律事務所 入所
特許訴訟や特許出願明細書作成業務等に従事
2015年 IP FORWARD上海オフィス勤務
2020年 IP FORWARD法律特許事務所(東京オフィス)勤務
2024年 シティライツ法律事務所勤務

お問い合わせ

案件のご相談等につきましては、以下までご連絡をお願い致します。

taeko.motohashi☆citylights.law (☆を@に変更してください。)


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