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売れない原因はメンタルブロックかも!


「いかがですか?」
「検討します」
売れなかったのは、メンタルブロックのせいかもしれません。

クロージングができない販売員にはメンタルブロックがあります。
断られたくない、嫌われたくない、実は扱っている商品の価値がわかっていないなどです。

私は断られるのが苦手ですし、嫌われたくありません。
長く販売をやっていますが、思い当たることがたくさんありました。
メンタルブロックの中でも「断られたくない」方は多いですよね。

・断られたくない(失敗したくない)
販売員にとって最大の失敗は断られることではないでしょうか。
断られるのが嫌(断られた=失敗したと考えてしまう)だからクロージングができません。

私はジュエリーを販売するのは自信がありますが、自分の営業は得意ではありません。
先日、メールで断られて、かなり落ち込みました。
ブロックを理解していても自分のこととなるとネガティブになります。

今は「断られるのが嫌だから気持ちが落ちているだけ。気にしない」
そう自分に言い聞かせるようにしています。
販売員にとって、最後の最後にお客様から断られるのはショックです。
断られ続けたら、クロージングができなくなります。

でも、そうなるのは普通。
断られるのが嫌なのは、人間の本能が正常に働いているだけ。気にすることはないとわかると、ショックも和らぎます。

失敗に強くなれる7つの考え方
①失敗しない方がおかしい
②そんなに失敗じゃない
③営業は断られてから、集客は失敗してから
④失敗から得られるものがある
⑤「失敗すると人が離れる」は勘違い
⑥失敗は誰も見ていない
⑦最後に成功するなら失敗はネタになる

らくらく売る人のアタマの中

勧めても買っていただけなかった、イベントにお誘いしたけど断られた、何度も失敗します。
私は40年近く接客をしてきて、断られた回数は決定した回数の数十倍あるはずです。
うまくいくことのほうが少ないと知ったうえで、どうやって挽回するのかを考えて行動します。
ただし、失敗するのは普通、売れないのは当たり前みたいに開き直らない。接客での失敗を振り返り、修正できる販売員は必ず結果を出します。

・私たちは、なぜ断られるのが嫌なのか?
これにも理由があります。
そもそも人間は集団で生活していたので拒否されること=集団からはじかれる、つまり命にかかわります。
そのため拒否される、否定されると同じように断られることを嫌がります。

販売だけではなく、生きていれば断られることはいくらでもあります。
「断られる=自分のことを拒否・否定ではない」
これを知って私はずいぶん救われました。

今日はクロージングを邪魔するメンタルブロックを1つご紹介しました。
私がデビューしたときは、とにかく試着してもらって、粘り強く勧めるのがいい販売員でした。
20代だった私は、お客様に断られても諦めない販売員が嫌いでした。
今は、なぜ粘り強く勧めることが良いのか理由がわかったので、私も粘り強くなりました。

成功する接客販売は、やるべき行動と理由があります。
私が行動経済学の本を読むなど想像したこともありませんでした。
本には、お客様がやっていること、トップセールスが身に着けているスキルが書かれています。
頑張る気持ちもやる気も大切ですが、その前に成功する販売のやり方を知らないと結果はでません。

そして何よりも、売上とお客様の笑顔が、販売員のモチベーションを上げてくれます。
皆様の成功をお祈りいたします。


販売員の方へ
「いかがですか?」という弱気の問いは、お客様に「考えます」「検討します」と言わせてしまいます。
「いかが?」を封印すると決定率が上がります!!

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