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雑談は何を話せばいい?

雑談は相手があなたと話しているといい気持ちになるためのもの。
雑談の達人は、相手を喋らせるのが得意。
× 何を話すか
〇 何を話させるか
 
講師を始めたころ、接客販売系の本を読み漁りました。
ある本に「雑談ができる人は売れる」と書かれていたのですが、私は「だから、雑談って何を話せばいいのよ!?」と叫んでいました。

私は販売現場で「どうでもいい話をしているオバチャンは売る」とうすうす感じていました。
しかし、なぜ売れるのか理由がまったくわかりませんでした。
いったい何を話しているんだろう?
ジュエリー販売が3年目になった私は一人前のつもりです。
最新の商品知識を身に着けている私より、たいした知識もない人から買うのが不思議でした。
 
「雑談力」の本を読んで気づいたのは、
お客様は私の商品知識を聞きたいわけじゃない。
お客様は「自分がいい気分になる」話をしたい。
 
販売をしていると「どうしたら買ってもらえるのか」ということに集中してしまいます。
お客様の立場で考えると、私はずっと自分のお金を減らす話をしているわけです。
想像したら笑ってしまいます。
 
「何を言うか」より
「相手をどんな気分にさせるか」
 
そして、私が躓いた「何を話させるか」
よく知らない相手は自分から話してくれません。
話してもらうためにやるのは「質問」です。
 
私は接客販売系の方にお勧めしているのは、観察してファッションや持ち物からの質問です。
「○○はお好きな色(デザインとか)ですか?」
相手が話好きの方だと、相槌&頷きだけで、ずっと話してもらえます。

こちらの本に紹介されているのは「ど」×「5W1H」×「3お」の方程式
んな○○が、すすめですか?
これを覚えていたら、質問は無限にできますね。

接客販売の現場に立つ前に見るようにノートに書き留めました。
雑談は「相手をいい気分にさせる」ためにする。
自分が話すのではなく、聴く。
相手を主役にして話をさせる。
 
『人はあなたが何をはなしたかは覚えていないが、あなたによってどんな気持ちになったのかはずっと覚えている』 マヤ・アンジェロウ
 
私事ですが、先日の会議で某委員の指摘のほとんどに反論した私は、「不快な奴」として覚えられたはずです。
私のこと、ずっと忘れないでしょうね…
反論する前に、「そうお考えなのですね」を最初は付けていましたが、後半はすっとばしていました。
5時間は長い、話が長すぎて我慢できなくなりました。
まだまだ私は未熟ですね…😑
 
「どうでもいい話ができるオバチャン」に磨きをかけます!!
 

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