たでぬー

マーケティングやPR、情報生態系、メディア運営、政治、政策に興味があります。仕事はマー…

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マーケティングやPR、情報生態系、メディア運営、政治、政策に興味があります。仕事はマーケティングツール会社のContent manager。放送大学大学院→東大学際情報学府。365日焼き肉食べたい。好きな場所は南半球。発言は個人の見解です。

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下駄を履かないとできない「取材」という仕事

「東京在住、正社員、男性」がこれからしんどくなりそうだという記事が、TwitterやNewspicksで取り上げられていたのを見ました。(マネー現代:サラリーマンを待ち受ける悪夢、「東京在住、男性、正社員」がヤバイ!https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65251) 「新卒でその会社に入り、会社に出社でき、長く勤められる男性というだけで、実は“下駄”を履かされている」「そうした人たちの既得権は終わる」という指摘です。言葉はキツいですが、確

    • 学際情報学府 M1前期の振り返り【暫定版】

      この記事について 執筆者は2022年の4月から、東大の学際情報学府 社会情報学コースのM1になりました。前期(S1S2セメスター)でできたこと、できなかったことを振り返るためにこのnoteを書いています。自身の振り返りがメインですが、学府での生活の様子や社会人で大学院に行くとどんな感じになるのかを知りたい方にも、お役に立てる部分があるかもしれず、公開することにしました。目標1時間で書くので多少の粗はご容赦ください。 執筆者の状況 20代後半の会社員・フルタイム。基本リモート

      • 研究を再開します!

        2020年4月から2021年3月まで放送大学大学院の修士課程に在籍し、無事修了しました。その後ひと休みしていたのですが、来春から東大の大学院で研究を再開します。入学はまだ先(2022年4月)なのですが、先んじてゼミに参加し、仕事と両立するペース作りもしていく予定です。ちゃんとやっていけるのか不安も大きいので、決意表明の意味も込めて(?)noteを書きました。 ★進学先 東京大学大学院学際情報学府 修士課程 https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/ なぜ

        • キットカットのマーケティングと脱炭素社会/マーケターにおすすめのマーケ本以外#3

          私はマーケター向けのメディアの編集者をしています。同時に大学院で政治学、組織論、メディア論などを勉強し、この春修士課程を修了しました。マーケターや経営者の方々に取材したり、ビジネス書を読んだりすると同時に、学術論文や学術書にも触れるなかで、タイトルに「マーケティング」という言葉が入っている本や雑誌以外にも、マーケターが読むと面白く感じるコンテンツがあるのではないかと思うようになりました。それらを少しずつ紹介していくのがこのnoteです。 今日は脱炭素社会をテーマとしたビジネ

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          リモワ全盛期にマクルーハンについて考える/マーケターにおすすめのマーケ本以外#2

          私はマーケター向けのメディアの編集者をしています。同時に大学院で政治学、組織論、メディア論などを勉強し、この春修士課程を修了しました。マーケターや経営者の方々に取材したり、ビジネス書を読んだりすると同時に、学術論文や学術書にも触れるなかで、タイトルに「マーケティング」という言葉が入っている本や雑誌以外にも、マーケターが読むと面白く感じるコンテンツがあるのではないかと思うようになりました。それらを少しずつ紹介していくのがこのnoteです。 コロナ禍では人々の行動の多くがオンラ

          リモワ全盛期にマクルーハンについて考える/マーケターにおすすめのマーケ本以外#2

          人を説得するとはどういうことか/マーケターにおすすめのマーケ本以外#1

          私はマーケター向けのメディアの編集者をしています。同時に大学院で政治学、組織論、メディア論などを勉強し、この春修士課程を修了しました。マーケターや経営者の方々に取材したり、ビジネス書を読んだりすると同時に、学術論文や学術書にも触れるなかで、タイトルに「マーケティング」という言葉が入っている本や雑誌以外にも、マーケターが読むと面白く感じるコンテンツがあるのではないかと思うようになりました。それらを少しずつ紹介していくのがこのnoteです。 『創造的論文の書き方』伊丹敬之著/有

          人を説得するとはどういうことか/マーケターにおすすめのマーケ本以外#1

          オンライン取材はなぜ難しいのか【3つの問題と解決策】

          私はマーケティング系のWebメディアの編集者で、企画、取材、執筆、編集などを担当しています。先日社内で「Zoomなどを用いたオンライン取材はオフライン(対面)取材と比べて難しいよね」という話が出てきました。なぜ難しいのか考えてみたのがこのnoteです。 コロナ禍では仕事はリモート、取材は相手のオフィスにうかがってもOKという状況だったのですが、2度目の緊急事態宣言に伴い取材は前面オンラインに移行しました。1度目のときもオンライン対応だったのですが、その時はみんな等しく“オン

          オンライン取材はなぜ難しいのか【3つの問題と解決策】

          論文の執筆・提出には必ずドラマがある【修論提出・口頭試問を終えて】

          2020年12月に放送大学大学院 文化科学研究科 社会経営科学プログラムにて修士論文を提出し、昨日口頭試問が終わりました。論文の執筆・提出は誰のどんなケースであってもドラマチックな側面があると思っているのですが、私も提出ラスト2週間から今日まで、いろいろあったので勢いで書いておきます。これから論文を書こうとする人の役に立つかもしれないし、(ポンコツすぎて)立たないかもしれない。ほかの人のドラマも聞きたいです。 前提:2019年年4月~修士課程在学(2021年3月修了予定)。

          論文の執筆・提出には必ずドラマがある【修論提出・口頭試問を終えて】

          今思い浮かぶ悩みは、去年とは違うものか?

          2020年最後の日曜日。一年を振り返りたくなるタイミングです。どんなことを成し遂げ、何に悩んできたのか考えてみました。 やった:粛々と手を動かした仕事、研究ともに「つべこべ言わずに手を動かす」を徹底した1年。目の前の要求や課題にどうやって応えるか、自分が貢献できるとしたらどんなことかを考えて、コツコツやりました。コンテンツもたくさん作ったし、修論も一応出した。アウトプットに対する周囲からの評価も、手ごたえを感じるものが増えてきた気がします。 悩んだ:落ち着いて物事を考える

          今思い浮かぶ悩みは、去年とは違うものか?

          新卒の社会人が最初に学ぶべきは「ダメ出し」の正しい受け止め方だと思う

          4月。入社式の中止やいきなりの自宅待機などで、新卒の方々はいまとても大変そうだ。自分が同じ立場だったら「会社にはどんな人がいるんだろう」「研修&配属はどうなる?」「毎日早起きとか無理」などなど、不安過ぎて発狂すると思う。 なので、社会人になりたての頃に知っていればよかった、と思ういくつかのことを、数回に分けて伝えてみようと思う。「働き始める前に生まれてしまった時間潰しのために、目を通してやるかー」的なメンタリティで読んでいただければ幸いである。 その1.学校と会社では学習

          新卒の社会人が最初に学ぶべきは「ダメ出し」の正しい受け止め方だと思う

          仕事も勉強も頑張りたい!モチベーションを維持し、時間を捻出する6つの方法

          2019年4月から通信制の大学院生として、政治学/コミュニケーション/カルチュラル・スタディーズ等を学んでいます。仕事もフルタイムで続けているので、スケジュールはけっこうきつい。 平日:10:00~20:00は仕事(もう少し早い時もある)それ以外の時間で勉強/土日:半日は家事に消える、予定がなければそれ以外は勉強/お盆など長期休み:がっつり充てる こんな状況で半年間、試行錯誤をしてきました。その結果、スケジュール管理・モチベーション管理で大切だなと思えたことがいくつか見つ

          仕事も勉強も頑張りたい!モチベーションを維持し、時間を捻出する6つの方法

          研究テーマが少し見えてきた、その後どうすればよいのか~7月の学習状況その1

          放送大学大学院の修士課程に入学して3ヵ月。きょうは久しぶりに研究の個別指導日でした。担当の教授は毎回とてもありがたいフィードバックをくださるので、きょうもその一部をまとめておこうと思います(私の関心領域は政治とマーケティング、コミュニケーションです)。 ちなみに現状は ・興味のある領域が少し絞られてきた ・骨になりそうな本を2冊みつけた ・興味のある事例が1つある という感じ。8月中旬に研究レポートを1本出さなければいけない規定があります。まずは研究全般で役立ちそうなt

          研究テーマが少し見えてきた、その後どうすればよいのか~7月の学習状況その1

          なぜ、書かずにはいられないのか

          私はWebメディアの編集やライティングを仕事にしている。noteやTwitterで書くのも好きだ。 最近、たまたま将来について話す場面が複数あり、「書くことを極めたいの?」「ライターを目指すの?」と聞かれることが重なった。 すぐに返事ができなかった。 私は、書きたいのだろうか。 書くのは好きだ。もっともっと書けるようになりたいけれど、書けるようになればそれで満足か、と言われると、それは違うと思っている。 では、なぜ書くのか。 そんなことを考えていたときに、以下の本を

          なぜ、書かずにはいられないのか

          社会人大学院生の強みと弱み~6月の学習状況

          6月、なんか長かったです…。4月、5月に引き続き、社会人で放送大学大学院に通って3ヵ月目の状況を書き残しておこうと思います。具体的には、今月感じた「社会人大学院生の強みと弱み」、研究と授業の状況、そして知人から教えてもらった研究に役立つWebサイトについてガシガシ書きます。 ちなみに4月、5月の分はこちら 社会人大学院生の強み:完璧主義を捨てて、アウトプットができる社会人をやってから学生に戻ってみて感じたのが「私、完璧主義じゃなくなった…!」ということ。とにかくアウトプッ

          社会人大学院生の強みと弱み~6月の学習状況

          日経がnoteと組んで「Nサロン」を垂直立ち上げできた理由【イベントレポート】

          Reproさん主催のイベント「aCrew Vol.2 for Media ~日経新聞、朝日新聞、note、Gunosyの新規事業担当が登壇!メディア企業のZERO to ONE ~」に参加してきました。日経新聞の永吉さんが、日経×noteの連携についてとても強いお話をされていたので、まとめておこうと思います。 永吉さん(@nagayoshi76)日経新聞のnote担当として「Nサロン」の準備・運営、オピニオンリーダーを束ねたサイト「COMEMO」の運営を行う。 1.なぜ日

          日経がnoteと組んで「Nサロン」を垂直立ち上げできた理由【イベントレポート】

          なぜ研究テーマが浮かばないのか~5月の学習状況

          放送大学大学院の、5月の学習状況についてまとめます。タイトルの通り、あまりうまくいってないです。スクーリングで院生している人は、もっと大変だろうなと思います。 1.研究テーマ決めが辛い話引き続きテーマ決めのための文献サーヴェイを続けていますが、足踏み状態です。1.知識不足と2.思考するための時間&脳の空きスペース不足のダブルパンチがその理由かと思っています。 1.知識不足:そもそも、学部での専門と異なる領域で論文を書こうとしているので、学部レベルの知識もなく、追いつくため

          なぜ研究テーマが浮かばないのか~5月の学習状況