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研究を再開します!

2020年4月から2021年3月まで放送大学大学院の修士課程に在籍し、無事修了しました。その後ひと休みしていたのですが、来春から東大の大学院で研究を再開します。入学はまだ先(2022年4月)なのですが、先んじてゼミに参加し、仕事と両立するペース作りもしていく予定です。ちゃんとやっていけるのか不安も大きいので、決意表明の意味も込めて(?)noteを書きました。

★進学先
東京大学大学院学際情報学府 修士課程
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/

なぜ進学するのか?


(1)研究の継続
 放送大学で書いた修論の内容をさらに発展させる予定です。受験の際に提出した研究計画書も、修論を骨子にしています。研究テーマは、政党組織とマーケティングです。具体的には、デジタルマーケティングの高度化やデータ利活用の高度化が組織や社会構造、既存の制度に与えている影響に関心があり、放送大学では主に政治学、組織論領域の先行研究の整理、理論研究を行っていました。今後はメディア論なども参照しながら、より実証的な研究を進める予定です。

 日々の業務内容がストレートに論文になるわけではないものの、企業と政党という二種類の組織を並行して見ていたことから出発した研究テーマです。もう少しテーマを広げて、デジタルの浸透でマーケティング的な動きが比較的簡単にできるようになったことで、社会にどんな変化が起きているのか、ということを切り取るような研究もしたいです。

(2)仕事の質を高める
・メディアビジネスの動向を把握し実務に活かす
 所属する予定の研究室には様々なかたちでメディアに携わるゼミ生が在籍しており、メディアに関する様々な情報を収集・把握することできます。Webという媒体やマーケティングという専門領域を超えていろいろな立場の人と学ぶことで、これからのメディアビジネスに必要な能力や倫理観とは何なのか考え、それを習得したいと考えています。また、自社に活かせそうな(コンテンツ制作、マネタイズ、人材育成など)があれば積極的に取り込んでいきたいです。

・情報をめぐる諸課題への理解を深める
 自分が作るコンテンツの質をより高めるため、マーケティング、メディアの今後を見通すための視座の獲得を目指します。

(3)ずっと研究に携わって生きていきたい
 仮にキャリアに結びつかなかったとしても、成果がうまく出なかったとしても、それでも研究を続けたいと思ったので進学します。研究者になるためにはどこかで研究の基礎力を高めるためのトレーニングを受けないといけない(≒修士課程)と思っており、やるなら今だと決めました。

受験はどうやって乗り切った?

コロナ対応で筆記試験がなくなり、研究計画書(5,000w)、小論文(5,000w)自己推薦書、TOEICなどの英語スコア、二次試験の面接で合否が決まることになりました。受験準備は(膨大な書類があって)大変だったものの、自分の関心事を伝える文章を作るのは楽しかったので、それほどストレスにはなりませんでした。仕事もあったので、徹夜するような無理もしていません。

ただ、受験準備を並行で進めるのは厳しかったため、併願はしませんでした(ダメなら冬期にまた受けようと思っていた。後がなかったら、精神的にもっときつかったかも)。なお、私の場合は社会人としての業務内容と研究テーマの間に直接的な関係がないため社会人選抜の条件には適合せず、一般受験の枠で受験しました。

受かるために欠かせなかったアクションとして、研究室説明会への参加を挙げたいです。説明会への参加そのものは合否に一切関係ないのですが、いくつかの研究室では現役の院生の方々が、受験準備等に関する質問に答えてくれました。大学院の受験に関してはあまりオンライン上に情報が出回らないため、直接質問できる機会は貴重です。私はここで自分の対策がやや的外れだったことに気づき、さらに困った時に助けを求められる先輩にも出会いました。特に外部進学や社会人から進学する方は、失礼にならない程度に前のめりにコネクションを作りにいくことを強くお勧めします。

なぜ学際情報学府の修士課程?放送大学の博士課程に進まなかった理由は?


これは放送大学時代の指導教員と相談しながら決めました。

これは放送大学時代の指導教員と相談しながら決めました。
・修士課程は研究をデザイン・遂行する基礎力を付ける場
・私の学問領域における“基礎力”を付けるためには、放送大学の修士・博士課程のカリキュラムでは(まったく方法がないわけではないが)やや無理が生じる
・そのため研究者養成を主目的にしている大学院の修士課程(できれば海外)で修行することが望ましい
(これは放送大学の修士課程に入ったときから助言いただいていた)
・さらに今持っているテーマをさらに深めたいと考えた時に、メディア研究を軸に学際的なアプローチができる場がより望ましかった

二次試験の面接でも聞かれました。ごにゃごにゃ言ってしまった。。。

仕事はどうするのか?

早起きして頑張ります!私の場合は、会社には合格後に状況を伝えました。その際には、目的と大まかにかかる時間、進学によって仕事にどんな還元ができるか、どんな成果が得られそうかを説明する書類を添えました。ただ、オンライン主体かどうかで履修計画も変わりそうですし、不確定要素が多いので、困りごとができてた時点で都度相談になる予定です。認めてくれた会社には本当に感謝しています。なお学際情報学府では、勤務先に籍を置いて入学する場合、勤務先から「学業に支障が出ないよう配慮しますよ~」という趣旨の一筆をもらうことが必要になります。

退職することも一瞬考えたのですが、今の仕事が好きで、自分の持てる力を発揮できることが幸せにもつながるので、とりあえずは両方頑張ってみようと思っています。放送大学で勉強していて気付いたのですが、私の場合、仕事と研究では使う力が微妙に違っていて、研究ではあまり生きないかもしれないが仕事では長所になり得る能力/反対に仕事ではあまり生きないが研究で強みになりうる能力、両方使っていくことが、精神衛生上とても良いようです。ただ成果物のクオリティ低下、時間不足、健康の維持などで問題が出てきたときは、見直しをかけないといけないと思います。

ずいぶん遠回りだと思わないか?いつまで勉強するつもり?

思います(学部卒業・就職→修士①→修士②とかなり遠回り)。思いますが、自分の性格上、こうするしかなかったような気がします。そして社会人経験と放送大学での勉強で研究のタネが生まれ、それが今回の進学のモチベーションにつながっているので、無駄だったという感覚はまったくありません。ただし、勉強しているだけで褒められるお年頃は過ぎているので(昔はよかったな……)、成果が出るように頑張ります。

今後どうなりたいのか?

①学術的な成果、②コンテンツ制作者としての成果、③仕事をしながら研究もする人を増やす、の3つを目標としています。将来は良い本を出すこと、その本を家族とお世話になった人(迷惑をかけた人…)に配ることをイメージしています。

放送大学で勉強した様子は、noteにまとめています。

https://note.com/tadenu/m/m00ec5a37d412


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