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「見えないものの正体」

「見えないものの正体」

こころは見えない
自分のこころの奥の小さな隙間さえよく見えない
自分のこころのありかさえよくわからないのだから
自分以外のこころは見えているようで見えていないのは明らかだ

怒ったり、悲しんだり、恨んだりするのも
こころがこころを勝手に考えて、作り上げて
自己満足しているだけだと思えてくる
悲しいのは自分以外を攻撃することに何の疑いを持たないことだ

深海の暗い底に怪物が住んでいると感じるのも
遠い空の光の向こうに天使が居ると感じるのも

こころは知っているようで知らない
言葉には表せない小さな小さなこころもあるし、
誰にも話せないこころもある
だからこそ、こころには小さく光る希望がある
自由なこころがある
されは誰にも踏み込むことのできない
私の思いがある
だから、生きている
皆、そうして生きている

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