Soumoku 浦正

水墨画家・浦正 絵や詩、エッセイなどを気ままにアップしています。 https://ta…

Soumoku 浦正

水墨画家・浦正 絵や詩、エッセイなどを気ままにアップしています。 https://tadashiura.com

マガジン

  • The story of Morris

    赤狐モリスの物語

  • AWAKENING

    AWAKENING 〜覚醒〜 目覚めの絵と詩

  • 奏墨日記

    画家・浦正のこころの中に浮かんだことの覚え書き

最近の記事

神獣になった心の森の主

「神獣森主図」 「モリスのコトリ」巡回展ファイナルのフラッグシップ作品『神獣森主図』 長い旅を続けて覚醒を遂げたモリスの目にはどんなふうに世界が見えているのだろう… モリスになった気持ちで描いていると、たくさんのインスピレーションとともに、景色や言葉が心に現れてきました。 あるとき、いつものように心の声が囁きました。それはまるであの白い鹿のような優しい声でした。 * 浅い呼吸に気づいたら 深呼吸をしてごらん。 覚醒とリラックスの基本は 呼吸を整えること… まずは息

    • 絵本が教えてくれた✨とても素敵な天啓✨

      『コトリの存在を実感する』 絵本「モリスのコトリ」の物語を何回か読み返すと、自分の心にも本当にコトリがいることを、ある時ふと実感するようになります。 初めのころに現れるコトリはたいていネゴルのほうが多いから、あなたが気づいたコトリがネゴルばかりだとしてもまったく残念に思わないで下さい。 ポポルは現実が楽しくなるときに現れるので、あなたが気づいていないだけで、誰にでもポポルの時はたくさんあります。ちなみに、普段から瞑想や坐禅をしている人以外で、楽しい時に内観している人は

      • 集合意識ってきっとあると思うんです

        2011年、311のとき僕はしばらく絵が描けなくなった。 こんな時にも絵を描くことにいったい何の意味がある? 家族四人暮らしを支えるのでやっとの毎日、遠くの被災者を助けに行く時間も余裕もないことを心苦しく思っていた。 絵描きの存在意義に疑問を抱く日々。じわじわと無力感と絶望感が肥大化した震災一年半後の秋、僕は師匠と兄弟弟子たちと岩手・陸前高田市の産業祭りに呼ばれた。 2年ぶりの秋の収穫祭、少しでも元気になってもらえたら… 朝から皆で一所懸命に水墨画ライブドローイングのリレ

        • 絵本「モリスのコトリ」原画巡回展 in 福岡@TAGSTÅ

          1月20日から福岡で個展を開催します!! 今年は辰年🐲✨ 昔から龍が大好きな私は今までたくさんの龍を描いてきました。 そして毎回心に浮かび上がる龍を描くうちに、 龍とは我々の心の中に蠢めくエネルギーだと思うようになりました。 ネガティヴ、ポジティブ、さまざまな心の状態は まるで手がつけられない暴れ龍のようです。 でも長年心のなかの龍(衝動的に蠢めく心)の観察を続けていくうちに、 最近ではだいぶ上手く付き合えるようにもなってきました なので今年は龍の背に乗って飛龍雲乗

        神獣になった心の森の主

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        記事

          今日のママは少しネゴルだね 、ボクはスーパーポポルだよ♪

          ありがたいことに、絵本「モリスのコトリ」のご感想をたくさんいただいています。 今日はその一つをご紹介… * ある朝息子さんがお母さんに言いました。 「今日のママは少しネゴルだね🐦😉」 「ボクはスーパーポポルだよ❣️🐤😁✨」 お母さんはそんなふうに息子さんが話すのを聞いて、親子で今ここの心の状態を楽しく共有できたことが面白かったと喜んでくださっていました。 私もこの楽しい親子の会話を伺って、この絵本を書いて本当に良かったと心から嬉しくなりました🙏 * お互いの心

          今日のママは少しネゴルだね 、ボクはスーパーポポルだよ♪

          「そうだね いいんだよ」 

          ネゴルに何を言われても そうだね いいんだよって言ってみた   モリス 君はダメなやつだ!って ネゴルに怒鳴られたとき そうだね 僕はダメなやつなんだよ でもダメなやつでもいいんだよって言ってみた   モリス 君は弱虫だな!って ネゴルに馬鹿にされたときも そうだね 僕は弱虫なんだよ でも弱虫でもいいんだよって言ってみた   モリス 君は意地悪だ!って ネゴルに非難されたときも そうだね 僕は意地悪なんだよ でも意地悪でもいいんだよって言ってみ

          「そうだね いいんだよ」 

          ネゴルにありがとう

          モリスから君へ     あの日のネゴルのおかげで 今の幸せがあるってことを ボクは忘れないよ     だから今日ネゴルが また酷いことを言ってきても かまわない     苦しいけれど 深呼吸をして ネゴルの話を聞くんだ そして思い出す   あの時もそうだったね     ネゴルがいたから ボクは勇気を出せたんだ 新しい世界へ進めたのも 今ここの幸せも ネゴルがいたから…      そうなんだ ボクの本当の望みと 幸せに向かうためのきっかけは

          ネゴルにありがとう

          01_プロローグ

          絵本制作のときに私(著者)が受け取ったインスピレーション(閃き)や、その後に理解したメッセージ(見えない存在からの導き)を、覚えているうちに少しずつ描き記していきたいと思います。 私のための備忘録の場所として気ままにゆるく不定期更新してまいります。 絵本「モリスのコトリ」に共鳴してくださった皆さんが、さらにモリスの世界を楽しんでいただけたらとても嬉しいです。 * 最初のページからはじめます… ここは物語のプロローグでまだモリスはいませんが、これからはじまる物語の期待感や

          01_プロローグ

          「旅人の心得」

          絵本「モリスのコトリ」の物語は、私自身が子どもの頃に大人たちから教えてもらいたかったことがテーマです 人生を旅に例えたとき、道に迷ったり遠回りした経験は誰もが少なからずありますが、想定外の苦境に遭遇したとき、すぐに軌道修正して楽しく旅を続けられるかは当人次第で、それは口伝の「旅人の心得」を知っているか知らないかで大きく変わります。 それはかつては経験と智慧が豊富な大人たち(親でなくてもよい)が、いずれ巣立つ子どもたちの旅支度を一緒に整えるように、日々の対話の中で心を込めて

          「旅人の心得」

          「なぜ自分は狐が嫌いなのだろう?」

          なぜキツネを描くの?と聞かれることがあります。 実は昔はキツネがあまり好きじゃなかったんです。というか、得体のしれない怖さがあって他の動物のように愛でる対象に思えませんでした。 いつの間にかキツネに感じるようになった、ずる賢くて気味が悪いイメージ… それは子どもの頃から絵本やアニメの物語に登場する悪役キツネや妖艶な女狐による影響で、思いかえせば子どもの頃からキツネに対する否定的な妄想は、常に僕の潜在意識にありました。 実際にキツネに噛まれたり、大切に育てた農作物を食い荒らされ

          「なぜ自分は狐が嫌いなのだろう?」

          絵本「モリスのコトリ」原画展

          このたび、モリスを主人公にした絵本「モリスのコトリ」ができました。 6月23日に東京・自由が丘にあるギャラリーで絵本原画展を開催し、絵本販売もスタートします。 絵本には、朗読と音楽がついています。絵本に記載のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むと、子どもたちでも簡単にお話を耳で聴きながら絵本を楽しむことができます。もちろん大人の皆さんにも… 朗読と音楽のとくべつな絵本「モリスのコトリ」の原画展。 皆様にお会いできることを心から楽しみにしております! 個展詳細

          絵本「モリスのコトリ」原画展

          ピプノセラピーを受けて15年経った今

          ●15年前の2007年に一度だけピプノセラピーを受けました ピプノセラピーはセラピストの誘導によって催眠状態に入り、自ら潜在意識下にある前世の記憶までさかのぼって、魂レベルのトラウマの原因を知ったり、今世に影響する不可解な負の感覚を根本から癒したり、今世に生まれた目的や意味を知ることができる催眠療法です。 僕はある時代に生まれた前世の自分の一生をはっきりと思い出しました。 そのおかげで、今世において意味不明に自分の心を苦しめる感覚や、現実に起こる嫌な事象の因果や、自らの思

          ピプノセラピーを受けて15年経った今

          Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~

          戯れあっている様でもあり 喧嘩している様でもあるキツネ title: Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~ 絵のメッセージは観る人それぞれが受け取るものだからどちらも正解。 そして分からないという答えもまた正解。 「ソクラテスに勝る知者はいない」という神のお告げを聞いたソクラテス。 しかし「自分が知者ではないことを知っている」ソクラテスは、世の中で知者と呼ばれている人たちを訪ねてみたところ、「本当は知らないのに知っていると思い込んでいる」彼ら

          Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~

          もう一人の自分(左脳理解不可能なお話)

          今朝の瞑想🧘‍♂️は不思議だった。 今朝もいつものように瞑想をして40分くらい経ったころのこと… さて今日はそろそろ終わろうと深呼吸をしていたとき… 心に1人の若い男が現れた。 彼は冷たい目をして、物言いたげに僕をみている。 僕は瞑想を終わろうとしていたのでそのまま彼のイメージを流そうと思ったけれど、なんとも胸のあたりが重苦しく感じたので、再び瞑想状態に入って彼と向き合うことにした。 彼は僕に対して正面を向かない。 批判的で、卑屈で不快なオーラを感じると同時に、拗ね

          もう一人の自分(左脳理解不可能なお話)

          Two of Us / sympathy ~ 共振 ~

          私は昔、狐があまり好きになれませんでした... いえ、、正直に言うととても恐れて嫌悪していました。 その頃の私が抱いていた狐の印象はこんな感じです。 狐は怪しくて、ずる賢くて、卑怯者。 妖力を使って人を騙して、取り憑いて災いをもたらす魔獣。 全く不可解で、触らぬ神に祟りなし。 お稲荷さんも狐狗狸さんもクワバラクワバラ... しかし15年ほど前に私は突然目が覚めました。 狐に対する全ての悪しきイメージは嘘っぱちのでっち上げで、それは誰かが捏造した印象操作のプロパ

          Two of Us / sympathy ~ 共振 ~

          過去も未来も忘れて「今」に夢中でいたときに生まれた心の動物たち

          今年は絵描きを生業にして30周年、独立して20周年です。 振り返れば長い年月ですが、二十歳の頃も今も一所懸命に描くことに向き合うエネルギーは全く変わっていなくて、我ながらよく飽きずに続けてこれたと感心します。 将来の展望など全く見えない絵描き人生は、明確な人生設計も余裕もなく、ただ今ここに全力を注ぐことを最重要とし、常に崖っぷちでも下を見ずに空を見続けるというシンプル且つクレイジーなライフプランです。 小舟に妻子を乗せて大海に漕ぎ出す無謀な人生航路ではありますが、たくさんの

          過去も未来も忘れて「今」に夢中でいたときに生まれた心の動物たち