Soumoku 浦正

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Soumoku 浦正

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マガジン

  • The story of Morris

    赤狐モリスの物語

  • AWAKENING

    AWAKENING 〜覚醒〜 目覚めの絵と詩

  • 奏墨日記

    画家・浦正のこころの中に浮かんだことの覚え書き

記事一覧

「そうだね いいんだよ」 

ネゴルに何を言われても そうだね いいんだよって言ってみた   モリス 君はダメなやつだ!って ネゴルに怒鳴られたとき そうだね 僕はダメなやつなんだよ でもダ…

Soumoku 浦正
1か月前
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ネゴルにありがとう

モリスから君へ     あの日のネゴルのおかげで 今の幸せがあるってことを ボクは忘れないよ     だから今日ネゴルが また酷いことを言ってきても かまわない   …

Soumoku 浦正
1か月前
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01_プロローグ

絵本制作のときに私(著者)が受け取ったインスピレーション(閃き)や、その後に理解したメッセージ(見えない存在からの導き)を、覚えているうちに少しずつ描き記してい…

Soumoku 浦正
2か月前
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「旅人の心得」

絵本「モリスのコトリ」の物語は、私自身が子どもの頃に大人たちから教えてもらいたかったことがテーマです 人生を旅に例えたとき、道に迷ったり遠回りした経験は誰もが少…

Soumoku 浦正
3か月前
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「なぜ自分は狐が嫌いなのだろう?」

なぜキツネを描くの?と聞かれることがあります。 実は昔はキツネがあまり好きじゃなかったんです。というか、得体のしれない怖さがあって他の動物のように愛でる対象に思…

Soumoku 浦正
3か月前
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絵本「モリスのコトリ」原画展

このたび、モリスを主人公にした絵本「モリスのコトリ」ができました。 6月23日に東京・自由が丘にあるギャラリーで絵本原画展を開催し、絵本販売もスタートします。 …

Soumoku 浦正
4か月前
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ピプノセラピーを受けて15年経った今

●15年前の2007年に一度だけピプノセラピーを受けました ピプノセラピーはセラピストの誘導によって催眠状態に入り、自ら潜在意識下にある前世の記憶までさかのぼって、魂…

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Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~

戯れあっている様でもあり 喧嘩している様でもあるキツネ title: Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~ 絵のメッセージは観る人それぞれが受け取るものだからどちらも正解…

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もう一人の自分(左脳理解不可能なお話)

今朝の瞑想🧘‍♂️は不思議だった。 今朝もいつものように瞑想をして40分くらい経ったころのこと… さて今日はそろそろ終わろうと深呼吸をしていたとき… 心に1人の若い…

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Two of Us / sympathy ~ 共振 ~

私は昔、狐があまり好きになれませんでした... いえ、、正直に言うととても恐れて嫌悪していました。 その頃の私が抱いていた狐の印象はこんな感じです。 狐は怪しくて…

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過去も未来も忘れて「今」に夢中でいたときに生まれた心の動物たち

今年は絵描きを生業にして30周年、独立して20周年です。 振り返れば長い年月ですが、二十歳の頃も今も一所懸命に描くことに向き合うエネルギーは全く変わっていなくて、我…

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東福寺塔頭 光明院 奉納 雲龍図|水墨画家 浦正

2021年10月に京都の東福寺塔頭 光明院で開催された水墨画家浦正による奉納雲龍図の揮毫と水墨画展の記録映像です。

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ライブペインティング in 京都

光明院 奉納 雲龍図 揮毫 去る10月23、24日に京都の東福寺塔頭「光明院」の本堂にて 雲龍図の揮毫(ライブペインティング)をし奉納させていただきました。 写真提供: Katsu…

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浦正水墨画展 2021  [ こころの動物たち / 楽・覚・和・猛・遊・幽 ]

この度、Freedom Dictionaryの桑原茂一さんにお声がけいだいて、10月1日から31日まで京都の古刹「光明院」さんで水墨画展をさせていただくことになりました。 室町時代…

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Morris [ 8 ] present / 今

title: Morris [ 8 ] present / 今 ~ the story of the becoming a divine beast ~ (There is English writing at the bottom) 初夏の風が吹くころに モリスはラズベリ…

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「君が代」

中学音楽教科書1年〜3年共通の「君が代」の絵を描きました。 「君が代」は10世記初頭の古今和歌集の「読み人知らず」の和歌を初出とした歌詞で、世界の国歌でも最古の…

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「そうだね いいんだよ」 

ネゴルに何を言われても そうだね いいんだよって言ってみた   モリス 君はダメなやつだ!って ネゴルに怒鳴られたとき そうだね 僕はダメなやつなんだよ でもダメなやつでもいいんだよって言ってみた   モリス 君は弱虫だな!って ネゴルに馬鹿にされたときも そうだね 僕は弱虫なんだよ でも弱虫でもいいんだよって言ってみた   モリス 君は意地悪だ!って ネゴルに非難されたときも そうだね 僕は意地悪なんだよ でも意地悪でもいいんだよって言ってみ

ネゴルにありがとう

モリスから君へ     あの日のネゴルのおかげで 今の幸せがあるってことを ボクは忘れないよ     だから今日ネゴルが また酷いことを言ってきても かまわない     苦しいけれど 深呼吸をして ネゴルの話を聞くんだ そして思い出す   あの時もそうだったね     ネゴルがいたから ボクは勇気を出せたんだ 新しい世界へ進めたのも 今ここの幸せも ネゴルがいたから…      そうなんだ ボクの本当の望みと 幸せに向かうためのきっかけは

01_プロローグ

絵本制作のときに私(著者)が受け取ったインスピレーション(閃き)や、その後に理解したメッセージ(見えない存在からの導き)を、覚えているうちに少しずつ描き記していきたいと思います。 私のための備忘録の場所として気ままにゆるく不定期更新してまいります。 絵本「モリスのコトリ」に共鳴してくださった皆さんが、さらにモリスの世界を楽しんでいただけたらとても嬉しいです。 * 最初のページからはじめます… ここは物語のプロローグでまだモリスはいませんが、これからはじまる物語の期待感や

「旅人の心得」

絵本「モリスのコトリ」の物語は、私自身が子どもの頃に大人たちから教えてもらいたかったことがテーマです 人生を旅に例えたとき、道に迷ったり遠回りした経験は誰もが少なからずありますが、想定外の苦境に遭遇したとき、すぐに軌道修正して楽しく旅を続けられるかは当人次第で、それは口伝の「旅人の心得」を知っているか知らないかで大きく変わります。 それはかつては経験と智慧が豊富な大人たち(親でなくてもよい)が、いずれ巣立つ子どもたちの旅支度を一緒に整えるように、日々の対話の中で心を込めて

「なぜ自分は狐が嫌いなのだろう?」

なぜキツネを描くの?と聞かれることがあります。 実は昔はキツネがあまり好きじゃなかったんです。というか、得体のしれない怖さがあって他の動物のように愛でる対象に思えませんでした。 いつの間にかキツネに感じるようになった、ずる賢くて気味が悪いイメージ… それは子どもの頃から絵本やアニメの物語に登場する悪役キツネや妖艶な女狐による影響で、思いかえせば子どもの頃からキツネに対する否定的な妄想は、常に僕の潜在意識にありました。 実際にキツネに噛まれたり、大切に育てた農作物を食い荒らされ

絵本「モリスのコトリ」原画展

このたび、モリスを主人公にした絵本「モリスのコトリ」ができました。 6月23日に東京・自由が丘にあるギャラリーで絵本原画展を開催し、絵本販売もスタートします。 絵本には、朗読と音楽がついています。絵本に記載のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み込むと、子どもたちでも簡単にお話を耳で聴きながら絵本を楽しむことができます。もちろん大人の皆さんにも… 朗読と音楽のとくべつな絵本「モリスのコトリ」の原画展。 皆様にお会いできることを心から楽しみにしております! 個展詳細

ピプノセラピーを受けて15年経った今

●15年前の2007年に一度だけピプノセラピーを受けました ピプノセラピーはセラピストの誘導によって催眠状態に入り、自ら潜在意識下にある前世の記憶までさかのぼって、魂レベルのトラウマの原因を知ったり、今世に影響する不可解な負の感覚を根本から癒したり、今世に生まれた目的や意味を知ることができる催眠療法です。 僕はある時代に生まれた前世の自分の一生をはっきりと思い出しました。 そのおかげで、今世において意味不明に自分の心を苦しめる感覚や、現実に起こる嫌な事象の因果や、自らの思

Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~

戯れあっている様でもあり 喧嘩している様でもあるキツネ title: Two of Us / contradiction ~ 矛盾 ~ 絵のメッセージは観る人それぞれが受け取るものだからどちらも正解。 そして分からないという答えもまた正解。 「ソクラテスに勝る知者はいない」という神のお告げを聞いたソクラテス。 しかし「自分が知者ではないことを知っている」ソクラテスは、世の中で知者と呼ばれている人たちを訪ねてみたところ、「本当は知らないのに知っていると思い込んでいる」彼ら

もう一人の自分(左脳理解不可能なお話)

今朝の瞑想🧘‍♂️は不思議だった。 今朝もいつものように瞑想をして40分くらい経ったころのこと… さて今日はそろそろ終わろうと深呼吸をしていたとき… 心に1人の若い男が現れた。 彼は冷たい目をして、物言いたげに僕をみている。 僕は瞑想を終わろうとしていたのでそのまま彼のイメージを流そうと思ったけれど、なんとも胸のあたりが重苦しく感じたので、再び瞑想状態に入って彼と向き合うことにした。 彼は僕に対して正面を向かない。 批判的で、卑屈で不快なオーラを感じると同時に、拗ね

Two of Us / sympathy ~ 共振 ~

私は昔、狐があまり好きになれませんでした... いえ、、正直に言うととても恐れて嫌悪していました。 その頃の私が抱いていた狐の印象はこんな感じです。 狐は怪しくて、ずる賢くて、卑怯者。 妖力を使って人を騙して、取り憑いて災いをもたらす魔獣。 全く不可解で、触らぬ神に祟りなし。 お稲荷さんも狐狗狸さんもクワバラクワバラ... しかし15年ほど前に私は突然目が覚めました。 狐に対する全ての悪しきイメージは嘘っぱちのでっち上げで、それは誰かが捏造した印象操作のプロパ

過去も未来も忘れて「今」に夢中でいたときに生まれた心の動物たち

今年は絵描きを生業にして30周年、独立して20周年です。 振り返れば長い年月ですが、二十歳の頃も今も一所懸命に描くことに向き合うエネルギーは全く変わっていなくて、我ながらよく飽きずに続けてこれたと感心します。 将来の展望など全く見えない絵描き人生は、明確な人生設計も余裕もなく、ただ今ここに全力を注ぐことを最重要とし、常に崖っぷちでも下を見ずに空を見続けるというシンプル且つクレイジーなライフプランです。 小舟に妻子を乗せて大海に漕ぎ出す無謀な人生航路ではありますが、たくさんの

再生

東福寺塔頭 光明院 奉納 雲龍図|水墨画家 浦正

2021年10月に京都の東福寺塔頭 光明院で開催された水墨画家浦正による奉納雲龍図の揮毫と水墨画展の記録映像です。

ライブペインティング in 京都

光明院 奉納 雲龍図 揮毫 去る10月23、24日に京都の東福寺塔頭「光明院」の本堂にて 雲龍図の揮毫(ライブペインティング)をし奉納させていただきました。 写真提供: Katsumi Hirabayashi 
奉納後記以下長文です。よろしければ — 
龍には昇竜と降龍があり、龍は天に登り如意宝珠という何でも願いを叶える宝の玉を取って降りてきます。 今回私が描いた龍はその降龍。 どんな願いも思うままに叶え、病を治し、災いを避ける神聖な如意宝珠を持って天から降りてくる

浦正水墨画展 2021  [ こころの動物たち / 楽・覚・和・猛・遊・幽 ]

この度、Freedom Dictionaryの桑原茂一さんにお声がけいだいて、10月1日から31日まで京都の古刹「光明院」さんで水墨画展をさせていただくことになりました。 室町時代初期に臨済宗大本山東福寺の塔頭として創建された光明院には「虹の苔寺」の異名をとる美しい枯山水庭園があります。苔と砂の見事な調和を見せる主庭「波心庭」は昭和の作庭家・重森三玲によるもので、秋の光明院はまたさらに格別です。10月はぜひ古都の優雅な懐で癒されてみませんか。 ☆開催期間中の私の京都滞在は

Morris [ 8 ] present / 今

title: Morris [ 8 ] present / 今 ~ the story of the becoming a divine beast ~ (There is English writing at the bottom) 初夏の風が吹くころに モリスはラズベリーの木を見つけました 青い葉の間に輝く ルビーのような赤い果実に 心を奪われたモリスは 今しか味わえない 大地の恵みに夢中になりました 甘い実だけを選んで食べて 酸っぱいのはまだ食べま

「君が代」

中学音楽教科書1年〜3年共通の「君が代」の絵を描きました。 「君が代」は10世記初頭の古今和歌集の「読み人知らず」の和歌を初出とした歌詞で、世界の国歌でも最古の作詞といわれているそうで、そして世界で最も短い国歌だそうです。
 『君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで』 
絵を描くにあたり改めて、見て詠んで歌ってみて、いろんな思いを巡らせていると、さざれ石になった先祖代々からのメッセージが聞こえてきました。

 それはとても暖かく、穏やかで、静かな口調で、