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よく噛んで健康に!噛む回数を増やすメリットとは

日本人の1回の食事中の噛む回数は、激減しているといわれています。弥生時代には4,000回、戦前には1,400回、現代では600回ほどと推定されています。

噛むことは、食物を噛み砕き消化しやすくするだけではなく、さまざまな健康上のメリットが期待できます。

唾液が多く分泌されることにより期待されるメリット

唾液により歯の再石灰化が促進され、ムシ歯、口臭を予防

満腹中枢を刺激し、食欲を抑えるヒスタミンが脳内で分泌され、食べ過ぎを防ぐ

成長ホルモン、パロチンの分泌を促進

抗菌作用がある酵素を含む唾液の増加で免疫力のアップ

幸福感を高めるとされる神経性伝達物質、セロトニンの分泌の促進

特に、よく噛むことが食べ過ぎを予防することは、ウェイトマネージメントの対策として覚えておきたいことです。食べ物を咀嚼して脳の満腹中枢が反応するまでに、20分ほどの時間がかかるといわれています。あまり噛まずに早く食べてしまうと、満腹中枢が反応するより前に過剰に食べてしまうことになりがちです。しかし、ひと口30回ほど噛むと食欲を抑えるヒスタミンが分泌されて、食べ過ぎを防ぐことができるとされます。

噛むという動作により期待されるメリット

目の周りの血流が増加し、疲れ目、老眼を予防

脳内の血流が増加し、脳を活性化し記憶力が向上

消化吸収にかけるエネルギーの節約により疲労回復が早くなる

顎、表情筋をよく動かすことにより、タルミ対策、小顔対策

注目したいのは目の働きとの関係です。よく噛むことで白目の血流がよくなるという研究結果があります。白目の血流はピントや明るさを調節する目の筋肉の機能と関係し、目の機能の活性化や目の疲れの改善と関わります。スマートフォンやPCで目を酷使しがちな現代では、目の疲れを感じることも増加しがちです。よく噛むことで疲れ目の対策ができるかもしれません。

まとめ

よく噛むことは、歯や口の健康だけでなく、全身の健康にさまざまなメリットが期待できます。現代の食事がいかに柔らかく食べやすい物が中心になっているか、噛む回数の激減から推察されます。噛む回数を増やすことで、健康的な生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。

具体的な噛む回数の増やし方

噛む回数を増やすには、以下の方法が有効です。

ゆっくりと時間をかけて食事をすること

ひと口30回ほど噛むことを意識すること

固い食材を意識して食べること

噛む回数を増やすためのグッズを活用すること

噛む回数を増やすことは、すぐに効果が出るというものではありません。継続して取り組むことで、徐々に効果を実感できるでしょう。

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