【日記】読んでない本のタイトルだけ見て感想を書く【第6弾】
書店を徘徊し、読んでもない本のタイトルだけ見てやいのやいの思ったことを書き連ねるシリーズです。
略して『読んタイ想』、第6弾。
Amazonリンクも添えておくので気になるタイトルがあればチェックしてみては。
①しゃもじがあれば箸はいらない
え、そこ兼ねれる?
どうもミニマリストの方の本らしい。
確かに生活の中で、
ふと『コレとコレ、用途被ってんな』みたいに感じることはあるけど。
それを積極的に探しだすとしゃもじでご飯を食べることになるのか。
大は小を兼ねるというし、ややデカいスプーンだと思えばイケるかも。
思ったんだけど、
『大は小を兼ねる』メソッドを使い続けたら、
ミニマリストの家って極めれば極めるほどデカいモノだらけになるんじゃないのか。
服は体型の変化を考えればデカめのものを買った方がいいだろうし、
カバンも数を減らしたければなんでも入るデカいの一個持つのが効率的だ。
食器なんかも小鉢をオミットして大皿ドン!で事足りるだろう。
最終的にモノは少ないのに一つ一つがデカい、やたら大味な部屋になりそうだな。
…これ、ミニマリストあるあるにならないだろうか。
②閉校中学校の女子制服
…すごいな。
中学校が閉校することって、『属性』なんだ。
わざわざ閉校した学校の制服を集めてるってことは、そこに需要があるわけで。
『閉校萌え』…?
いやまぁ確かに青春を過ごした学舎がなくなるというのはエモーショナルではあるが。
もう見れないという意味では、
私立とかで使われていた専用の制服なら史料的価値は高そうだな。
かつて少年少女の青春を彩った珠玉の制服たちを見たい方はぜひ。
③俺の残機を投下します
山田悠介、絶好調だな。
正直、彼の本は読んだことがない。
ヒット作『リアル鬼ごっこ』や、聞き齧ったイメージからして、
人の命をそれこそ残機のようにシステマチックに消費していく作風が特徴なのかな…と勝手に思っている。
決して悪い意味ではないが、
僕が小学生の頃から
『中学生が喜びそうな本』を書いてる作家という印象がある。
今何歳なんだろ。
多分もう20年くらい書き続けているはずだが…
歳を重ねてなおこういう作風を続けられる感性を維持できるのはシンプルにすごいな。
読んだことない僕にさえ伝わってくるほどのクセの強さ。
僕が好きでたまに読む西尾維新にも似たものを感じる。
あの人も言ってしまえば中二病的センスを爆発させ続けて第一線を戦っている作家だ。
彼らは丸くならないのか、それとも丸くなれないのか。
いずれにせよ、その尖り具合も作家としての資質なんだろうな。
④樹皮ハンドブック
樹皮??
木じゃなくて、樹皮のみ?
しかもハンドブックってことは、
図鑑のようにデータとしてまとめただけというより
野外でこの本を読みながら実際にこの知識を活用するという趣旨なのだろうか。
そう考えると、木の中でも樹皮だけにフィーチャーしている理由も見えてくる。
例えば森を歩いている時、木を見て自然に目に入るのはその幹。
すなわち幹を包む樹皮なのだ。
であれば、
木の種の同定をしたりその特性を把握したいなら樹皮から情報を得るのが効率的。
一見するとワケ分からなくても、ちゃんと使うシチュエーション考えたら納得がいくものだなぁ、本ってモノは。
⑤首イラズ
首がいらない生物っているのか。
構造上首が存在しない生き物はたくさんいるけれど、
首があった上でそれを必要としない生物…
身に危険が迫ったとき、
トカゲは尻尾を自切するし、ナマコは内臓を吐き出す。
自分の身体をまるで必要ないものかのように切り捨てる生物はいるっちゃいるか。
しかしさすがに首となると…
なんてったって、首の先には脳があるからな。
そういえば、ホヤは岩に取り付くと自分の脳を食べるらしい。
…なんか『受験に使った知識全部忘れた』みたいな話だな。
一見不可欠なように見えても、
切り捨てようと思えば何だって不要な、いらないモノになる。
例えばそれが首であっても。
これぞミニマリズム…!?
変な伏線回収をしてしまった。
ともあれ、今回も興味深いタイトルの本がたくさん見つかりました!
みんなも書店を徘徊してみよう!
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