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【カンボジアの学校へ行こう!13】     #やっぱ本を読まなきゃね #カンボジアでオンライン読書会 #熱血先生応援プロジェクト(空回りしない)

■ カンボジアの読書熱⁈

10年前に伝統医療関連書籍を探して、図書館廻りをした時には、クメール語(カンボジア語)の蔵書の少なさに唖然とさせられました。殆どが洋書で、クメール語の書籍はあったとしてもコピーを冊子状に製本したものでした。

この数年、プノンペンでは、ブックフェアなどが開催され、ビジネス書を中心にしたクメール語の本が増え、まだまだジャンルは少ないですが、クメール語の専門書店もオープンしています。経済的な余裕が、若い世代に本への関心を生み出しているようです。

■ カンボジアでオンライン読書会

NGOキズナでは、定期的に元奨学生の校長先生達を集めてリーダーシップ研修を開催し、軌道に乗ってきた矢先にコロナによる休校に遭遇しました。

対面でのイベントが出来ない中、やれた事がオンラインによる読書を通じた定期ワークショップ。読んだ本の感想を口にしたり、自分の学校運営に置き換えてみたり、読書に力を借りて、校長先生達のスキルアップのお手伝いをしてきました。

■ 校長先生たちと「読書カリキュラム」作り

この校長先生たちは、全員プノンペン教員養成校を卒業して地方に赴任しました。2年制から4年制になったプノンペン教員養成大学の校長から「読書」推進へ協力の要請があったのが1年前。

校長先生たちは、母校の教員の卵たちに「読書」の大切さを学んでもらいたい、と希望もあり、ラーニングファシリテーターの仲介で、読書を通じて教師としてのライフスキルを身に着けていく「リテラシー能力開発」のためのカリキュラムを開発しました。

今後実際に、教員養成大学での実施、そしてカリキュラム開発に参加してくれた校長たちは、地方の学校で「読書クラブ」のパイロットを開始していきます。

■ Phnom掲載記事(2020年5月号)

学校へ行こう13オンライン読書会

リンク:プノンペンで唯一の月刊誌「プノン」web版

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