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二年前より健康になっている

ちょうど二年前の八月から、早朝ウォーキングを始めた。


記事には書いていないけれど、このころの身体の状態は、今から考えると酷いものだった。
睡眠状態は書いてある通り、続けて二時間眠ることがならず何度も目を覚ましていた。
それで日中も常に眠く、横になるとうつらうつらしてしまう。
それで夜の眠りもブツギレになる悪循環だった。

よく眠れないのは、腰、というよりお尻から後ろ太ももふくらはぎの外側から足指裏にかけて、痺れと痛みがあり、寝返りが上手くできていないせいだと自分では思っていた。
寝返りができていないから、肩や背中が重くなり目覚めてしまうのに違いない…

そんな素人判断をしていないで、受診をすればという声が聞こえて来る。
整形外科ならレポートが書けるほどドクターショッピングをした。
腰椎すべりや脊柱管狭窄症なんて名前を付けられたり、関節ネズミがいるかもしれないと言われたかと思えば、関節ネズミなんていないよ、と同じ総合病院の別の医師に言われた。

変形膝関節炎ではない膝の痛みも、怪我じゃないんですか?と訝ると、それなら都会の大きな病院に行って、自費で手術して貰えばいいんじゃないですか?スポーツ選手とか、芸能人みたいに、と叱られたりもした。

痺れがあるんです、と訴えると「どこか当たってるんだろうね…」と顔も見ずにペンを走らせ、リリカの処方箋を書いた。

極め付けは2019年の秋、子宮摘出手術後の腰の痛みだった。
手術は臍やお腹に小さな穴を開けて行う、ダメージの少ないものだったが体勢が悪かった。
いわゆる、お産の体位である。
第三子出産直後に襲われた腰の痛みと同じだった。
あの時も、傷の痛みよりも腰の痛みに耐えられず、一晩中泣いていたのだった。
産科の医師に訴えると、整形に回して診察してくれた。
仙腸関節炎ですね、炎症が治れば痛みはなくなります、と言われた。
けれども、その後も度々痛みが襲ってきた。

どの整形外科も頼りにならないので、ネットで調べてAKA療法にたどり着いた。

手技を受けに青葉台のクリニックを訪ねたりもした。
初回で改善する場合もあれば、まったく無関係な痛みであることもあるという。
いずれにしても通い続けられる場所ではない。
手応えがなかったので一度限りになった。

お医者は当てにならないと諦めて、鍼灸のチェーン店に行った。
Googleレビューを参考にしたが、初回の施術後受付で回数券式のプリペイドチケットを購入する時に、Google口コミを書いてくれたら二千ポイント進呈とか言われ、なんだあれはポイント貰えるからだったのかと、全然効果を信じられないまま、二千円分残して通うのをやめた。
 
けして口下手でも説明下手でもないつもりだけれど、なぜか病状を伝えるのか苦手だ。
いやもしかしたら、どんな話もちゃんとできていないのかもしれないし、人の話をちゃんと聞けてないのかもしれない。

話しが脱線してしまった。

それで、ウォーキングを始めてから、睡眠不足、日中の眠気、だるさ、足腰の痛みや痺れなどなどが、全てではないが著しく改善した。
なんだそんなことで…
些か拍子抜けではある。
とは言え、一日三十分でも毎日続けるというのは、なかなかできないものらしい。

半年前くらいから始めたヨガ教室で習ったストレッチ、体の動かし方、歩き方をウォーキングに取り入れた。
立つ姿勢、歩く姿勢は重要だとつくづく思う。

年々老化するばかりで、ストレッチも体操もせいぜい現状維持になるかならないか…
と思っていたが、マイナスからのスタートであれば、回復だし若返りでもある。
伸び代のある六十代なのである。







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