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タダノはどう生きるか

いつも楽しく拝読させていただいている櫻井みけ子久美さんの今朝の更新を拝読して、近頃考えていることを書きます。
みけ子さん、ありがとうございます😊

私は来年5月にめでたく前期高齢者になる。
現在メインで就いている介護サービス相談員は定年がない。
これまで長く勤めた方は、だいたい75歳を目処に辞められる。
車の運転に自信がなくなってが主たる理由だ。
利用者さんとの対話は高齢者同士分かり合える部分も多い。
継続してきたなら今の私くらい、還暦前後からが充実して働けると思っている。

一方学童保育の定年は70歳。
65歳と記憶していたが、働き方改革による生涯現役時代の流れからか。
若い世代の担い手がないゆえ、背に腹は変えられないのもあるだろう。
定年を過ぎても働き続ける方も少なくない実情だ。

一緒に働いている方と少し話した。
今年70になるのを機に、今年度いっぱいで辞める決意だという。
運営側からは引き止められているらしいが…

週に一度程度三時間の勤務なら継続できないこともないが、在籍する限りはそれでは済まず、夏休みなどは五時間勤務が週三日四日入ってくる。
エアコンが効いているとはいえ、近頃の酷暑に数十名の子どもの相手は辛い。
体力の限界を感じるし、何より、元気に動けるあと数年は仕事に煩わされず旅行に出たり、好きなことを楽しみたいと言う。
すっぱり辞めれば本腰で人を探さざるを得ないだろう、残っていれば当てにされてしまう。
ありがたいことではあるが…


私はコロナ騒動直前2020年の一月にキルトのサイトを作り込み、本格的に自宅教室を運営するつもりだった。
どのくらい生徒が集まるか分からないが、前準備として少しずつ学童保育の勤務を減らしてもらっていた。
ワークショップも計画していた。
そうしたところがコロナである。
コロナが済んで日が暮れて、高齢者の仲間入りをする年になった。

うまくオンラインに切り替えることもできず…
いや、言い訳はやめよう。
要するにプレゼン能力が足りないのだ。

先日ソーイング教室に来てくださった四十代の方とお話をした。
五年前に陶芸を習い始め、昨年友人らとレジンのサークルを作り、イベント等で販売されているという。

先生(私のこと)は作品を販売されてないんですか?

してないしてない、私の作ったものが売れるとは思えないし。

パッチワークの資格を取り十年以上やっていてもそんな能力が身に付いていない。

資格は関係ないんですよね、と彼女は言う。
買う人がいればいいのですから。
道筋はいくらでもありますし。
もったいないですよ。

はあ…そうですよね…

どっちが先生でどっちが生徒だか分からない。

さあ、年金受給者となる来年以降、タダノはどう生きるか?



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