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男性の家庭進出

1.女性の社会進出を叫ぶ前に

「女性の社会進出」という言葉はもはや当たり前の様に耳にする。しかし、その言葉と対となるはずの言葉はあまり聞こえてこない。

「男性の家庭進出」という言葉だ。僕は女性の社会進出を叫ぶ前にまず、男性の家庭進出を推し進めるべきだと思う。余白がなければ、絵は描けない。小さな余白に大きな絵は描けない。家事や育児に追われている女性には小さな余白しかない。大き絵を描くには大きな余白が必要だ。その余白をつくるには…そう、男性の家庭進出が不可欠だ。

2.世界から見た日本の男性の家事育児

主要国の1日における男女別の家事育児と給与労働の時間の比率で、女性はほとんどの国で家事育児と労働の時間の割合が約半々くらいであるのに対し、男性の場合は国によって家事育児と労働の時間の割合にきく差が出ている。

案の定、日本の男性の家事育児に当てられる時間は圧倒的に少ない。そして給与労働が占める時間が多すぎるのだ。日本の男性が家事育児に費やしている時間は、ドイツやアメリカに比べると約1/4だ。アジアの中国と比べても1/2にとどまっている。それに対して労働時間に関しては、ドイツの1.5倍もあるのだ。


3.自分の場合の家事育児の内容

平日
5:30 起床
5:40 子供の夕飯の仕込みと自分の弁当をつくる
6:30 自分の朝食(子供の朝食は奥さん担当)
7:00 奥さんと息子を起こして出勤
18:30 帰宅→お風呂
19:00 夜ご飯
19:30 洗い物
20:00 洗濯&風呂掃除
20:30 息子の歯磨き
21:00 息子の寝かしつけ(保育園で昼寝するので寝付きが悪い…)
22:00 自由時間(半分以上寝かしつけで寝落ち)

土日祝日
8:00 息子と起床
8:30 息子と朝ごはん
9:00  息子と遊ぶか出かける(土日のどちらかで一緒に家の掃除)
11:30 息子と昼ごはん
13:00  息子と遊ぶか出かける
17:00 息子とお風呂
17:30 晩御飯の仕込み
18:00 息子と晩御飯
19:00 奥さん帰宅
19:30 洗い物
20:00 洗濯&風呂掃除
20:30 息子の歯磨き
21:00 息子の寝かしつけ(土日は昼寝しないので夜は爆睡)
21:30 自由時間
※洗濯物を干すのは僕と奥さんで半々くらいです

平日の自由時間は1日の中で1時間あればいい方です。
正直、家事育児をするより仕事してる方が楽です笑。
週末は0時くらいまでは自由時間があります。
睡眠時間は7時間は確保したいので、いかに家事を早く終わらせる事に重点を置いています。

全然自分の時間がなくてストレスが溜まりそうですが、僕の場合は朝の通勤時に車の中で40分と、帰りに40分とこの時間が完全に個人の時間になります。
音楽を聴く事で満たされる僕にとってはこの時間がかなり貴重になります。
もちろん車内で歌ってます。最近はマスクをしているので、熱唱してたとしても対向車からはバレません、大丈夫です。

仕事とかで、あまりにストレスが溜まった場合のみ、大好きなラーメンを食べて帰ります笑。食べて帰っても19:00には家に着きます。晩御飯はそのまま翌日の弁当にスライドさせます。

隣の家に自分の両親が住んでいるので、平日の保育園のお迎えとお風呂と、夕食を一緒に食べてもらってます。奥さんも平日休みがほとんどなので、平日のお迎え&お風呂&夕食を食べるは、奥さんと両親がやってくれています。これが1番助かっています。

ちなみに奥さんの担当は、子供の朝ごはん、保育園の準備、保育園の送迎、トイレ掃除です。スーパーに行かせると無駄遣いをするので、スーパーは僕しか行きません。奥さんにはスーパー禁止令を出しています。ドラッグストアは許可しています笑。


4.家事で心掛けている事

家事で大事なのは、あくまでも自分の中の譲れない部分を明確にする事。完璧は禁物。僕の場合は睡眠時間をしっかり取る事が最優先なので、その時間を削ってまで家事の完成度を上げる事はしません。あとは、食べることが大好きなので食事にもなるべく力を使います。その分やや掃除が疎かかなと思います。まあそれくらいでいいと思います。

人生も同じで、本当に譲れないものだけを明確にする事が大事だと思います。本当に譲れないもの、そんなに多くないと思います。
本当に大事なものだけリュックに詰めて人生歩けばいいと思います。
両手はなるべく空けておいて、必要な時にその両手を自分のために誰かのために使うべきだと思う。


僕は家事が好きな訳ではありません。得意なだけです。奥さんより手作業や、時間感覚、マルチタスクが得意なだけです。作業は基本夫婦2人のどちらかがする訳ですから、得意な方がやる o r手が空いてる方がやるって考え方です。

慣れてきたら、少しずつブラッシュアップしていけばいいと思います。今は食費がもう少し抑えられないかチャレンジ中です。これまでは2〜3日に1回はスーパーに行ってましたが、最近は1週間分の食料を大体の感覚で買いだめして、その後に1週間分のレシピを作成し、毎朝それをただ作るという流れにしました。レシピを考えるのはなかなか骨が折れますが、この方がストレスも食費も減ったんですよね。自分にはこのやり方の方が向いてるみたいです。

育児は思い通りにならない事の方が多いですが、家事についてはやるべき事が把握しやすいです。むしろやる事が決まってます。後は、これは5分でできる、10分かかる、30分かかる、と自分なりの作業の尺を設定したら、できる時間にそれを当てはめて実行するだけ。奥さんは今これをしていて、次はあれをするだろうから、自分はそれをするか、みたいな感じです。

単位は自分ではなく、あくまでも家族。家族単位で考える。この家の中で今日の家事作業はあとどれくらい残ってるのか?を意識する事です。


5.育児で心掛けている事

我が家には4歳の息子がいます。自分は家事が得意だし、育児にも自信がありました。それでも息子が生後1ヶ月の時に、奥さんが「ちょっと買い物行ってくる」と言った時はさすがに不安になりました笑。生後3ヶ月の時にはもう何があっても大丈夫になりました。

しかし、どうがんばっても母乳は出なかったので、哺乳瓶の消毒、ミルクを飲ませてゲップ、沐浴、寝かしつけに特化しました。本当に赤ちゃんの時は、背中にスイッチがあるかのように、ベットに置いた瞬間に目が覚めます笑。高感度センサー搭載、すごすぎる。

赤ちゃんが寝た時に、おすすめのベットへの置き方があります。赤ちゃんを抱っこしてる時は、片手は腰から背中を支え、もう片手は首から頭を支えてると思います。先に背中をベットに置くのではなく、先に頭の方から置くといいです。我が家は、このやり方で圧倒的に背中スイッチの無効化に成功しました。

あとは外出時に離乳食やおむつ、着替えや飲み物など忘れ物がなく出かけられるかも重要です。でも最近のパパさん達はこれくらいはやってのけてるイメージです。抱っこひものパパさんも良く見かけるようになりましたし。

少しレベルが上がりますが、子育てでこれができたらすごいなと思う事があります。例えば、お父さんが1人でユニ○ロにふらっと買い物へ行った時に、これ子供にいいな!と思った時に、自分の子供の服を買えるかです。要は、子供の服のサイズを把握できているかです。これを実行するには普段から、洗濯物を畳む、洗濯物を干す、子供の着替え等をやっていれば簡単です。

あと、子供の洗濯物の汚れは毎日見た方がいいです。汚れは成長の証です。だんだん汚れ方が変わってきます。洗濯する前に、その日の子供の洗濯物を見るのです。首周りや袖に付いてたご飯粒や食べこぼしがなくなり、今まで破れなかった箇所が破れるようになったり、靴下の汚れ方がひどいからそろそろ外履きを洗わないとなとか、本当に成長を感じます。

あとは小さな約束でも必ず守る事。明日ホットケーキを焼こう!と約束したら必ず守る。明日何時に起こして!と言われたらちゃんとその時間に起こしてあげる。本当小さな約束でも子供は覚えてます。

うちの息子は寝る前の布団の中で、今日の出来事を1人で1時間くらいずっと喋ってます。お喋り大好きです。その話についていくには学校の先生の名前やお友達の名前、給食の献立(その月の頭に保育園が配布してくれます)を見て話をするようにしています。家では作らないメニューが好きなのか嫌いなのかもわかってきます。それを踏まえて家でのメニューの参考にもなります。


6.夫婦が良くなれば家庭も良くなる

家事にしても、育児にしても、自分がやらなければ誰がやりますか?
結婚しているのであれば大体奥さんですよね?
パートナーの方ですよね?
逆を言えば、自分がやっちゃえばもう誰もその作業をやらなくていい。家事はやらなきゃ終わりません。
やらなきゃいけない事を、やれるのにもかかわらず、やらない。
家庭内ではこれは罪だと思います。

誰かがやるだろう、後でやろう、多分一生やらない人の考え方だと思います。家庭内において自分以外の誰かってのはつまりパートナーの方です。

家事も育児もあまりやらない、でも夜のお誘いはしてくる。はっきり言って誰がそれに応じると思いますか?
朝早く起きて、ご飯と弁当作って、子供の世話をして子どもを送り出して、自分の身支度をして、会社でフルタイムで働いて、スーパー寄って買い物して、帰ってご飯作って、洗い物して、風呂入って風呂掃除して、お肌のお手入れして、洗濯物畳んで洗濯物干して、子供の世話して、やっと自分の時間だと思いきや…夜のお誘いですか…。そりゃ応じないでしょって思います。そりゃ夫婦仲悪くなりますって。
パートナーの方にもフルタイムで働いて欲しいと思ってる以上は、家事育児についても対等だと思わなくてはいけません。

夫婦のどちらかが体調を崩してしまっただけで、家事や育児がうまく機能しなくなるのではダメだと思います。夫婦のどちらか体調を崩したとしても特に問題ない、そうなれるのが1番です。でも今の日本で、奥さんが体調を崩して寝込んでしまったらパニックが起きる家庭は多いと思います。早くそれがなくなる日が来る事を願います。


僕は結婚してしばらくして転職もしました。理由は子育てをする為。基本土日休みで、平日も早く帰れる仕事を選びました。以前は出張ばかりで月の半分は家にいない仕事でした。でも子育てしたいのに月の半分は家にいないとか、ただ育児に意欲があるだけの旦那だ。『イクメン』とか『子育てに積極的な旦那』とか世間的には良しとされてますが、それでもまだ弱いと僕は思います。
男性の家庭進出化が、国のためにも子供達の未来のためにも大事だと思います。
職業柄、こういった形での貢献ができない方もいらっしゃいます。そういった方々も社会のためには必要です。医療従事者、サービス業、芸術関係…etc。
なので、できる人がやれる事を少しずつやっていく事が大事です。

時間は無限ではありません。有限です。
そして時間とはとてつもなく価値のあるものです。
そうやってがんばって生み出した時間には価値があります。

家事なんてさっさと終わらせて、夜のお誘いをしてみたらどうでしょう?いい関係が続くと思いますよ。

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