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コーチング入門書 ~他人(ヒト)を育てるということ~ コーチングの本質 7章

傾聴=アクティブ・リスニング

さあ、セルフエステームをメンテナンスしたあなたは、相手が考え自己の内面から答えを引き出せることを信じて、オープンクエスチョン基調・ポジティブクエスチョン基調でR➡G➡O➡Wと問い掛けていきます。

相手は即答できません。
深く自分の内面に集中し自問自答し、そしてあなたに応えるでしょう。
その時です。「傾聴=アクティブ・リスニング」が必要になるのは。

私たちは、驚くほどに「聴く」ことが下手です。


世に数多の「話し方教室」「プレゼンテーションスキル開発研修」などがありますが、「聴き方教室」「傾聴スキル開発研修」なんて見たことがありません!

聞くは、門で構えて聞く。門=フィルター、自分のモノの見方・考え方に当てはめて聞きたいように聞く。
そして、「それは、違うよ。あなたは間違っている。いや、勘違いしている。」なんて評価し、「そういう時は、こう考えるといいんだよ。それが私の問い掛けに対する、君の応えるべきことだよ」なんて自分が用意した答えを教えてしまう。
そして相手はこう学習だろう。
「なら、訊くなよ! 問い掛けるなよ! 😩」
「そういうことね。次からは、あなたに集中して、あなたが期待する答えを応えることが正解なのね」。。。と。

対して、聴くは、十分(ジュウブン)以上の十四分(ジュウシブン)の心を耳として、、、。

先輩たちは私たちに「聞く」と「聴く」の違いを、こう教えてくれました。
言いたいことは判るけど、どうしたら傾聴になるのかさっぱりワカラン😭(笑)


「聞く➡聴く」を段階的に5段階で説明してくれるフレームワークがあります。

あなたの聴き方を見て、相手がどう感じるかを5つの段階で示してくれています。

第1段階
「無視するくらいなら問い掛けるなよ!😩 二度とアンタの問い掛けに応えないよ!😡」

第2段階
「ハイハイ、違いますよね! そうじゃないんですよね・・・。 正解はあなたが持ってるんですよね😩 次からはあなたの答えを応えるようにしましょうね😩😩😩」

第3段階
「いやぁ、いっぱい教わった! えっ、聴いてくれた? いえいえ、聴いたのはワタシ! 彼(コーチと名乗るヒト)がほとんど話してた😅」

第4段階
「いやぁ、ついつい話しちゃった!😊 話すつもりがなかったことも、つい話しました。😁 だって、あなたが聴き上手だから😄 いやぁ、スッキリしました!ありがとうございます。😍」

第5段階
「🙄そうか、、、そういうことか🤩、、、私、こうすればいいんですね! 😆 さっそくやってみます!😄 すぐにでもやりたいので、失礼します!😍」

では、どんな時に、相手を上記のようにさせるか。コーチングの傾聴として避けたい事・やりたい事

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