ナカジ ショウタ@ただで学べるデザインのnote
デザインや美術の道に進みたいと思っている人が、まずはじめに考えることが、 『自分には才能があるんだろうか?』 『向いているのだろうか?』 ということです。 これには明確な答えがあって、OCHABIの講師の方がおっしゃっていた言葉がピッタリだったので、そのまま引用します。 『あなたが美術に向いているか?』 ということは誰にも分からない。 『どこまで成長するのか?』『藝大に受かるのか?』も分からない。 ただ途中で練習をやめてしまったり、諦める人はどうすることもできない
GWも終わり、退職代行のニュースなどが話題になりました。 今年から新しい職場で働く人や新卒の方の中には、精神的に辛い日々を過ごしている人も多いかと思います。 今は新しい環境に置かれて、一番ストレスを受けている時期かもしれません。 私もかなり過酷な職場(長時間労働、座りっぱなし、休みの日も仕事、最高5徹、責任重め)で働いていたので、気持ちはよくわかります。 そこで、精神的に辛い時におすすめの解消法をお伝えします。 これから話すことは、誰にでも効果があるとは限りませんが、私は
鳥山明さん(以下敬称略)が「ドラゴンボール」を生み出した背景には、興味深いエピソードがあります。 彼は、作業中に映画のビデオを見ながら漫画を描いていたと言います。 この習慣について、彼の担当編集者である鳥嶋さんは疑問を持ちました。 鳥嶋「漫画描きながらビデオは見れないでしょ?」 鳥山「いえ音声を聞いていて、好きなシーンがくれば顔を上げてビデオを見るんです。」 このやりとりから、鳥山明の作業方法に鳥嶋さんは興味があったようで、 鳥嶋「なんの映画を見てるの?」 鳥山「ジャ
デザイナーは、しばしば制限という枠組みの中で歩むものです。 これは、法律の規制であったり、クライアントの緻密な要求であったりと、様々な形で現れます。 初めにこれらの制約を目の前にすると、「この狭い範囲で創造を続けるのは困難だ」と感じることも少なくありません。 しかし、しばしばそのような制限された環境こそが、予期せぬ素晴らしい作品の誕生を促します。 経験を積むにつれ、デザイナーはこれらの制限を創造的な糧として利用する術を身につけます。 実際、中には「制限のない自由が逆に創作の
活字印刷の歴史を振り返ると、その中にはフォントのサイズを表す「ポイント」という単位が登場します。 このポイントの起源と、現代のデジタルフォントと活字の違いについて、一緒に探ってみましょう。 1. デジタルフォントと活字の違いまず基本的な違いを理解するところから始めましょう。 現代では「フォント」という言葉を頻繁に耳にしますが、これはデジタルの文字です。 一方、「活字」はかつての印刷技術で使われる、物理的な文字を彫った金属や木片で印刷した文字を指します。 「デジタルと現
デッサンを学んでないデザイナー大人になってからデザイナーを目指した人でデッサンをきっちり学んだ人は多くないでしょう。 これは大人になってからデザインを学べる教育機関では即戦力になる人材を育てることに集中しがちなので、デッサンなどの基礎的なことはあまり学べないからです。 それに大人になってからデザインを学んだ人はデッサンが重要なことを理解することもなく就職してしまうパターンがほとんどだと思います。 ではなぜデザインにデッサンが必要なんでしょうか? それはデザイン案を考え
新人デザイナーが口酸っぱく言われることのひとつに「デザインに意味を持たせなさい」という言葉があります。 私も新人の頃よく言われましたが、「なぜデザインに意味を持たせる必要があるんだろうか?」と思っていました。 デザインとは端的に言えば物理的に豊かになるための技術です。 例えばトイレに入る時にアイコンを見て、どちらに向かえばいいか瞬時に判断できますよね? 青と赤の色には男、女といった意味が人間には無意識に植え付けられています。 アイコンのかたちもシンプルで男と女がわか
フケにおすすめの対策を発見!ここ数年ずっとフケで悩んでましたが、ついに自分なりのフケ対策を見つけました。 デザイナーになってから生活リズムが乱れ、それが頭皮の荒れにつながり一定の間隔でフケが出てくる体質になりました。 シャンプーを変えたり、皮膚科に行ったり、美容室で髪の洗い方を教えてもらいましたが一向によくなりません。 ずっと諦めてたんですが、最近特にひどくなってきたんで、改めて対策を探してたら遂に発見しました。 S・HEART・Sのスカルプブラシです。 スカルプブ
デザインの価格についてこのnoteではデザイン費の適切な出し方について解説していきます。 デザイン費をいくらで請求するか悩むことは多いと思います。 一部のデザイナーやクラウドソーシングでは、先にデザイン料を提示してデザインを請け負う方法をとっています。 先に価格を提示した方がデザインの依頼がされやすいからでしょう。 ただ一定の経験を積んだデザイナーに、この方法はおすすめしません。 先にデザイン費用を提示して料金体系を固定してしまうと、自分を商品として売り込み、価値では
タイトルは岡本太郎の有名な言葉ですが、積み重ねることは人生に重要ではない。という岡本太郎の強烈なアンチテーゼです。 『積み重ねて、仕事やビジネスで成功するんだ!』といったことが日本ではポピュラーですが、それは本当に生きてるんだろうか?といったことを著書で語っています。 一生懸命勉強して、いい大学、いい会社、安定した生活。 そうやってレールに乗っていると、とても安心で安全な生活はおくれるかも知れないけど、本来人間は命の危機と対面してはじめて生を感じることができる。 そこ
タイトルは、スティーブ・ジョブズがマッキントッシュを開発している時に発言した言葉です。 「外見と感覚だけじゃないんだ。デザインは、ものの働きなんだよ。」 デザインは、外見を整えるものといったイメージを持って人もいるかもしれません。 当時はその意識が強く、デザインはお化粧と考える人も多かったのです。 そんな中ユーザーの使い心地を最大限に考えたMacやiPhoneが発売されたのは、スティーブ・ジョブズやジョニーアイブがいたからでしょう。 ジョブズは、美術・デザインの教育
やる気がでない時ってありますよね。 趣味とかならいいのですが、仕事でやる気がなくなると大変です。 そんな時にやる気を出す方法をこのnoteで紹介していきます。 1.やる気がでない時に、やる気をだす方法 まず解決方法を言ってしまうと、『インプットを増やすことです。』 不思議ですが、人間はインプットとアウトプットのバランスが悪くなるとモチベーションが枯れていきます。 色々な知識やいいものを見てこそ、自分の中から何かをアウトプットしたいやる気がでてきます。 例えばやり
1.主張は1つ、理由は3つでデザインを考える! デザインの考え方はプレゼントを選ぶ時と似ています。 デザインがうまくない人は、プレゼントを選ぶのも苦手です。 世の中はたくさんのもので溢れているのに、そんな中から1番いいものを選ぼうとするからプレゼントが決まりません。 プレゼント選びが上手い人は、制限をかけます。 例えば、予算は1万円以内、相手の好きなブランド、長く使えるもの。 と自分で制限をかければ、意外と素敵なものが見つかります。 人間は選択肢が多い時ほど、い
石膏デッサンは初心者がはじめに行き詰まるポイントです。 ・全然立体感が出ない・・・ ・上手い人はなんであんなに描くのが早いの? そう思ってる方向けの記事です。 1.なんで立体感が出ないの? これは影の付け方の問題なのですが、 『予備校の先生はもっと面でとらえろ!』 『顔と認識するな』 と言ってきたりして余計混乱しますよね。。。 1番の理由は顔をパーツごとに作ろうと考えているからです。 まずは目を描いて。。。 次は鼻を描いていくというように順番に描いていくと、
1.デザインを客観的に見るとどうなるの? デザインをしているとつい熱が入ってしまい、自分が作ったものは客観的に見れなくなってしまいます・・・ これはどんなデザイナーでもおこります。 そしてしばらくして自分のデザインをみると、 『なんかここの文字が大きいなぁ』とか 『なんでこのレイアウトにしたんだろ?』と思って修正したくなります。 作品を見ない間に自分が成長している可能性もありますが、1番大きな理由は客観的に見れていないからです。 つまり客観的に見れるようになると
1.デザインを理解できない日本人 近年デザインというものがようやく認知されつつありますが、まだまだデザインを理解していない人は多いです。 『デザインとは何か』を問われて本当の意味を答えられる人は少ないんじゃあないでしょうか? その昔、佐藤可士和さんがGUのロゴを発表したのですが、当時はカナリ叩かれていました。 画像はGUより引用 その佐藤可士和さんが少し前にNewsPicsでウィークリー落合で話していましたが、落合さんに向かって『ここまで味の分かる人にデザインを見て