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制限が生む創造性:デザイナーの仕事における意外なクオリティ向上

デザイナーは、しばしば制限という枠組みの中で歩むものです。
これは、法律の規制であったり、クライアントの緻密な要求であったりと、様々な形で現れます。
初めにこれらの制約を目の前にすると、「この狭い範囲で創造を続けるのは困難だ」と感じることも少なくありません。
しかし、しばしばそのような制限された環境こそが、予期せぬ素晴らしい作品の誕生を促します。

経験を積むにつれ、デザイナーはこれらの制限を創造的な糧として利用する術を身につけます。
実際、中には「制限のない自由が逆に創作の障害になる」と感じる者もいます。
この点で、ある有名な漫画家の例を挙げたいと思います。それは、鳥山明先生です。
彼の代表作「ドラゴンボールZ」の執筆期間中、作品を終えたいという個人の願いとは裏腹に、その人気の高さが終結を許さない状況がありました。
先生は連載作業の他にも、「ドラゴンクエスト」や「クロノトリガー」といったゲームのイラストなど、多岐にわたる仕事を抱えていました。
そんな多忙な中、漫画の制作時間を短縮するために、スーパーサイヤ人の髪を金色にし、色塗りの時間を減らすというアイデアを思いつきました。

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このスーパーサイヤ人は、世界中で「カッコいい」と絶賛され、大変な人気を博しました。
これは、制限の中から生まれた数々の創造的な解決策の一例に過ぎませんが、非常に分かりやすい事例です。
元々商業デザインに対する不満から漫画家の道を選んだ先生でしたが、このような発想は典型的なデザイナーのそれと言えるでしょう。

そこで、デザイナーとして新たな仕事に取り組む際、クライアントからの様々な制限に直面したとき、「この制限を糧として、素晴らしい何かを創り出す」という意気込みを持つことが、質の高い作品への道を切り開くのではないかと私は思います。
このことを急にnoteに書きたくなりました。


トップ画の「制限かけろよっていうアートの画像」制限がないこともそれはそれで好きなんですよね。。。。

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