【デザインがうまくならない人のための】デザインを短期間で上達させる方法
この記事ではデザインを短期間で上達させるテクニックを紹介します。デザイナーになって半年〜1年くらいの方はちょうど伸び悩む時期だと思います。
「なんかデザインがうまくいかないけど、納期だし提出するかぁ」と納得いってないまま提出して、クライアントの反応もよくない。。。
そんな辛い時期がデザイナーにはあります。
そんな方に今すぐにデザインを上達させる方法について説明していきます。
1.デザインを今すぐに上達させる方法
デザイン力を今すぐ上達させる方法はデザインを学ぶ以外の方法でグンと伸びる場合があります。どういうことかというと、
デザインができない人は「デザインができないのは自分の中の引き出しが少ないから…」とか「まだまだ勉強不足でデザインのセンスが磨けていない…」と考えているのではないでしょうか?
デザイナー1年目ならセンスや勉強が足りてないから出来ないということは当然ですが、それだけではありません。
自分の実力の出し方を知らない人が多いのです。
プロのクリエイターは必ず自分の全力を出す方法を知っています。
もしあなたが仮にデザインを仕事としているならある程度の実力はあるはずです。
それなら今引き出せていない力を引き出すことができれば、デザインはすぐに上達します。
例えば、服のデザインを出来ない人がオシャレな服を着こなせるのは目が肥えているからです。
デザインの良し悪しを判断できる目をデザインをしている人なら持っているはずです。
「このデザインはオシャレだなぁ」とクリエイター以外の人でも考えることでしょう。
見る目があるということは、それを表現する力は持っているはずです。
ではどうやって実力を引き出すのか?
それは集中力と時間の使い方です。
人間が1番クリエイティブな力を発揮できるのはいつでしょうか?
①朝の時間
②余裕のある精神状態
③締め切り間際
基本この3つです。
人間の能力は脳の疲れ具合やホルモンの状態で大きく変わるのです。
これを理解した上でデザインしなければ、いいデザインは出来ません。
具体的に説明していきます。
①朝の時間
まず朝の時間つまり午前中はもっとも集中力が高まりクリエイティブを発揮できる時間です。
この時間にメールを返したり、会議をしたり、打ち合わせをするのはあまりよくありません。
この時間にはもっとも難しくて大変な仕事をします。
アップルのティム・クックやスターバックスのハワード・ショルツなどビジネス界の天才達が朝から仕事をしているのは単純に1番脳が元気で仕事をもっとも効率的にできるからです。
②余裕のある精神状態
新人あるあるですが、大体の営業やクライアントは「いつまでに仕事ができますか?」と聞いてきます。
その仕事の人たちはこうすれば仕事は終わるという「終わる仕事」をしているからです。
一方デザインは終わりがない仕事です。自分が終わりと思えば終わりですが、判断基準は難しい。
例えば、自分が慣れていて2日で絶対終わるという仕事なら「2〜3日で終わります。」と伝えればいいのですが難しい仕事は取り掛からなければ実際どのくらいで終わるか分かりません。
新人のデザイナーや未熟なデザイナーは「1週間でできますか?」と聞かれたら「はいできます」とよく考えずに最悪徹夜すれば終わるだろうと考えて即答します。
しかしこれは最悪の答えで、正しいのは「1日時間をください」といって仕事がどれくらい難しいかを実際にデザインしてみて納期の返事をします。計測した時点である程度デザインができるなら、「1週間で大丈夫です」と返事をすれば良いのです。
営業やクライアントも急ぎの案件でない限り、1日くらい考える時間をくれます。
この時間の使い方と仕事の仕方は別のnoteでも詳しく紹介しているので、よければ読んでみてください⬇︎
https://note.com/nokojo/n/n3633f9a27729
③締め切り間際
アートの世界でよく言われる有名な言葉に「アーティストには締め切りを設けろ」という言葉があります。
デザインやアートの世界では終わりというものが明確にありません。だからやろうと思えばいつまでも作業することができます。
だらだらと仕事をしてしまうより、締め切りを設けた方が集中力も上がっていいデザインができることが多いです。
これはどういうことかというと人間は緊張状態になると集中ホルモンがでるのですが、この状態で仕事をする方が楽しくていい仕事ができます。
一流のアスリートはこういった集中力をいつでも出せるようにトリガーをいくつも用意しています。
有名な例で言えば野球のイチロー選手です。
彼は集中力を作りだすために凄まじいくらいのルーティンを行っています。
・朝食はカレーしか食べない
・音楽は同じ曲を聞く
一般の人はなんで?と思うかも知れませんが、イチロー選手が集中力を出すには自分のストレスを消す必要があるのです。
そこで朝食が口に合わないとか、好きではない音楽がかかったといった時にストレスを感じると試合での集中力が下がるのです。
一流の人間ほど集中力にこだわって仕事で成果を出しています。それほど集中力は仕事の成果に影響を与えるのです。
集中力に関してはNewsPicsのウィークリ落合で集中力の専門家の青砥さんがかなり専門的な話をされていて勉強になりました。
ただウィークリ落合は有料なので、youtubeとかでこの話が落ちていたら無料で聴けるのですが・・・僕は有料でも納得できる話だったのでおすすめしておきます⬇︎
2.デザインを今すぐに上達させる具体的な方法
デザインを今すぐ上達させる方法をまとめると
・朝に難しい仕事をする
・納期をきちんと判断してから返事をする
・集中力を引き出す工夫をする
つまり朝はクリエイティブな難しい仕事以外はしない。難しい仕事の納期は必ず作業してから返事をする。
集中力に関しては人それぞれですが、僕が効果があって続けていることは集中したい時はノイズキャンセリングヘッドホンを使っています。
ノイズキャンセリングヘッドホンを使ったことがない人はびっくりすると思いますが、普段雑音で集中力がどれだけ妨げられているかよくわかると思います。
僕が使っているのはソニーのヘッドホンです。正直音にこだわりのない僕のような人間にはとても高価だったのですが、仕事の為と割り切って購入してからはあまりにも効果があったので買って良かったと思っています。
他にも毎日45分だけジムで運動したり、コーヒーでカフェインをとったりしています。
そして仕事の具体的な進め方ですが、例えば納期1週間の仕事なら、まずは仕事の8割をスタートダッシュで終わらせます。具体的には1日目と2日目で8割終わらせます。
そして残りの日にちをかけてじっくりクオリティをあげていきます。
デザインは1日で終わらそうと思っても、次の日見るとなんか違うと気づくことがあります。
デザインをした次の日の朝にフレッシュな脳で自分が昨日つくったデザインを見ると昨日は良かったのに、次の日にはよく無いなんてことはざらにおきます。
そしてデザインがよくないと感じたら午前中の集中できる時間帯にデザインを修正して昼からはカンタンな仕事にとりかかる、これを毎日納期まで繰り返していくことでデザインのクオリティは大幅に上がります。
実力を出せないデザイナーは、1週間の仕事なら3日もあれば終わると思って他の納期の短い仕事に手をつけて、納期がある仕事はあと回しにします。
そして結局難しい仕事を3日で制作するといったことをしがちです。
そうなると3日で高いクオリティなど発揮できるはずもなく、徹夜をした上にクオリティの低いデザインを提出することになります。
さらに納期がないときは焦って集中力も下がるので仕事も楽しくありません。それではデザイナーとしてやっていくことも大変でしょう。
はじめに説明しましたが、基本的に人間の脳は朝が一番元気なので難しい仕事は午前中にするべきです。
そして納期に余裕があればいい集中力を出せたり、自分のデザインを何回も見直す時間ができるのでデザインのクオリティが上がるのは当然です。
3.デザインを上達する方法のまとめ
ここまでは自分の実力を出し切る方法を解説してきました。自分の実力を出し切る方法なので実力の2倍のクオリティを出すことはできません。
ここがこの方法の限界です。
デザイナーとして成長していきたいなら、学ぶ姿勢を持ち続けて常に新しい情報やデザインをインプットしていきましょう。
いいデザインを自分の中に保管できるほど、デザインの幅が広がります。旅行に行ったりアートを見るのがおすすめですが時間が無いデザイナーがほとんどです。
そんな時は夜寝る前に本を読んで情報をインプットしておくのがおすすめです。夜寝る前は脳に情報を入れるのに最適な時間で読んだ内容を記憶に残しやすいです。
デザインの本に関してはおすすめをブログにまとめているので、興味があれば読んでみてください⬇︎
以上がデザインをすぐに上達させる方法でした。デザインをうまくなる要素は複合的なので、デザインの実力自体を底上げするには色々勉強して吸収するしかありません。
デザイナーは一生勉強です。僕も色々なものに触れて毎日勉強して成長していこうと思っています。
今の世の中には勉強できる教材がたくさんあります。大事なことはそういったものがたくさんあるのはありがたいと思えることで、最終的には自分の学ぶ姿勢だと僕は考えています。
20年デザイナーやっても成長しない人もいますし、1年目からたくさん学んで実力を伸ばす人もいます。
いいデザイナーは後者です。常に学ぶ姿勢をもって一流のデザイナーを目指してください。