悪口を言うのをやめたきっかけ
少し古いが『誹謗中傷』について話題になっていた。
今でも、SNSでは『誹謗中傷』の対策がすすんでいる。
SNSは2020年1月くらいから本格的に初めたのだが、『誹謗中傷』的な事はTwitterなどで呟いたことは無いと思っている。
さらにふりかえると、家庭のなかでも社会にでて『会社の不平不満』を言ったことがほぼ無い。
悪口がトラウマである。
なぜ、そうなったのか自分の過去を覗いてみるとしよう。
部活の記憶
高校時代、僕は野球部に所属していた。
弱いチームの投手であり、副キャプテンでもあった。試合に勝てないとどうしても不満がたまる。
自分に対してもチームに対してでもある。
立場的にも副キャプテンという立場だったので、後輩にも厳しい言葉を使っていた。
また、チームメイトの悪口を後輩に言っていたこともあった。
それが原因だったのだろう。
ある日、部室に入ろうとした時、僕に対する悪口が聞こえてきた。
後輩からである。
声がよく聞き取れたので、しばらく部室の外で聞いていた。
「あいつは、偉そうにしているが1年生の時、部活で先輩にいじめられていた」という、僕に対する誹謗中傷である。
3~4人で結構、話が盛り上がっていた。
・・・・・身体に変な緊張感がはしる。
☆
当時は部活でも上下関係の変な伝統的な文化があった。
新入部員である僕は、先輩によく正座をさせられて、あまり覚えていないが変な説教をされたものである。
ほぼ、毎日である。
ちなみに呼び名は「タコ」である。
おい、タコ・・・・・・。
今思えば、「ヘイ・シリ」的なぐらいに気軽に呼ばれていた。
また、よく歌を大声で歌わさせられたものである。
人が多い場所で・・・・・・。
どっかの「自己啓発スクール」かと思ったわ。
違う学校の野球部の友達にも聞いたが、その友達は電車のなかで『餃子のオオショウ』の信条的なことを大声で叫ばされていたみたいである。
そういう時代もあったのだ。
当時は普通だったのだろう。
☆
後輩達の話が終わったくらいのタイミングで部室に入ってみた。
何も聞かなかったったふりをして・・・・・。
本音を言うと変な部活の伝統的文化は、僕の代で終わらせたかった。
後輩に対する、厳しい言葉が後輩達は嫌だったのだろう。
また、自分もチームメイトの悪口を言っていた事も原因であったと思う。
悪口を言うとろくなことがない。
いい教訓になった。
それから、悪口を部活中に言うのをやめた。
学校を卒業して
部活の後輩たちに嫌われたまま卒業したのだが、後輩たちの夏の大会は応援しに友達と2人でいった。
先輩として後輩たちの試合が気になる。
☆
試合は負けたので選手達が泣いていた。
「お疲れ様」と声をかけた。
更に後輩たちが泣き出した。
また、「応援に来てくれるとは思わなかった」とも言われた。
ようやく誤解がとけたのだろう。
悪口を言うと誤解がとけるのにも時間がかかる。
最後に
それから、2~4年間ほど夏休みなどの練習にジュースなどのさし入れを、よく持っていったものである。
後輩たちにも喜ばれる。
部活のコーチとも仲が良かったので、たまに「バッティング投手に来てくれ」と頼まれたことも、しばしばあった。
懐かしい思い出である。
今思えば部活動の思い出がなければ『誹謗中傷』を呟いていただろう。
決して、善人とは自分では思ってないが。
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