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50代で英検1級にストレート合格する方法(英単語対策編)

今回は私が英検1級にストレート合格したときの英単語の学習方法について共有させていただきます。

1,教材とスマホアプリの選定


  旺文社の「英検1級でる順パス単」(5訂版)を選びました。こちらはでる順番に「A」「B」「C」とわかれており、全部で2,400語掲載されています。「B」「C」レベルになると見たこともないような英単語がたくさんでてきます。しかし英検1級突破のため、試験でパート1の英単語を25問中、20問以上の正解を目指すためには、「B」「C」レベルも覚える必要があります。後で再度述べますが、「英検1級でる順パス単」の2,400語を9割以上覚えたとしても本試験のパート1で20問以上の正答率は厳しいと思います。それでもまずは諦めずにこの1冊をやり遂げることをお勧めします。これをベースにして他の新しい英単語習得に繋がるからです。また実際の試験では正解はわからなくても消去法で点数に繋がることもあります。よってまずはこの一冊をやり遂げることだと思います。
 スマホアプリは「Mikan」の有料版を活用していました。「Mikan」のアプリで「英検1級でる順パス単」を購入しました。こちらは書籍と同様にSectionが24にわかれていて、それぞれのSectionに100語の英単語が掲載されています。やっかいなのは1つのSectionをクリアするためにテストがありますが、このテストで100問1度に正解できないと次のSectionに行くことができないことです。最後の方のSectionはかなり難易度が高く、特に英熟語のSectionまで終えるのは非常に困難でした。しかしゲーム感覚で楽しみながら「継続」することが重要だと思います。

2,時間の確保


 前の記事で1日4時間の英語学習時間を確保していたと記載しましたが、そのうち英単語の習得には1時間、つまり25%は英単語に時間を費やしていました。日によっては50%以上を英単語に費やしていました。ポイントはスキマ時間の活用だと思います。例えば仕事の昼休みに少し時間ができたときとか、電車で移動するときなどに、なかなか覚えることのできない英単語を中心に覚えるようにしました。最初は学生のときのような紙の単語帳を使っていましたが、後半はスマホアプリの単語帳を活用していました。この件は、後述します。英単語の学習は地味でつまならい作業かもしれませんが、英単語の学習にいかに時間を費やすかが非常に重要だと思います。

3,1日に覚える単語数について


 これは色んなネット記事にも出ていますが、1日に100語の新しい英単語を習得することを目指すことをお勧めします。前述した英検1級でる順パス単はSectionごとに100語の英単語が掲載されていますが、この1つのSectionを1日で覚えるように努めることがポイントです。後半の「B」「C」のパーツに入ると10語くらいでGive Upしたくなりますが、諦めずに1日100語を目指すことです。もちろん翌日には大半を忘れています。100語中に10語くらいしか覚えていないかもしれません。すぐに忘れてもよいと思います。そこで諦めずにまた覚えることを「継続」するとよいのです。そのうちに定着する英単語と「どうしても覚えることができない英単語」にわかれてきます。そうすると残りはこのどうしても覚えることができない英単語の習得に集中すればよいわけです。

Ankiアプリ

4,スマホアプリの活用


 前項で述べた「どうしても覚えられない英単語」を覚えるために活用したスマホアプリが「Anki」です。こちらは海外のアプリのようであり、実は今も正しい使い方をわかっているわけではないのですが、要するに自分オリジナルのスマホの英単語帳のイメージです。このアプリは今も毎日活用しています。忘却曲線に基づいて登録した単語が出題される仕組みになっており、要するに自分が覚えることの苦手な英単語がタイムリーなタイミングで出題されます。前述した「どうしても覚えることができない英単語」をこの「Anki」アプリに登録して、それをスキマ時間に解答する練習を毎日何度も行いました。そうすると「どうしても覚えることができない英単語」が覚えることができる英単語に代わっていきました。その結果、「英検1級でる順パス単」のSection 後半の「B」「C」の英単語も習得できるようになりました。また「Mikan」も最後まで完結できるようになっていました。
 ただ英検1級の本試験パート1の英単語対策はこれで終わりではありませんでした。実際に英検1級の本試験の過去問でパート1のみを試しに解いてみることをお勧めします。私も実際に過去問題集のパート1だけを数年分解いてみましたが、「英検1級でる順パス単」を90%以上クリアできるようになったにもかかわらず実際の過去問では半分程度しか正解できませんでした。さすがにこれは衝撃でした。あれほど苦労して「英検1級でる順パス単」をマスターしたにも関わらず本試験の過去問では目標点数を獲得できないわけです。
 そこでオンライン英会話の日本人先生から教わった別のスマホアプリ「英検1級出た単(完全版)」を始めることにしました。これは過去の英検1級に実際に出題された英単語が収録されているようです。これも毎日課題をクリアするようにしました。また英語の他の学習(オンライン英会話、英検1級過去問のリーディングなど)で出た知らない英単語は「Anki」アプリに登録しました。それを毎日継続して学習しました。

5,音声の活用


 英検1級の本試験のパート1で正答80%以上を確保するためには前述した1~4の方法で十分かもしれません。しかし、最近私が行っている英単語の学習する方法もここで紹介させてください。それは英単語学習において音声を活用するということです。
 最近行っている英単語学習方法はまず知らない英単語が出てきたらそれを電子英単語辞書で調べ、その音声を「Anki」アプリの問題として登録し、その英単語のスペルと意味を解答として記録するものです。これは移動中の電車の中など空いた時間で英単語の音声を聞いてその意味を確認するものです。案外知っていると思っていた単語も音だけでは意味が出てこない単語があり、音の重要性を理解しました。逆に音で英単語を覚えることができるとスピーキングやライティングでも活用できることがわかってきました。英単語は音とセットで覚えるのが最適だと思いました。

6,AIの活用(参考)


 これは英検1級の試験の時には行っていませんでしたが最近よいと思うのはAIの活用です。英単語を覚える際に例文と一緒に覚えるのがよいとよく言われています。その時に例文を探す方法としてAIの活用があると思います。例えばChatGPTやCopilotを私は活用するようになりましたが、そこで自分が苦手な英単語、知らなかった英単語などがあった際にその英単語を活用した例文を作成してと頼むと即座に英語の例文を提案してくれます。これらは非常に有効であり是非活用しておくべきかと思いました。

ここまでお読み頂きありがとうございました。次回は「Writing対策編」を掲載したいと思います。


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