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私は何の為に音楽をやっているのだろう?

時々自分でも不思議になります。私は何の為に音楽をやっているのだろう?
好きだからというのは、まあそうなのですが
好きでなくても音楽をやる事もあります。
例えば名前も曲も全く知らない人の曲で依頼が来て
引き受けてから曲を聴き、特に好きな曲じゃないなーと思いながら譜読みし
合奏練習に参加し本番を迎える事もあります。
でも練習が苦痛な訳でもなく弾けば楽しいんですよ。

私は生活サイクルが完全にルーティン化してしまっています。
平日は朝起きて出勤して仕事して帰ってきて風呂に入って譜読みして寝る。
休日は合奏練習に出るか本番に出る。
このサイクルが完全に生活習慣化してしまっているので
毎日練習するのも、風呂に入る事や歯を磨く事と感覚的に同じなんですね。
そこに楽しさも特に感じないですが苦痛も感じないんですね。
合奏練習に出るのも本番に出るのも出社するのに感覚に近いのです。
出掛けるのはちょっと面倒だけど現場に着いてしまえば
それなりに元気に活躍してしまいます。

そんな私が先週末は発表会でソロを弾きました。
自分で選んで自分で弾きたいと思った曲です。
自分の為だけに練習して自分のしたい表現をしました。
ではコレこそが自分のやりたかった事だ!と感じたかというと
実はそうでもないのです。コレはコレで楽しいなーと思いましたが
翌週からは普通に生活サイクルに組み込まれた音楽生活に戻りました。

それでは結局のところ私は何のために音楽をやっているのでしょう?
コレは自分が弾く事で喜んでくれる人の期待に応えたいからなんですね。
私に演奏を依頼してくれた方、聴きに来てくれたお客様
私の隣で楽しそうに一緒に弾いてくれる方
様々な私の周りに居る方の喜ぶ顔が見たいんですね。
極端な話、喜んでもらえるなら音楽ではなくてもいいのかもしれないです。
たまたま私に出来る事が音楽だったって事なんだと思うのです。

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