見出し画像

演奏力=読譜力+運動能力

以前、私は譜読みは速いが楽譜は読めないという記事を書きました。
私はかなり特殊な読み方なので参考にならないと思いますが
クラシック音楽に限って言えば演奏力=読譜力+運動能力です。
運動能力?と思うかもしれませんが
フィンガリングもボウイングも運動能力です。リズム感も運動能力です。
繰り返し繰り返しの反復練習で能力は鍛え上げる事が出来ます。

ところが読譜力の重要さは軽視される傾向にあります。
クラシック音楽に限っては読譜力の方が重要と言っても良いと思います。
楽譜に書いてある事が絶対で読み解く能力が上がれば
次々と多くの曲に取り組む事が出来ますから
運動能力も鍛えられ加速度的に演奏能力が上がっていきます。
私は月に一回以上のオケ本番があるので
交響曲2曲+オペラの序曲を一ヶ月で仕上げる生活をしていますが
これは読譜力にかなり依存しています。

表現力もあるはずだ!という意見もあるかと思いますが
クラシック音楽に限っては表現も楽譜から読み解き
運動能力で再現するわけですから
結局のところ、まずは読譜力になると思うのです。

クラシック音楽に限ってはという但し書きを多く付けましたが
楽譜を使わないアイリッシュフィドルやジプシージャズ
のようなジャンルでは読譜力は必要ありませんが
コード理論が必要になります。コレに関してはまた今度。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?