【販売の教科書】 毎回同じ接客にはならない
基本的にどんな業務においても、毎日毎週毎月と同様の業務内容を繰り返しながらの運営が必要とされる。
しかしながら、何も考えずにルーティンのように日々同じ業務を行っていると、「つまらない」と人は飽き、やがては辞めていってしまう。
これは接客をメインとするスタッフにおいてもあるあるなのです。管理者は、スタッフの意識をマネジメントする必要があるでしょう。
同じお店で同じ製品を繰り返し販売していると、毎回同じ製品説明をするようになる。正直、受け取り側が「なるほど」と新鮮に話を聞いてくれていれば、同じ製品説明であっても全く問題ないのだが、伝えている販売員は、自分の口から放たれたその言葉を何十回何百回と聞いているため、「毎回同じことを言っている」と意識が自分に向くようになる。これは相手を見た接客とは言えない。
こちら側がどれだけ言葉の引き出しを持っていても持っていなくても、それは相手には関係なく、お客様と"心で会話"できることが何よりも重要だ。
同じ製品説明であったとしても、受け取る一人ひとりの反応は全て異なる。このお客様は元々何に興味を持っているのか、どの説明のときに最も興味を示したのか。
相手の反応に意識を置き、会話を重視しながら伝えるだけで、同じ製品説明だとしても、同じ接客には決してならない。
それに気づくことができれば、毎日の自分の接客が、新鮮に映ることでしょう。
作業になってはいけない。
そして、意識を変えるだけで見える世界は簡単に変わるのだ。