僕がいなくても世界は回るが、僕は世界を回る〜ドイツ編〜(4/11)

11日目

ドイツに着きました!!雰囲気がヨーロッパらしいです。車フリーで歩きやすい街並みですよね。そして協会が多い!イスラーム世界からキリスト世界にやってきたという感じがあります。

それにしても身体が重たいなと重っていたら、だんだんしんどくなってきました。風邪がぶり返してきたのかも。環境の変化が大きくストレスを与えていそうです。

友人がボンに住んでいることからボンから1日が始まります。今回はほとんどボンを拠点にして動きます。

ベートーヴェンの家

ベートーヴェン・ハウスは、ドイツ、ボンにある記念史跡、博物館、多種多様な目的に資する文化施設。ベートーヴェン・ハウス協会が1889年に設立、作曲家のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生涯と作品に関する研究を行っている。

実はボンはベートーヴェンの生まれた場所らしいです。青年になるまでの間はここで暮らしていたとのこと。

いろんな手紙や昔の作曲の跡などがあって音楽をやっていない自分でも分かりやすく面白いです。

日本語オーディオガイドもあるのでとても良いです。

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト

ドイツのケルンとボンの間にある小さな町ブリュール。なんの変哲もない田園と地方都市の風景のなかに、突如として贅の限りを尽くした壮麗な宮殿が現れます。18世紀初頭に造営され、1994年までは迎賓館としても利用されていました。

ロココ調の宮殿も、バロック様式の庭園も、当代随一の技術者や設計者の手による傑作ぞろい!建設を命じたケルン大司教クレメンス・アウグスト・フォン・バイエルン自身は、聖職者としても政治家としてもはなはだ評判の良くない人物ですが、そんな彼の名声を唯一救っているのが、このアウグストゥスブルク城にみられる芸術上の貢献といわれています。

ボンから電車に乗って数十分、小さな町ブリュールに世界遺産があります。あんまり日本では有名な場所ではありませんがロココ様式の非常に美しい建物です。

非常にヨーロッパ的なシンメトリーで人口的な庭園があり、ヨーロッパに来た感を引き立ててくれます。

内装で言えば、これまで訪れた遺跡の中でもNO.1といっても過言ではない素晴らしい建築美でした。

ケルン大聖堂

ケルン大聖堂は、正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂と言い、聖ペトロとマリア大聖堂という意味を持っている。ゴシック様式の建築物では、ドイツ3大聖堂の1つとなっており、157mにも及ぶ、2つの高い塔が特徴的で、世界最大級と言われている。

初代は4世紀に作られたが、焼失などもあり、現在は、3代目。3代目の建築は、一時資金不足などにより中断し、最終的に完成を迎えたのは、632年という歳月を経てからである。

ケルン大聖堂はドイツの観光地の中でもトップ3には入るような有名どころですね。ケルン中央駅を出てすぐ目の前に出てくるのでなかなかのインパクトがあります。

ここでは、大聖堂の一番上まで階段で登ることができます。なかなかなハードワークです。世界遺産なのでエレベーターとかはおそらくつけられないのでしょうね。正直体力のある人でないと登ることは難しいです。

登ること約20分、ケルン大聖堂の塔の上まできます。ケルンの景色が一望できて、塔の上まで細かいゴシック様式の装飾を味わうことができます。なかなかきついですが登る価値は十分にありました。

そのままケルンの旧市街地を歩きながらご飯をいただきます。ライン川が非常に綺麗です。

やはりドイツらしく、旧市街地が車フリーでテラス席でみんながお酒を飲んでいます。みんな外に出てご飯を食べる習慣はとてもいいですね。

日本の居酒屋文化も悪くないですが、駅前のテラスとかでサクッと飲んで、ワイワイ話せる感じが日本でもあるととても良いなと思うのですが皆さんはどう思いますか?

自分はドイツらしいケルンビールとソーセージをいただきました。美味しいですね。しかし物価が高い。ビール自体は日本と大して変わらない価格なのですが、食事は大体2倍〜3倍くらいの感覚ですね。きついです。同僚に聞いたら大体ドイツの初任給は日本の3倍らしいです。それは高いわ。日本が安い国になったことを痛感します。

お酒飲んでいたんですが、ちょっと終日調子悪く、明日が正直心配です。少し早めに帰ってゆっくり寝ます。

12日目

朝早起きする予定でしたが思ったより疲れが溜まっており、ゆっくり起床。ボンから2時間ほどかけてアーヘンに向かいます。

体調は思ったより回復しました。やはり風邪がぶり返したのと、疲れが回復を鈍くしている感じがします。

長旅において、病気が一番怖いです。フライトは全部予約しているのでなかなか予定を崩すわけにもいかず、体調管理は最も慎重になります。

それにしても自然が豊かです。街のいたるところに公園や並木があり、歩きたくなる街並みです。公共交通機関を使おうというセールスより思わず歩いてしまうような街であってほしいと思います。

アーヘン大聖堂宝物館

アーヘンに着いて午前少し時間があるので、宝物館に向かいます。カール大帝が残したいろんな遺産が見れます。時間がある方はこちらもぜひ見てみると歴史の一部が垣間見れると思います。

アーヘン大聖堂

アーヘン大聖堂はドイツ西部の都市アーヘンにあり、1978年に登録されたドイツの世界遺産の第1号。ドイツやフランスが別々の国で無く、フランク王国と呼ばれていた頃、国王カール大帝が786年に宮殿教会として建て始めた。

北部ヨーロッパで最古の聖堂で「皇帝の大聖堂」とも呼ばれている。ローマ帝国の教会建築様式に影響を受けており、5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達したビザンティン様式を取り入れた贅沢なモザイクは、当時のカール大帝の権力を誇示したとも言われている。

さてアーヘン大聖堂です。世界遺産検定を受けた身としては最初に世界遺産登録されたものの1つということで名高いです。

ケルン大聖堂とかと比べると規模は小さいですが、持っている歴史はやはり格別ですね。世界史選択をしていない自分でも知っているカール大帝が戴冠した場所で、1000年以上の歴史を持っているのはやはり凄いです。

内側の装飾も大変美しく、ヨーロッパの協会らしい雰囲気を感じることができました。

三カ国が交わる地点

アーヘンはドイツのほぼ国境側に位置しており、オランダ、ベルギーとかなり近いです。ヨーロッパらしい感じですが、簡単に国境跨ぎができます。

まずアーヘンからのバスでオランダの町に向かいます。バスで国境を跨ぎます。もう少し何かサインがあるのかと思ったのですが、本当に何のサインもなくするっと入れました。県を跨ぐくらいの感覚です。

オランダの町から歩いて三カ国が交わる地点に向かいます。結構自転車で向かっている人が多いです。さすが自転車大国オランダです。言語も変わりますし、街の雰囲気もどことなく違う感じがします。簡単に跨げるとはいえ、異国なんですね。

トレッキングコースみたいなところを歩いて30分ほどでその場所に着きます。3つの国旗が並んでいて、国の境目が分かるようになっています。

展望台に登って3カ国の街並みを眺めて見ます。こうしてみるとドイツは風力発電が非常に多いです。さすが再エネ大国といったところです。

正直、平坦な土地と空いているスペースがあって羨ましいです。

正直、外観で見て取れる違いはそのくらいでしたが、三カ国を1度で眺められるのはヨーロッパじゃないと出来ないですね。

ベルギーで有名なポテト屋があったのでつまんで帰ります。それにしても量が多い。

温泉

だいぶ夜遅くなってしまったのですが、アーヘンに戻ります。アーヘンは温泉が有名らしく、カール大帝も温泉がお気に入りだったようです。

まさか海外で温泉に入れるとは!ということで向かいます。

見た目は温泉というよりプールです。サウナもセットにできるらしいのですが20ユーロの課金が必要だったので諦めます。

イメージは磐城にあるハワイアンズ的な感じです。アクティビティ的なものはないですが、外湯と長湯があって、底はかなり深いてす。寝湯や泡風呂など種類は豊富でかなり広いです。

一応、ちゃんと硫黄成分的なものは入っているような感じでした。

温泉に浸かってリラックスというよりは、プールで遊んで疲れたあとの疲労感に近かったです。よく眠れそうです。

アーヘンからボンに戻ります。深夜帰りになりましたが充実した1日でした。

13日目

本日はフランクフルトに拠点をうつしてハイデルブルクに向かいます。午前にボンを出て向かいますが、電車が1時間遅延・・

なんというか、ヨーロッパの洗礼を食らった気がします。カフェなどに入って気長に待ちます。

まずはフランクフルトで荷物をおいてフランクフルトを軽く散策します。

フランクフルト中央駅は非常に大きな駅で日本で言えば東京駅ですかね。街も大きいのですが、ドイツとは思えない治安の悪さです。やはり移民が入ってきているからですかね。移民政策の負の側面に出会った気がします。

レーマー広場

フランクフルトの中心となる一番の観光スポット「レーマー広場 Römer」。フランクフルトは近代的な街並みが多い場所ですが、レーマー広場は昔の面影が残っています。広場に向かって正面にドイツ伝統の木組みの建物が3軒建っていて、中央がレーマーと呼ばれる「市庁舎」。階段状の切妻屋根が特徴の建物が、どこかかわいらしい雰囲気を醸し出しています。広場の中央には、正義の女神ユスティシア像の噴水と、その奥に知恵と戦いの女神ミネルヴァ像の噴水があります。

フランクフルトはどちらかというと商業都市なのであんまり見どころは多くはないのですが、レーマー広場は非常に美しい街並みです。クリスマスマーケットの時期はすごく賑わうらしい。冬のドイツ行ってみたいですね。

ここで有名なカフェに入ってご飯をいただきます。念願のシュニッチェルをいただきます。日本のとんかつです。ただ、ドイツで頼むとご飯とサラダはついていません。。でもそれでお腹が満腹になるくらいには量が多いです。

フランクフルトからさらに1時間ほど南に降り、ハイデルブルクに向かいます。

ハイデルブルク城

ハイデルベルク城(Heidelberger Schloss)は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州ハイデルベルク市に遺る城趾である。ドイツで最も有名な城趾の一つであり、ハイデルベルクの象徴的建造物となっている。プファルツ継承戦争で破壊されるまで、この城はプファルツ選帝侯の居城であった。1689年にルイ14世の軍によって破壊され、1693年に一部だけが修復された。この城趾はアルプスの北側で最も重要なルネサンス建築の遺構を含んでいる。この城はケーニヒスシュトゥール(「王の椅子」)という山の北斜面、 ネッカー川の河原から約80mの高さに位置し、旧市街の風景を決定づけている。

ハイデルベルグは川と山の間に街があって、全体に赤っぽい屋根で非常に美しい街です。街の美しさで言えばドイツ随一ではないでしょうか。

バスに揺られてハイデルベルク城に着きます。城は山のほうにあるので少しハイキング気分で登ります。麓には、川をかける橋がありそこからの景色も抜群です。

ハイデルベルク城の中自体はあんまり大した展示はありません。特筆すべきはやはりその外観です。城自体が非常に歴史を感じる古さでありますが、大砲で壊されたままであろう遺構が残っていたりします。また城から街並みを見渡せるので、その景観も非常に素晴らしいです。

昔行ったオーストリア・ザルツブルクの景観が少し思い出されました。

ハイデルベルグでやることはこれだけなのですが、非常に良い旅でした。

フランクフルトに戻り、ご飯をいただきます。最後はミュンヘン系のビールのお店です。黒ビールとミュンヘンビールをいただきます。付け合わせはソーセージです。

余談なのですが、ドイツのご飯はとてもおいしいのですが、非常に肌に合わないです。以前北欧に行った際もそうだったのですが、胃で消化できていない感覚が強いです。味付けなのか、食材なのかわからないのですが、あんまり食べれないですし、食べすぎると気持ち悪くなります。アジア、地中海の料理はもう何の問題もなくバクバク食べれるのですが、何が違うんですかね。

おそらくペルーやモロッコはいける気がしますが、欧米的な料理がだめなのかもしれません。なかなかヨーロッパに住むのが難しいなと思うのが上記の理由です。

というわけであんまり肌には馴染まなかったドイツの料理ですが、それもまた経験ですね。これにてドイツの旅は終了です。

アテンドしてくれた同僚には大感謝です!ありがとう。

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