僕がいなくても世界は回るが、僕は世界を回る〜トルコ編〜(3/11)

8日目

朝2時半に起き、空港に向かいます。空港近くの宿を予約していたので歩いて向かいます。

と思いきや、門がガッチリ鍵がかかっていました。無理矢理頑張れば微妙に出られそうな隙間があったのでそこから無理矢理脱出します。(本当はホテルのオーナーを起こして開けてもらうべきなのでしょうが、申し訳なく・・)

今回はだいぶ余裕を持って到着することができました。WIFIが電話番号がないと使えないこと以外は美しい空港ですし、そんなに大きな空港でもないので、移動も少なくて楽です。

なぜかゲートは自国内専用ゲートを通されました。(VISAがいらないからか)


トルコ到着です。無事に着いてよかった。そしてまた問題発生。買ったeSIMが使えない!!あとは低速モードになった日本で買った使えないeSIMのみ。色々やってみたけれど時間だけが過ぎて行きそうだなと思い、とりあえず市内まで出ることに。

市内まではhvistという高速バスを使います。ほとんどの人はこれで行くんじゃないですかね。ですが市内まで出るのに1時間以上かかります。まあまあ遠い。

市内に着いたらメトロで宿まで移動します。ですが、現状超低速回線しかありません。とりあえずメトロに乗ってやろうと思い、イスタンブールカードを発行し、メトロに乗ります。イスタンブールカードはaksarayという駅に発行できる券売所があるのでそこで発行するのが良いかと思います。びっくりするくらい簡単に発行できます。日本語も使えます。

メトロに乗ったらなんか見慣れない駅名たちだなと思い、またメトロ図をよく読んでいたら全然違うラインに乗っていました。どうやら別のところから他の路線を使う必要がありました。(グーグルが全然使えず手探りでやってました。)

見慣れない駅名の地点ですぐ気づくべきなんですが、ウズベキスタンの経験で言語と表示が全然あってないんだろうという風に最初は思っていたんですが、普通に英語表記でした・・

なんとか別の路線を見つけて宿に向かいます。迷子になったせいで想定より1時間以上遅れました。

無事に宿に到着し、仕方がないので現地SIMを購入し、荷物を置いて観光に出かけます。

とりあえず昼を何も食べていなかったので、牛のケバブをいただきます。本場ケバブは包むのではなくプレートとして出されるようです。(包むものもありそうでしたが)

しかし物価が高い。大した量があったわけではないんですが380リラで1800円くらい?東京の観光地価格くらいでしょうかね。ここ最近で随分インフレしているらしくネットで集めた情報よりずっと高く感じます。

腹ごしらえをしたら、観光に行きます。

スルタンアフメト・モスク

海外観光客にブルーモスクの名で知られているSULTANAHMET CAMİİ(スルタンアフメト・モスク)は、名前の通りオスマン帝国第14代皇帝「スルタン」アフメット1世が、有名な建築家ミマール・シナンの弟子の建築家メフメット・アーに指示し、1609年から1616年にかけて建てられました。

内部の壁は16世紀末から17世紀初めにイズニックで作られた21,043枚の青を基調にしたタイルが敷き詰めてあり、その素晴らしさから「ブルーモスク」の名で呼ばれ愛されています。

まずはブルーモスクに行きます。しかしすごい観光客です。ウズベキスタンとは比べものにならない。そしておそらくほとんど外国人。あんまり判別がつかないですが・・

向かっていると陽気に声をかけてくる少年がいます。トルコは気軽に話かけてくる文化らしいのでまあ一応返事します。

するとどんどん案内してきます。料金所で止められると思いきや、ここはフリーなんですね。中まで一緒に入ってきます。インドの経験があるので、かなり身構えて、場合によっては逃げ出せるようにしました。返事はほぼ上の空でした。写真とるよとか色々声をかけられたが、全部いらないと断って、せっかく案内してくれていたのにごめんね。

モスク内は美しいですが、特に何があるというわけでもないのでサラッとみて終わりです。外に出たらよかったら他の場所も案内するけどと言われるが、それも断って出て行きました。純粋な親切だったらごめんな。こっちは何を信用していいかわからないんや。

そういう訳でちょっとビビりながらブルーモスクを鑑賞しました。

トプカプ宮殿

トプカプ宮殿は、1467年にメーメットⅡ世(Fatih.征服王)によって建てられました。その後、19世紀の半ばまで、つまり、オスマントルコの31代スルタン(王様)であるアブドールメジットが、ボスポラス海峡の海岸にあるドルマバフチェ宮殿を建てるまで王様の家として使われました。当時、宮殿に住んでいたのは6,000人ほど。金曜日のお客を加えると、宮殿の人口は16,000人にも増加したそうです。

オスマントルコの歴史には、1299~1922年まで、全部で36人のスルタンがいました。スルタンの大部分はトプカプ宮殿に住み、19世紀の半ばにドルマバフチェ宮殿を建ててからも、トプカプ宮殿のハレムは使われました。

とにかく広いです。宮殿としてのゴージャスさというよりも博物館として当時の宮殿の様子を詳しく解説するというのがコンセプトのように思います。

そしてチケットが高いです。1500リラとかだったと思うので7000円強とかですかね。貧乏旅には痛い出費です。それでも当時の様子を学び、イスタンブールの歴史を知るには重要な場所です。外せないスポットの一つです。

ここが想像以上に広かったので3時間くらいはいたでしょうか。夜になってしまったので急ぐ旅ではないこともあり、夕食をいただくことにしました。


9日目

朝食をいただいて観光に向かいます。
朝食もなかなか美味しかったです。

アヤソフィア

アヤソフィアは、1985年に「イスタンブール歴史地域」の一つとしてユネスコ世界遺産に登録されました。イスタンブールでは、ブルーモスクと並び、高い人気を誇る観光スポットとなっています。

アヤソフィア大聖堂の歴史は長く、これまでに数度、さまざまな理由から再建されています。現在のアヤソフィアができたのは、537年12月27日でした。以降、キリスト教国家であるビザンチン帝国の主聖堂として、ミサや戴冠、凱旋、結婚といった式典、そして教会会議の場として重要な役割を果たします。

1453年5月29日にコンスタンティノープルがオスマン帝国の手に渡ってからはモスクに改修されて利用されていましたが、1935年からは博物館として公開されています。

初めにアヤソフィアに向かいます。
イスタンブールの言わずと知れた代表的な建築物です。
ここはなんというか持っている歴史が凄いです。
イスラム世界とキリスト世界が混ざりあっています。それもキリストのカトリックと正教会、イスラームが混ざりあっています。
なのでモスクですが、キリストの絵が飾ってあったり、天使の像があったりするのですがもちろんモスクなのでイスラム世界の絵もあります。

日本は神仏習合で混ざりあって溶け込んでいますが、こちらは水と油で血みどろな歴史の中でその歴史の痕跡を垣間見えるというところです。

ところでチケットを買うときにアヤソフィアだけのチケットを買おうと思い、全てのエリア?みたいな感じで聞かれてYESといったら、ミュージアムのチケットもついてきました。

英語力がないから悪いのですが、まずったなあと思いながら買ってしまったからにはいこうということで、ミュージアムにも行きました。

ミュージアムは期待をはるかに超えました。映像と音声ガイドでアヤソフィアの歴史を案内してくれますが、音声が日本語もあるので大変助かります。

アヤソフィアの歴史を通してイスタンブールの歴史を学ぶことができました。

スレイマニエ・モスク

そしてフードファイトに出かけます。世界三代料理と言われるトルコですので、いろいろ食べてみたいと思いいろいろまわってみます。

庶民的で安くて美味しいということで一軒目です。
ナスと牛肉のチーズオーブン焼きと鳥と豆の煮込みスープとライスです。(名前は適当になづけました)
ネットで聞いていたより明らかに高いのですが、量の割には安いです。やっぱりインフレしてるんですね。
でもこれまでのお店よりコスパよく美味しくいただけました。

グランドバザール、エジプシャンバザールをとおり、ガラタ橋に向かいます。

この近くにあるのがスレイマニエ・モスクです。絶対外せないスポットというほどではありませんが見ておいて損はないのでちょっとよってみました。

ガラタ橋といえばサバサンドです。本当にシンプルなサバとレタスとトマトとたまねぎといった感じです。何故そこまで有名なのかはよくわかりませんが、ちゃんといただきます。

ガラタ橋を渡り新市街の方に向かいます。海が見える場所でコーヒーをいただき、有名なデザート屋に向かいます。
おそらく豆ベースのタルトだと思いますが日本では見たことない感じのデザートです。
まあまあ甘いのですが、インドのときのような甘ったるくて口に残る感じではなくて、癖の少ない甘さでコーヒーにはよく合いました。

ドルマバフチェ宮殿

ドルマバフチェ宮殿は、オスマン帝国31代皇帝アブデゥルメジト1世の命によって建設が開始され、13年もの年月を経て1856年に完成しました。

最後の皇帝メフメト6世が退去するまでは王宮として、その後はトルコ共和国の建国の父であるムスタファ・ケマル・アタテュルクの官邸として使用されました。

西洋化や近代化に伴い、建物はバロック様式と伝統的なオスマン様式が融合されています。

宮殿は主に、セラームルック(行政や儀式の場)とハレム(生活の場)の2つに分かれています。

国務を行う場所と私生活の場所を分けることが、中東建築の伝統となっています。

ガラタ橋を渡った先にあるのがこちらの宮殿です。トプカプ宮殿とはまた違った味があります。こちらの方がThe宮殿という感じですね。というのは博物館ではなく宮殿があった様子がそのまま残っているからです。

こっちはゴージャスという感じです。建築物というよりもその内装がすごいですね。写真は取れず、言葉ではうまく伝えられないのでぜひ行ってみてください。

メインスポット郡から離れていますが、一見の価値はあります。

ちなみに近くというか中にpainting Museumがあります。フリーだったのでついでに入ってみました。イスタンブールで活躍した画家たちの展示がありますが、絵画が好きな方はぜひ訪れてみてください。


カドキョイエリア

そこからカドキョイエリアに向かいます。イスタンブールのメイン所はヨーロッパ側ですが、カドキョイはアジア側になります。
そしてそこは海で隔てられているので船で向かいます。
船はイスタンブールカードで入れますし、30リラと格安なので特に用事なくても船に乗るのはオススメです。船からみる景色はまた格別です。チャイも10リラとかで飲めます。

カドキョイは日本でいう原宿ですね。若者がたくさん歩いていて、お店もずいぶんモダンチックです。

地元民が多いらしくヨーロッパ側と比べても価格が落ち着いています。

ここで食べたかったのがムール貝ピラフです。お腹はそこまで減っていなかったのですが1つから売っており、サイズも小さいのでそんな人でも食べられます。3つほどいただきました。

そしてディナーに向かいます。イスタンブールで魚を食べていないことに気づき、アヒージョのシチューをいただきました。シチューって書いてあったので重たいのかと思っていましたがトマトベースでレモン、たまねぎ、ピーマンあたりが一緒に煮込まれてる感じですかね。けっこう酸味が聞いていてさっぱりしていて美味しかったです。

ここまででは1番だったかもしれません。
ほとんどフードファイトの1日でしたが、船に乗ってヨーロッパ側に戻ります。さらば、アジア。

広場に行くと、モスクがライトアップされていて綺麗です。日が暮れるのが20時過ぎで昨日は見れなかったのですがとても綺麗なのでぜひご覧ください。

10日目

フライトが14時で遅くても2時間前には空港につきたいが空港までは1時間半かかるので10時半には出ないといけないという何とも微妙なスケジュールです。

各施設はだいたい9時からオープンするので、ちょっと早めに並んでこちらの地下宮殿を最後に見学して空港に向かうこととしました。

イスタンブール地下宮殿

世界遺産に登録されているイスタンブール旧市街歴史地区には、地下貯水池が幾つか発見されていています。中でもアヤソフィアの西側、トラムの線路の反対側にはイスタンブールで最大かつ最も見事な貯水池「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サルヌチュ)」があります。

トルコ語で「Yerebatan」は“地に沈んだ”、「Sarnic」は“地下貯水池”という意味です。水の中から突き出た無数の大理石の柱が宮殿のように見えることから「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サラユ)」=「地下宮殿」とも呼ばれています。

地下水道として機能していた訳ですが、今は彫刻等があり、ライトアップされています。特に何があるという訳でもないので、意外とさらっと回れてしまい、思ったより時間を持て余してしまいました。

トルコは濡れバーガーが有名らしいのですが、おそらくそれ?であるバーガーをいただき空港に向かいます。

早くついてランチをいただこうと思ったのですが信じられないくらい物価が高いです。空港価格というのもありますがコーヒーは1000円、サンドウィッチは2000円弱、ランチはハンバーガーで3000円くらいの価格感です。もう許せないですね。

昨日たくさん食べたし、朝ご飯もちゃんと食べたのでお昼はなしでドイツに向かいます。ドイツで少し美味しいものを食べましょう〜

この日はボンに向かい一日終了です。次回からはドイツのレポートになります。




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