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僕がいなくても世界は回るが、僕は世界を回る〜アメリカ編〜(9/11)

31日目

約8時間のフライトを超えてついにアメリカです。僕のことを知っている方は意外に思われるかもしれませんが、これが実は最初のアメリカです。9/11カ国目ですが、偶然にして9・11を思い出す数字になっていました。

入国審査でESTAのことを聞かれると思って事前準備をしていたのですが普通にスルーされました。よくわかりません。

そう思って空港を出ようと思うといかついおっちゃんに声をかけられます。なぜか自分だけ荷物検査をするように言われます。そこからやたら細かい職質を受けて荷物を全部出されます。

特にシンプルなアメリカ旅行だったらよかったのですが、めちゃくちゃ複雑な旅路で、行った国を全部答えて、いつから計画して仕事はどうしているのかなどめちゃくちゃ細かく質問されます。

他の人はみんな何もなく出口に向かっているのに・・で淡々と答えて何事もなく終わるのですが確実に30分はかかりました。どうやらこのようなチェックがランダムであるようでくじ運悪く引っかかったようです。

若干の予定の変更はあったものの無事に出口に辿り着きマンハッタンに向かいます。

ニューヨーク市立図書館

マンハッタンの中心くらいに図書館があるのですが、そこが非常に良いという噂を聞いて行ってみます。

確かに行ってみるとまず外観からすごいですね。どこかの博物館といっても過言ではありません。そして中に入りますが図書館というより完全に美術館ですね。様々なアート作品や展示が並んでいます。図書館なので入場はフリーでアートも見れるというさすがNY。

おそらく図書館機能は他に移していて、昔の図書館を一般向けに公開している感じでした。

日本ももう少し図書館にお金をかけたらいいのにと思います。

行く途中にあった激安ピザ、水と合わせて3ドル

モルガンミュージアム&ライブラリ

JPモルガンを立ち上げたモルガンさんのミュージアムです。正直個人でここまでできてしまうのかと思うほど立派です。

美術展としてはこじんまりとしていますが、個人のものと思えばとんでもないです。

何故かよく分かりませんがピーターラビットの展示をしていました。読んだことはなかったのですが、描写がとても良かったですね。

本が図書館並みに蔵書されている

メトロポリタン美術館

当初はMOMA美術館に行こうかと考えていました。というのは毎週金曜16時から無料開放されているという噂を巷に聞いたからです。一方で第一金曜日のみニューヨーカーには無料開放という情報もあり、どれが本当かわからなかったのでとりあえず16時以降にいくことにしました。

結果としては普通に有料で17時半までしかやっていないということでさすがに1時間ちょっとで回れる気がしなかったので諦めることにしました。

色々探してみるとメトロポリタン美術館は21時までやっているということでそちらに伺うことにしました。

メトロポリタン美術館はセントラルパークに面しているのでせっかくなので歩いてみます。感じとしては新宿御苑みたいな感じですかね。ただ無料で入れて、やたらに広いです。新宿御苑の4倍くらいはある気がしますね。

さて、メトロポリタン美術館です。事前にもう少しリサーチしておけばよかったのですが大きすぎて何を見ればいいのか全然わかりません。まともに一つ一つみていたらおそらく1週間くらいかかります。それくらいボリュームのある展示が並んでいます。

私がこの美術館を代弁すると時代と土地を超えた美術館といったところでしょうか。エジプト文明など紀元前のアートからモダンアートまで時代を超え、そして世界各地のアート(日本も含め)が集まっています。なのでどこでもドアとタイムマシンを持った気持ちになります。

個人的にはエジプト文明のアートとやはり近代のモネやゴッホなどの作品が特によかったですね、単純に印象派のアートが好きなだけなのですが・・日本のアートも改めて世界という視点から見直すとどのような評価を受けているのかわかって面白かったです。

モネ
日本の禅の作品も
ゴッホの自画像!

実は22時からナイアガラ行きのバスに乗る必要があったのですが、思ったより広く割とギリギリの時間まで散策してしまいました。大体3時間半くらいかけてサクサク歩いて大体一周できたかなという感じです。

32日目

ナイアガラの滝

ついに6月に入り、旅も終盤に入ってきました。この日はナイアガラ行きのバスから始まります。

実はニューヨーク、ナイアガラはバスで路線を結んでおり、8時間くらいのロングライドになりますが陸路で向かうことができます。日本で言うと東京、博多間くらいですかね。めちゃくちゃ遠いです。

ナイアガラまで行くのに近くのバッファローという場所でバスを乗り換え、目的地まで向かいます。そして何かおかしいことに気づきます。あれ、カナダに向かってない??

ナイアガラの滝は川を挟んでアメリカ側とカナダ側で分かれており、どちらかというとカナダ側がメインになります。ということは知っていたのですが、まさかカナダに行くとは。ESTAとかいらなかったっけ大丈夫かなと思いつつ、バスは国境を跨ぎ、入国審査が行われます。パスポートを渡して割と簡単な質問で入国できました。

いや、まさかカナダ側から入るとは・・そんなこんなで正直だいぶ心配だったのですが無事にナイアガラの滝のバスターミナルに着きます。

ただ早朝なので誰もいないし、ターミナルからメインスポットまで歩いて1時間ほどかかります。ゆっくり散歩しながら向かいます。

間近で滝を見れる

ナイアガラの滝の問題点は、めちゃくちゃ有名な観光地のわりにロッカーがないことです。ホテルでしか預けることができず、私みたいな強硬で日帰りを実践する人間にはなかなか厳しい世界でした。幸いにしてアプリで預けることができる場所があったのですが、それも24時間ではないのでせめてビジターセンターくらいロッカーを設けていただきたいですね。

さて、ナイアガラの滝ではクラシックチケットというチケットを買い、滝の裏側に入るコース、ホワイトリバーという激しく波打つ川を歩くコース、映像を用いてナイアガラの滝を解説するコースを含んだチケットを購入し各地を回りました。

波打つ川、勢いが凄すぎて川が真っ白に

一日まわるにはちょうど良いチケットだったのですが、やはりメインはクルーズです。滝の目の前まで船で行くことができます。水量が多すぎて、巻き上がる水しぶきで地上まで濡れるのですが、船で行くともはや嵐のような大雨に打たれます。景色を見るというより、もはやアトラクションですね。

船から見る滝

でも、やはり世界最高峰の滝と言っても差し支えのないこの滝を目の前で見ることができて大感動でした。

そして夜になるまで待ちます。というのはナイアガラの別の姿、ライトアップを拝むことができるからです。

ライトアップされた滝はまた昼間に見るものとはだいぶ雰囲気が違います。様々な色にライトアップが施され、別の魅力を引き出します。そして22時になると花火が上がります。最後にナイアガラという花火だったと思うのですが、ライトアップされた滝を背景に花火を見ることができて大満足です。

そのままバス停に向かい、ニューヨークに向かいます。ナイアガラのホテルが高かったのと、寝てる間に移動できるというメリットを捨てきれず、二日連続で夜行バスを使います。その前も夜行フライトだったため3日間シャワーを浴びれていません。いよいよ体が臭くなってきた気がしますがあと1日の辛抱です。


33日目

さあ、カナダからアメリカに無事に入国してニューヨークに戻ってきました。それにしてもさすがに3日連続で夜行便はキツすぎました。眠すぎる。

宿に荷物を置いて出かけます。

MOMA

ついにMOMAです。割とモダンアートが好きなのでNYに来たならここは是が非でも行きたかったです。

5階から順に進んでいきますが、個人的な目当てはゴッホ、モネ、ピカソ、ウォーホルの作品らです。

特にゴッホの星月夜とピカソのアビニヨンの娘というアート界のトップオブトップで有名な作品を見ることができて、感動しました。

星月夜、凄すぎる
ゴッホの自画像
アビニヨンの娘たち
モネの作品
ゴーギャンの近代アート

近代アートだけでなく現代アートの作品もかなりのボリュームを占めてありました。現代アートはそれはそれですごいのですが、現代に近づくにつれて段々と抽象度が上がっていくので何が表現したいのかよくわからなくなります。

特に映像作品は本当に解釈が不能です。是非ともアートに携わっている方から解説いただきたいです。


ブロードウェイ

さて、NYといえばブロードウェイです。ミュージカルには全く詳しくない僕でもさすがに知っている王道ですね。

歩いていたらタイムズスクエアがありました

色々気になる作品はあったのですが、比較的音楽を知っているアラジンにして、少し課金をして2階席の一番前のど真ん中という、多分一番いい席なんじゃないですかね。を予約してみてみました。

実はミュージカルを見るのは初めてだったのですが、素晴らしかったですね。特にa whole new worldが流れた瞬間は鳥肌が立ちました。ダンスや音響、舞台の作り、どれも目を見張るものがありました。

正直、疲れで眠くならないか少し心配でしたがそんなものはぶっ飛びましたね。ただ、英語がネイティブの会話で進むので、ジョークや会話の細かいところはなかなかわからず置いてけぼりになるところがありました。とはいえ大変素晴らしいショーでした。

色々疲れも溜まっていたので、本日はここら辺で早めに切り上げて明日からに備えます。


34日目

本日は基本的には移動日なのですが、午後のフライトで午前に多少の時間があったのでニューヨーク最後の〆としてアメリカの代名詞、自由の女神像を拝んできました。

自由の女神

マンハッタンの最南端から船で向かうことができます。実は陸続きではなくて島に女神様はいらっしゃるんですね。

色々調べたところ、近くを通りすぎる無料の船もあるそうなのですが、せっかくなので観光船で上陸してみてみます。

島に着くと間近で女神像を見ることができます。それだけといえばそれだけで、課金すれば女神像の中に登ることもできますが、時間も限られていたので断念し、近くから拝みました。

一応気持ばかしのミュージアムも併設されていますが、特に見どころはありません。正直無料の船でもよかったかなとは思いますが、まあNYに来たなら行かない訳にも行かず良い思い出になりました。

というわけで一目観光してから飛行機に乗りラスベガスに向かいます。

ラスベガスとニューヨークは時差が3時間あります。同じ国なのに時差が違うのはなんか違和感がありますね。

空港に着くとさすがラスベガスというべきでスロットが早速立ち並んでいます。当然そこは華麗にスルーしてバスで宿まで向かいます。

ラスベガスは死ぬほど暑いです。砂漠の中のオアシスといった感じでドバイが思い出されます。昼間は40度を超えてくる場合もあるのでまともに外出ができません。

着いた時も40度弱の灼熱の中、バスを見つけ宿に向かいます。

ウォータショー

ラスベガスは完全にグランドキャニオンに向かうための足がかりではありましたが、サクッとご飯を食べてせっかくなので観光に向かいます。

どうやらウォーターショーが有名ということで目的の場所まで向かいます。

こういう水のショーがあるのもドバイに近いです。砂漠の癖にどうしてそんなに水があるのか不思議でしょうがないです。

ウォーターショー自体は音楽に合わせて噴水と光でショーを作っているような感じでなかなかに見応えがありました。ショー自体は五分間くらいだったと思いますが、おそらく15分おきくらいに行われていて、周りにはたくさん人が集まっていました。

僕は次の日の朝が早いこともあり、一度鑑賞してサクッと帰りました。

35日目

朝早起きしてレンタカー屋に向かいます。空港近くが安かったのでそこまで向かうのですが、ちょっと宿から遠すぎました。2時間はかかりませんが、空港までバスで向かい、そこからレンタカー屋が集まるシャトルバスに乗り、そこからさらにレンタカー屋のシャトルに乗って着くという感じでかなりしんどかったです。

空港近くにあると思い込んでいたので予定より1時間弱遅れて出発します。

飛行機から見た谷がすごかった。グランドキャニオンの手前

ルート66

聞いたことがある人も多いとは思います。よくルート66を使ってアメリカ横断にチャレンジする人が多いと聞きます。

実際にはルート66は旧中山道みたいなかんじなんですかね。他の高速を使っていたので通りはしなかったのですが、休憩がてら沿線沿いにあるタリグマンという街に寄ってみました。

小さな街ですがカーズの舞台にもなった街のようでルート66の記念グッズや昔の車やバイクがあちこちに並んでいてそれなりに見応えがありました。

36日目

ラスベガスから走ること約500キロくらい。休憩含めて6時間くらいでようやくグランドキャニオンに着きました。

国立公園内で車一台ごとに35ドルが取られます。ちなみに近づくにつれてグランドキャニオンらしい風景になっていくのかと思いきや、周りはただの林という感じで全然雰囲気は出てきません。

ビジターセンターに車を止めて外に出ると暑いですが、ラスベガスみたいな死ぬような暑さではありません。だいたい30度前半くらいです。というのもグランドキャニオンは標高2000Mを超えるそうです。冬には雪も降るみたいで砂漠地帯といえども色々ですね。

そしてビジターセンターから歩いて鑑賞スポットに向かいます。

すごい、すごいです!大地の運動と雨や風だけでどうしてこんな地形が出来上がったのか。ただただ深く、広い渓谷があたり一面を覆い尽くしています。

今回の旅の中でも一番期待の高かった場所、というより人生で一番行ってみたかった場所で期待を裏切らない圧倒的なスケールの景色に大興奮でした。

そのままいくつかハイキングコースがあり、いくつかのビュースポットがあったので歩きながら色々鑑賞してみました。

あんまりちゃんと知らなかったのですが、どうやら谷底までいくハイキングコースがあるようです。それを知ったのが夕方で、街頭も全くない場所で日が沈んだら命に関わるので、1時間弱暗くなる前までに歩いてみました。おそらく1/3も到達しなかったと思いますが、谷からみる景色もなかなかに壮大です。時間があれば谷底まで行ってその景色を感じてみたかったです。

そしてサンセットです。砂漠なので遮るものがなく、標高も高いので比較的澄んで景色が見えます。壮大な渓谷に日が沈んでいく姿もまたとても美しかったです。

車に戻り、スーパーみたいなところで車中泊を試みます。何しろ公園内の宿が高すぎます。安いところで150ドルからとかでとてもじゃないけどやっていけません。

明日はサンライズを見るため、また早起きするので早く寝ます。

と思って眠りについていたところ、窓ガラスをどんどんとされて開けると警備員が立っています。どうやら国立公園内は車中泊が禁じられているようで決められた宿泊施設か、さもなくば国立公園から出る必要があるようです。

なんてこった、少し検索してどうやらキャンプ場が使えそうなので場所を移し、そこで眠りにつきます。またドンドンとされないといいのですが・・心臓に悪いです。

街頭もなかったので久しぶりに星空が見えました。天の川までくっきりということではなかったですが、やはり星空はいいですね。


37日目

おはようございます。朝4時半に起きました。ドンドンとされることもなく無事キャンプ場を抜け、昨日行ったビジターセンターに車を置いて、日が昇るのをじっと待ちます。

一日が始まる瞬間の少し緊張のある静寂がとても良いですね。舞台で開演前に拍手が起きて、そこから一気に静かになるあの感覚にとても近いです。ほとんど無音で時々虫の羽音だけが聞こえてきます。

そして日が昇ります。あっという間に渓谷の壁を一面真っ赤に染めて、長い長い影が伸びてきます。海洋国である日本では、水平線からのサンライズは見ることはありますが、地平線から昇ってくるのもまたいいですね。

少し周りを散策してから、まだ眠気があったので少し仮眠します。車を運転するので眠気は厳禁ですからね。

影がめちゃくちゃ長い

デザートビュー

仮眠をしてから車で30分ほど走り、公園内の東端にある別のビュースポットに向かいます。

メインスポットとはまた見える景色がだいぶ異なっているのですが、特に少し高台に登って谷底が長く、地面に線を書くように広がっている様子が見られて、また一味違った感動を得られました。

少し見え方が違う
塔が特徴的

アンテロープキャニオン


デザートビューから約200キロ、車で約2時間かけてまた違った独特の景色で有名なアンテロープキャニオンに向かいます。アンテロープキャニオンは現地ツアーの予約が必須で1週間前にはほとんど売り切れてしまうので早めの予約が必須です。時間も細かく決まっており余裕を持って着くことが重要です。

ちなみにアメリカの高速はだいたい制限が75マイルとかでこれは130キロ相当くらいなのでガンガン飛ばして進んで行きます。

と思って進んでいくと携帯の時間帯が何故か1時間進んでいます。あれ、もしかして国内で時差違う??早めに着く予定だけどもしかして時間に間に合わない??

そんな不安を抱えながら目的地まで進みます。実際に着いても携帯上は時間がずれており、ダメかもしれないと思いながら見てみると現地の時計は特に時間はずれていません。なんでやねん!と携帯に突っ込みを入れながら、しかも早くついたので早めのツアーに参加させてもらえることに。

全然焦んなくてよかったじゃん。と思いながらほっと一息ついてツアーに参加します。

現地のネイティブアメリカンがどうやってこの景色ができたかを説明してくれます。原理はやはりグランドキャニオンと同じで大地の侵食や隆起、水と風がこの景色を作り上げるのですが、特にミネラルをたくさん含んだ砂に水がかかるとかなり硬質に変化し、それが圧縮されることによって岩のように硬くなるようです。それが時間をかけて風雨に削られてあの独特の景色ができるようです。


正直グランドキャニオンのついでくらいの気分で参加していたのですが甘かったです。ちょっとビビるくらいすごいですね。グランドキャニオンよりも間近に、触れられる範囲で壮大な景色が広がっているのでより感動を近くに感じることができました。

そんなこんなで目的を果たし帰路につきます。近くにザウェーブという有名なスポットもあるらしいのですが抽選で1日10名までしか入れないという激レアチケットらしく大人しく諦めます。

また500キロ6時間くらいで帰ります。遠い・・行きはグランドキャニオンを挟んで南側から行きましたが、帰りは北側から帰ります。北の方が砂漠でグランドキャニオンの雰囲気のある岩が立ち並んでいてドライブしていて楽しかったです。

夜、宿につき次のフライトも早朝なので速攻で眠りにつきます。

38日目

始発のバスで空港に向かい、サンフランシスコに向かいます。

ほとんどトランジットなんですが、半日くらい時間を空けたのでそこそこのスポットに回ることができます。

着くと寒いです。おそらく500キロも離れていないのですが山脈を挟んで気候が全然違います。ラスベガスは30度超えだったのにサンフランシスコは日中20度以下です。緯度帯はほとんど変わらないので地形による影響です。

地形でここまで気候が変わることは想像していませんでした。地球のシステムというのはなかなかにわからないものですね。

サンフランシスコ空港について荷物を置こうと思ったのですが、どうやら荷物検査をした先に荷物預かりがあるんですかね??全然発見することができず諦めて街中に荷物を預けて街を廻ります。

ロンバード通り

サンフランシスコらしい景色が見られる通りということで有名です。サンフランシスコは海沿いですが、かなり山がちな地形で感じとしては長崎とかが近いでしょうか。区画整備された中で急な斜面をケーブルカーが上り、その先に海があるこの感じはなんか見たことある!という気持ちにさせられます。

また急な道沿いを使って花壇が整備されている区域もありそこもなかなか綺麗でした。

植物園

どうやら世界の美術品を集めると言わんばかりに、世界の植物をコレクトしている植物園があるということでそちらに向かってみます。

しかしサンフランシスコは観光地がまとまっていないので一回の移動でだいぶ時間をロスします。

かなり広い植物園で、日本庭園も含めたアジアの植物や南米、アフリカ、カリフォルニア、オセアニアなど本当に各地の植物が見られます。特にオセアニア地域の木々は日本ではなかなか見慣れない、垂れている木々が立ち並んでいて不思議な印象を受けました。

また古代の植物と行ったエリアもあり、おそらく古代から生えている植物を使って森にしているのだと思いますが、約3億年前から1億年前の植物が並んでいて、古代地球の様子に想いを馳せることができました。

ゴールデンゲートブリッジ

サンフランシスコの代名詞といえば、このゴールデンゲートブリッジでしょう。100年以上も前にこの橋が建てられて今なお使われています。

正直にいうと瀬戸大橋とかの方が立派ですし大きいのですが、やはり街の発展を共に見てきた長い歴史のある橋というのがポイントなんでしょうね。

海岸沿いは歩道やサイクリングレーンがあり、そこに花畑が広がっていてとても雰囲気がよかったです。

フィッシャーマンズワーフ

サンフランシスコで一番人が集まる場所と言われるのがこの場所です。レストランやカフェなどが並んでいます。そしてここはなんといってもアシカです。

おそらく100匹以上のアシカが折り重なるように寝ています。ここまでくると可愛いというより唖然とする感じなのですが、野生らしく水族館以外のアシカが見れてよかったです。

本当はロブスターとかが有名らしいので、そういうディナーをいただければよかったのですが、しがない若者の一人旅でそんな贅沢はできないので諦めてそこまで高くないクラムチャウダーをいただいてから空港に向かいます。

サンフランシスコはものすごい観光地という訳ではないですが、割と快適な気候で自然も多いので生活はしやすそうな感じでした。あと、中国人がものすごく多かったですね。さすが西海岸。中国語も併記されていることが多かったです。

まとめ

アメリカは1週間くらいかけて色々旅をしました。アメリカに対するイメージははっきり言って最悪でしたが、思ったよりずっと治安はよかったですし、物価ももっとずっとひどいかと思っていましたが欧州とそこまで変わらないです。

そして、その広大な土地に広がる自然は日本とは比べものにならないスケールで圧倒されました。円安なのでなかなか厳しい旅ではありますが、現代を引っ張ってきたアメリカの雰囲気を感じることができよかったです。

次は旅の最後となるオセアニア(ニュージーランド、オーストラリア)です。最後まで大きな事件なく旅を終えたいですね。それではグッバイ。

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