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3つの壁を越えていけ【読まない・信じない・行動しない】

浪人時代、大学に合格する前からブログをオープンし、勉強法の発信を始めた。
もちろん、まだ合格していないのだから、説得力はゼロだった。
だが、読者はどんどん増え、人気ブログランキングでも、トップ3に入るほどになった。

大学に入学し、そのままブログを継続。
ビジネスとして発信を始めた。
どうせやるなら成功したかったので、受験勉強の方法論をフル活用して勉強した。

アルバイトが必要ないくらいの収入にはなったし、就職するかフリーランスで生きていくか迷うくらいの規模にはなった。
その話はまたおいおいということで。

今日はその中でも、今の仕事にも生きているなあと思うことをテーマに書こうと思う。

読まない・信じない・行動しない

発信する目的は何か。
それを突き詰めると、自分の発信を受け取った相手が幸せになることだと言える。

ビジネスでも、教室でも、ここは同じだと思う。
そう考えると、相手に何らかのプラスの変容が起きることが、発信の目的だと言える。

その目的を達成するために、自分が発信して何かを届けたいと思ったときに、現れる壁が三つある。

「読まない」の壁

一つ目が、読まないの壁。

そもそも自分の発信を読んでもらえないということ。
この壁を超えないことには、その先に絶対進まない。
だからこそ、この壁を越えることに注力する必要がある。

多くの人は、自分の伝えたいことだけを伝えようとするのだけど、それでは自己満足でしかない。
あなたの言いたいことは相手の聞きたいことではないかもしれない。
この視点を忘れてはいけない。

顧客の靴を履け

大事なのは、相手目線。
相手が何を知りたいのか、相手が何を読みたいのか、相手が何を求めているのかを徹底的に分析する。

読み手の目線で物事を見ることが大切。
自分の見ているものを一生懸命伝えるのではない。
相手の見ているものをいっしょに見ようとすることが大事。
そして、いっしょに歩もうとすることが大事。

そのためには、相手を知るしかない。

「顧客の靴を履け」である。

相手になったつもりで考える。
相手になったつもりで行動する。

その積み重ねで、少しずつ、自分の伝えたいことと、相手の聞きたいことが近づいていくのである。

「信じない」の壁

二つ目が、信じないの壁。
何とか読まないの壁を乗り越えて、読んでもらうことができたとしても、次に、書いてあることを信じてもらわなければならない。

「信じてください」と何百回唱えても、意味がないのである。

では、どうやってこの壁を越えるのか?

感情を動かせ

客観的な事実をたくさん書いていくことも一つの方法だ。

こんなメリットがある。
こんな良さがある。

それを並べれば、なるほどな、と思う人も少しはいるだろう。
データや数字で語ることも信憑性を増すには必要かもしれない。

しかし、それだけでは、人は信じない。
大切なのは、客観的な事実をただ羅列するのではなく、感情を動かすことにフォーカスすることだ。

「信じる」というのは理屈ではなく、感情である。
感情が動いたときに、人は信じるのである。
その発信によって感情が動くかどうか、をまず考えなくてはならない。

感情が動く最たるものは、物語だ。
小説や映画が人の心をあれだけ動かすことができるのは、そこに物語があるからに他ならない。
あなたが伝えたいことを、物語にする必要がある。
客観的な事実だけではなく、同時に物語を伝えることで、人の感情は動き、信じるに至るのである。

何を言うかではなく、誰が言うか

想像してもらえればわかることだが、発信内容だけでこれを実現するのはとても難しい。物語を作るのはそう簡単ではない。

じゃあどうするか。
1番簡単にこの壁を越えるには、あなたという人間を信じてもらうことだ。

「何を言うかではなく誰が言うか」

よく言われるが、その通りで、「この人が言うなら」と思ってもらえると1番早い。
読み手にとっての、「この人なら」になることを目指すのだ。

どういう人が信じてもらえるか。
要素はいくつかあるが、情熱、知性、言行一致、一貫性あたりがキーワードになると思う。

相手に信じてもらえる自分であること。
自分に嘘をつかないことが大切である。

「行動しない」の壁

三つ目が、行動しないの壁。
読んで、信じても、行動に至らない。

言うことには納得してるしその通りだと思う。
でも行動できない。
あなたにもこんなことってないだろうか?

例えば、筋トレ。

例えば、ダイエット。

例えば、読書。

やればいいことはわかっているし、その通りだと納得もしている。
でも行動に至らない。

この壁はかなり高い。
そもそも、人間は行動したくない動物なのだ。
大昔からの脳の仕組みだから仕方ない。

生き残るためには、行動することはリスクだから。
余計なことをして、村を全滅させてしまうわけにはいかないのである。

では、これを乗り越えるためにはどうするか?

スモールステップ・報酬を与える・仲間づくり・習慣化

方法としては4つある。

スモールステップで、一歩目のハードルを下げること。
絶対、どんだけサボってもできるくらいのハードルにまで下げておく。
筋トレなら、腕立て伏せ1回!とか。

下げたハードルを超えたら、報酬を与えること。
最初は外発的なもので構わない。
とにかく、やる理由を与えることが大切。

それを継続し声をかけ合う、仲間を作ること。
自分1人では続かなくても、誰かと一緒ならやれる。
自分1人じゃない、というのは思っている以上に大きいのだ。

その先に、習慣化がある。
考えずともその行動を取れるようにすること。
習慣にすることができれば、それが自然になる。
当たり前に歯を磨くように、当たり前に風呂に入るように、習慣になれば、行動は自動化され、変容は加速していく。

教室にどう活かすか

3つの壁を越えることで、相手の行動が変わる。
幸せな未来を実現するための習慣が身につき、歩んでいくことができる。

僕の仕事は小学校の先生だ。
ビジネスの目的も、教育の目的も、根底は同じだと思っている。

相手が「幸せな未来に向かって自ら歩んでいける」ようにすること。

それが仕事だと思っている。

だからこそ、教室を作っていく上でも、この3つの視点が生きるところはたくさんある。というよりも、この視点を欠かすことはできない。

では、教室へどう活かしていくか。
僕が実際にどう活かしているのか。

ちょっと長くなりすぎているので、ここら辺で中休みとしたい。

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(果たして僕は「行動しない」の壁を超えられるのでしょうか・・・笑)

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