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人には必ずいいところがあると信じ抜くこと

うちの長男が、道徳の時間に先生にお手紙を書いたとのこと。
見せてもらうと、プリントの表裏にびっしりと、めちゃくちゃ愛のある言葉のプレゼントがたくさん並んでいました。
最後にはこう結んでありました。

「こんなにたくさんいいところがある先生は、ほんとうにすてきだよ」

「そんなにたくさんいいところを見つけられるあなたもすてきだよ」って、コメントを返してくださった先生には感謝しかありません。

一方、生きていれば、なんでこの人はこんなことをするんだろう?という場面に必ず出会うことがあります。
理不尽に人を傷つけようとする人にも出会うかもしれません。
残念ながら、人と人が関わることは、思っている以上に難しいのです。

そんな時、どうするか。

自分でコントロールできるところに集中しろ、とよく言われます。
でも、自分でコントロールできるところなんて実はほとんどないんですよね。

例えば、自分の腕ひとつとっても、自分の思い通りに動かすのはとてつもなく難しいです。
嘘だと思うなら、目を瞑って、肩の高さまで腕を上げてみてください。
目を開けた時、あなたの腕は、きっと、肩と平行にはなっていないと思います。

自分の体でさえ、思うようにコントロールできないのです。
それなのに、他人をコントロールするなんてできるはずがありません。

コントロールできるのは、受け取り方。
自分が世界をどう見るかというところしかありません。

僕はこう考えています。

愛と勇気を持って人と関わる。

僕の仕事は小学校の先生だ。
子供たちがより良い人間関係を築き、幸せに生きるための土台を作るのが仕事だ。

自分と目の前の人は違う人間だ。
わかりあうことなんて、そもそもできるわけがない。

だから、自分を傷つけようとする人のそばにいる必要はない。
そっと離れればいい。
自分を一番大切にするべきだ。

でもね。
それでも。
僕は諦めたくないんですよ。

人には必ずいいところがある。
絶対にある。
そう信じているのです。

目の前の人には絶対にいいところがある。
そう信じ抜く。

そのままの相手を受け入れる。
その上で自分の願いを伝える。

わかりあうことは諦めても、相手をわかろうとすることを諦めない。
自分を伝えようとすることを諦めない。

愛と勇気を持って、人と関わりたいのです。

いいところがないのではなく、自分の目が悪いだけ。
いいところがあるのに見えていないだけ。

教室でも、職員室でも、家庭でも、どこでも同じ。
相手をわかろうとすることを、諦めたくないのです。
いいところを見ようとすることを、諦めたくないのです。

終わりに

自分にはいいところなんて一つもない?

そんなことは絶対にない。

人には必ずいいところがある。
これは自分自身にも当てはまるからだ。

あなたには必ずいいところがある。
僕は、そう信じている。


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