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目の前にいるのが宇宙人だと思って話を聞け。

息子と裏庭で野球をしてきたんですよ。

手も足もばらばらやし、うまいことバットはボールに当たらないし、野球?って感じ。
思わず手取り足とり教えたくなったんですが、ぐっと我慢しました。

なんでかって?

ボールの投げ方やバットの振り方を教えたら、上手になるのかもしれない。
でも、それを息子が望んでるかどうかはわからないんですよね。

今この子が何を感じて何を考えているのかな? 
って、ふと考えて立ち止まることが大事なんちゃうかなーと思うわけです。

「つかみ」が大切。

よく言われる、「つかみ」が大切という言葉。

この時、何をつかむのか?
それは、心です。

じゃあ、心ってなんだろう?
それは、感情です。

つまり、感情に訴えかけることがつかみでは大事。

じゃあ感情が動くのは?
好きなもの、興味のあること、新しいこと。

今から始まる何かが、この3つに当てはまると感じさせるのが「つかみ」なのです。

逆に言えば、この3つに当てはまらなければ、話は聞かないということ。

興味がないことは聞かない。

人って、興味がないことは聞きません。
「もう知ってる」って思ったことも聞かないんです。

話を聞いてほしかったら、相手が何に興味を持っているか考える。
相手が何を知っているのか考える。

つかみの技術はもちろん大事やけど、それよりも、相手のことをどれだけ考えているかが大切なのです。

自分がどれだけ相手のことを考えているかは、必ず伝わるから。

逆に言うと、それがなければ、そもそも話自体が成り立ちません。

宇宙人だと思って話を聞け。

もし目の前にいるのが宇宙人だったら、もっと注意深く、興味を持って相手の話を聞こうとしますよね?

何が好きで、何に興味を持っていて、何を大切にしていて、何を目指しているのか。
どこからきて、どこを目指して、何をしたいのか。

相手を自分の思い通りにしてやろうというよりも、相手のことを知りたいって思いますよね?

今、あなたの目の前にいる人も同じです。

自分とは違う人間です。

じゃあ、宇宙人と同じじゃないですか(極端?)

宇宙人の行動や言動を否定したり、変えようとしたりしますか?

他人と向き合うな。自分と向き合え。

僕は相手と完璧に分かり合えると思ったことは一度もありません。
でも、わからないからこそ、わかりたいと思っています。

他人と向かい合っても、相手が見ているものは見えません。

相手が見ているものを見ようとする。
それが大切なのだと思います。

ただ純粋に、関心を寄せる。
ただ純粋に、相手を知ろうとする。

息子と過ごす時間は、どんな本を読むよりも、どんな勉強会に出るよりも、学びが大きいですね。

それでは。
また来週!

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