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自由詩『真意1/2』
どれだけ言葉を交わしても、
言葉は真意の1/2、もう片方が分からない。
その、もう片方を知りたくて、
更に言葉を費やすが、
言葉は真意の1/2、もう片方が分からない。
それでも、もう片方を突きとめたくて、
無駄に言葉を費やすも、
言葉は真意の1/2、もう片方が分からない。
分からないので、推察する。
もう片方がどんなものかを。
「もう片方は、こうじゃない?」
問う自分、問われる相手、
言葉を用いて話す以上、
伝わる気持ちは常に半分、真意は常に1/2。
それでも僕等は言葉を交わす。
相手の想いを確かめたくて。
「もう片方は、こうじゃない?」
📝2007年作、2023年筆削
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