自由詩『ひたすらに』
ただひたすらに歌い続けるんだ
周囲の視線に怯え切りながら
ただひたすらに挑み続けるんだ
現実という名の幻に
明日はない それでも突き進む
僕たちは 救われない利己主義者
お互いに 気づかぬフリをして
お互いに 鮮やかに欺き合って
ただひたすらに歌い続けるんだ
周囲の視線に怯え切りながら
ただひたすらに挑み続けるんだ
現実という名の幻に
忘れない 君のこと永遠に
言いつつ 忘れている愚かしさ
忘れない 忘れない君のこと
いつの日か またどこかで出逢えるはずさ
ただひたすらに歌い続けるんだ
周囲の視線に怯え切りながら
ただひたすらに挑み続けるんだ
現実という名の幻に
📝1998年作、2007年筆削
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