自由詩『狐と蛙』
人に使われている人間は、
奴隷根性の持ち主だ。
人を使っている人間は、
選民思想の持ち主だ。
人に使われている人間は、
見て見ぬふりをする人間だ。
人を使っている人間は、
人を見る目がない人間だ。
人に使われている人間は、
会社(社会)に画一化されてしまった人間だ。
人を使っている人間は、
他人を支配(マインドコントロール)しようとする人間だ。
人に使われている人間は、
虎の威を借る狐だ。
人を使っている人間は、
井の中の蛙だ。
人に使われる人間にはなりたくない。
人を使う人間にもなりたくない。
人は使われたり、使ったりするような
〈もの〉ではないのだ。
小説『EGOILL』Chapter.2より
📝2007年作、2017年筆削
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